『週刊新潮』 2013年5月23日号 日本ルネッサンス 第558号 5月10日、私がキャスターを務めるネットテレビ、「君の一歩が朝を変える!」で「奪われる日本の国土」をテーマに取り上げた。「言論テレビ」が配信するこの番組の、元気のよい名前は品川女子学院の生徒たちがつけた。番組では毎週ゲストを招いて小一時間、地上波のテレビ報道や新聞報道よりもずっと深く問題を掘り下げ、本質に迫る議論を重ねていると自負している。 過日お招きしたのが東京農大客員教授の平野秀樹氏である。氏はこれまでに『奪われる日本の森』(共著)、『日本、買います』(いずれも新潮社)などを上梓した。 日本の土地、とりわけ水源地や森林を外国資本が買い漁っていることは広く知られている。平野氏の報告はそうしたことを知りながら手を拱いてきた日本政府及び国民に冷や水を浴びせかけるものだった。 氏は対談の冒頭、北海道から沖縄まで、○や△印をつけ
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