賠償提訴「元同僚が『ちゃん』付け、『女らしくしろ』」発言 警察庁の40代の女性警視が、元同僚の男性警視によるセクハラを受けて抑うつ状態になったとして、同庁が公務災害と認定していたことが明らかになった。女性警視は元同僚を相手取って550万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしており、訴訟記録にも被害の経緯が記されている。元同僚側は争う姿勢を示している。 訴訟に提出された警察庁の内部資料などによると、女性は2014年、関西地方の県警から警察庁に転任してきた元同僚と同じ職場になった。女性は15年1月、元同僚からセクハラを受けたと上司に申告。調査した同庁は昨年3月、女性の精神的不調は元同僚からのセクハラが原因と認定した。既に2人の職場は別々になっている。