2020年大統領選挙が後半に差し掛かるなか、トランプ選挙部は大きな問題を抱えていました。トランプは2017年に大統領に就任した直後から選挙対策部を立ち上げ、再選のために寄付金を集める活動をしていました。これは、これまでのいかなる大統領と比べても早くから再選のために活動していたことになります。 トランプ選挙部長らは「巨額の寄付金をあつめ、強力な組織を築いた」と自慢していました。一方で、早くから活動するということはその分人件費やオフィス費などもかかります。そのうえ、選挙部のスタッフらは寄付金を集めるための献金パーティーに出席するために各地に出張しましたが、内部では「寄付金で払われたバケーション」とも言われていました。 また、選挙部はトランプを喜ばせるために勝つ可能性が全くないワシントンDCで広告を打ったり、巨額の費用が掛かるスーパーボールでの広告を打ったりしていました。 こうして、集めた寄付金