江戸時代初期、信州高遠藩内藤家の下屋敷に甲州街道の新・宿場町として開かれて栄えた四谷内藤新宿(江戸四宿の一つ)に由来する新宿区新宿は、関東大震災後の東京西郊外の人口急増や昭和の大戦後の商業地復興に伴い発展してきました。渋谷・池袋と並ぶ三大副都心の一つとして、利用者数が世界一のターミナルであるJR・各私鉄の新宿駅東口方面が有数の繁華街・ショッピング街として賑わい、新宿3丁目などを中心に老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが何軒も残っています。
「フェスタ」という字面から、どんな風景をイメージしますか? さびれた商店街やデパートの端っこでやっている、ちいさなバザー、見向きもされない素人の催し…。 そんなイメージでした。豊島屋フェスタに出会う前までは。 豊島屋フェスタとは?(参加前の認識) 東京都東村山市に蔵を構える「豊島屋酒造」が行う、秋の蔵開き(酒造りの開始・新酒のお披露目に地元の人たちをまねくミニイベント)。 ※ここまでが参加前の印象です。 豊島屋酒造は近年「屋守(おくのかみ)」で人気急上昇中の気鋭蔵。 秋〜冬といえば蔵開きの季節。東京は東村山にある豊島屋酒造の蔵開きにいってきました。 チケット完売!東村山駅がパンク! 豊島屋フェスタは午前11:00に開場。最寄りの東村山駅からは徒歩20分(!)。東村山駅からバスでもいけます。 という情報をもとに、10:00すぎくらいに東村山駅に到着しました。東京の西のほうの、はっきりいうと田
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親に棄てられ、「JKビジネス」に引きずり込まれる女子高生の姿が描かれている 貧困や虐待などの問題を抱える少女をサポートする「若草プロジェクト」の設立3周年シンポジウムが青山学院大学(東京都渋谷区)で開かれ、参加した作家の桐野夏生さんらが少女らを取り巻く現状を訴えた。桐野さんは近著『路上のX』の中で親に棄てられ、「JKビジネス」に引きずり込まれる女子高生の姿を描いている。同プロジェクト代表の村木厚子さん、瀬戸内寂聴さんの秘書、瀬尾まなほさん(同プロジェクト理事)らも登壇。桐野さんは取材を進めるうちに、少女たちを食い物にする大人の悪意に衝撃を受けたと明かした。 * * * 「作品を書いている最中に、JKビジネスに詳しく、また経営者とも知り合いだという男性に取材をしました。彼らは17歳以下の少女のことを『アンダー』と呼んでいて、目を輝かせながら『肉の付き方が違う』と語り、『買うのではなく、恋
エッセイスト&バーマンで、伝説の編集者でもある島地勝彦さんが主宰する『サロン・ド・シマジ』が、伊勢丹新宿店メンズ館から西麻布に移ってグランドオープン。島地さんが「自分の人生、79年の集大成であり縮図。出来上がりは完璧です。満足しています」という贅沢な空間の中で、格言である「人生は、運と縁とえこひいき」について伺いました。 →前編はこちら 「バーカウンターは人生の勉強机」だから、いろいろ訊いてみた マコ 島地さんは、大学卒業後に集英社に入社し、『週刊プレイボーイ』編集者を務め、1982年に同誌の編集長に就任して、100万部雑誌に育て上げました。自分はちょうど大学生で、毎週真剣に読んでいましたが、なぜ集英社だったんですか。 島地 もともと雑誌と書籍が好きだったので、出版社に入ろうと思った。 マコ 講談社ではなかったんですね(笑)。 島地 当時、集英社は新しい若い会社で、私のような変人は音羽(講
菊地成孔が主宰するDC/PRGが2021年4月2日、東京・新木場 USEN STUDIO COASTでラストライブ『Hey Joe, We’re dismissed now/PARTY 2-TOKYO』を開催した。 今年2月に突如として“解散声明”を発表。その理由として、第1に“ここ数年は心ならずも、ライブのセットリストも固定化し、元老院(オリジナルメンバー)である坪口、大儀見、津上、を始め、最新のメンバーである秋元修、近藤佑太までも含め、伝統芸能化してきた事は否めない”という現状が、“名人芸化や自己模倣、ブランドの維持を善しとしません”というポリシーに反すること。第2に“合衆国の“他国への空爆と経済の維持”という反復”とリンクしてきたDC/PRGの活動が、合衆国自体の“南北戦争以来の内戦準備状態”への移行により、シフトチェンジせざるを得なかったことを挙げている。(※1) 最後のツアーは、
菊地成孔「乱世の時こそ、僕は元気になる」、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール結成までの回想と今、考え、思うこと ジャズ・ミュージシャンの菊地成孔が日本から見た最果てであるアルゼンチンの都市、ブエノスアイレスに初めて訪れたのは2004年。雑誌『エスクァイア日本版』がラテンミュージックの特集を組み、その特派員としての任を受けた時のことだった。幼少期の記憶やブエノスアイレスでの体験を拡張させる形で2ndソロアルバム『南米のエリザベス・テイラー』がリリースされ、その収録曲と世界観を舞台で再現するためのオルケスタ、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールが結成されたのが翌年。以降、恒久的な活動をし、15周年を迎えた同オルケスタは、11月18日にサントリーホールという初の舞台でコンサートを行う。菊地に当初を回想してもらうのと共に、今、何を考え、思っているのかを尋ねた。 南米音楽の芳醇な伝統への敬
ナタリー 音楽 特集・インタビュー 氣志團 筒美京平はなぜ我々を魅了するのか?武部聡志×綾小路 翔(氣志團)、2枚のトリビュートアルバムがあぶり出した偉大なるヒットソングメーカーの真実 V.A.「筒美京平SONG BOOK」 / 氣志團「Oneway Generation」 PR 2021年4月13日 日本が誇るヒットソングメーカー・筒美京平が2020年10月、惜しまれつつこの世を去った。 いしだあゆみ「ブルーライト・ヨコハマ」、尾崎紀世彦「また逢う日まで」、ジュディ・オング「魅せられて」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、近藤真彦「スニーカーぶる〜す」、NOKKO「人魚」、小沢健二「強い気持ち・強い愛」、TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」……氏が世に遺したヒットソングは枚挙にいとまがない。国民的テレビアニメ「サザエさん」のオープニングなど、至るところで目にする「筒美京平」の4文
天野千尋監督作『ミセス・ノイズィ』が現在公開中だ。 本作は、第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門にて上映され話題となった、天野監督のオリジナル脚本作。ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2人の女の運命を狂わせる大事件へ発展していく。 公開が始まりふつふつと話題になっている本作。今回、リアルサウンド映画部で映画連載も行っている音楽家/文筆家の菊地成孔に、本作を鑑賞してもらった。「知的にコントロールされたウェルメイドなエンターテインメント作品」と評する菊地は、本作のどこに魅力を感じたのか。長文のインタビューにて語ってもらった。脚本上の避けられない「穴熊」にまで踏み込み、「令和の映画はSNSをどのように扱うべきなのか」という重要なテーマにまで議論が及んだ。(編集部) ※本稿は『ミセス・ノイズィ』のネタバレを含みます。 「最後の最後まで
メンズファッションライターのマコ(♂)とマル(♀)が、話題の新店をご紹介する連載。 今回の新店は、マル(丸山尚弓)ちゃんが推奨するバー、『サロン・ド・シマジ』に伺いました。店主はもちろんエッセイスト&バーマンの島地勝彦さん。今年3月まで、週末には伊勢丹新宿店メンズ館8階にあった『サロン・ド・シマジ』のバーカウンターに立って、全国から訪れるファンと時間を共にしていた、あの島地さんです。そんな島地さんが、西麻布にオープンさせたバーに今回は潜入。 マルちゃんにとっては人生の先生、マコ(梶井誠)にとっては尊敬する編集者である島地さんの渾身の新店は、やはりただものではありませんでした。 再開&再会の乾杯の合言葉は、「スランジバー!」 マル オープンおめでとうございます。島地さんのお薦めのお酒で、まず乾杯しましょ! 島地 それならスパイシーハイボールにしましょう。グラスを持って、私が「スランジ」といい
新大久保といえば、「東京のコリアンタウン」と呼ばれ、連日多くの女性たちで賑わい注目を集めている街。しかし実際に足を運ぶと、その町並みは決して韓流一色ではない。 そこでは実にさまざまな人種や国籍、そして宗教が入り混じった、独自のミックスカルチャーが形成されている。日常のすぐそばに人知れず息を潜めている多文化共生のヒント。一度その視点に気づけば、縁もゆかりもないお互いの存在を認め合う眼差しが得られるはずだ。 自ら新大久保に住みながら、そこに居住するたくさんの外国人を取材して書かれた『ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く』(辰巳出版)。実際に新大久保の町を歩きながら見えてくる光景が、異文化理解のきっかけになるかもしれない。そんな思いを胸に、『ルポ新大久保』の著者、室橋裕和さんに、新大久保の町を案内してもらった。 新大久保を歩きながら見えてくる、中東、南アジア、韓国、中国、ローカリティー 「知らない
本場の中華料理が食べられると近年、人気を博している埼玉県・西川口。大多数の善良な在日中国人は地元に溶け込んで暮らしているが、水面下ではきなくさい動きが起こっている。取材班が現地で見たものは!? 6月に摘発された違法カジノ賭博店摘発当日の様子。多くの報道関係者や野次馬が見守るなかバカラ台などを押収。計18人が逮捕された(写真は関係者提供) 6月13日の夜、新型コロナウイルスの影響で人通りもまばらな埼玉・西川口駅前の街の暗がりを、警察車両の赤色灯が染めた。雑居ビルの一角でバカラ賭博を行っていた違法カジノが、摘発されたのだ。 「賭博場開帳等図利などの罪で、関東の指定暴力団傘下組織の幹部らが逮捕されました。県警に情報提供があったことが摘発のきっかけでした。大きなバカラ台が警察によって運び出されたとき、野次馬から歓声が上がりました。地元関係者によると、西川口にはこの店のほか、中国系や韓国系など3~4
横浜中華街や神戸南京町は華やかな非日常のチャイナタウンだ。飾り気のない「日常の中国」に出会いたければ、池袋北口に行けばいい。ここには1980年代以降に来日した新華僑の経営する店が約200店舗もある。西口なども加えた池袋駅周辺全体ではその数は300とも400とも言われる。中華料理店だけでなく、食材・雑貨店、旅行代理店、不動産仲介店、美容院、保育園、自動車学校、インターネットカフェなど様々な種類の店や施設がある。池袋の中華街は中国人の日常生活を支える街である。 駅の地下街から階段を上り、北口に出ると、中国語のフリーペーパーを配るおばさんがいた。横には携帯電話を耳に当て大声で中国語をしゃべるビジネスマン風の男。目の前には池袋の中国人に食材を提供する食品店のビルが立つ。「陽光城」と書かれた赤い看板が日射しを浴びて輝いていた。 ここには中華街の入り口を示す楼門もなければ、関帝廟もない。それどころか、
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