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ブックマーク / courrier.jp (28)

  • 米紙が報道「軍事化が進む沖縄で、若年層は米軍基地に反対していない」 | 戦争を知る高齢者の声は届くのか

    自衛隊で最も新しい駐屯地は、石垣島に建設された。米軍普天間基地の辺野古への移設問題で、国と沖縄県は激しく対立している。 こうした軍事化が急速に進むなか、沖縄に暮らす人々はどう考えているのだろうか。台湾有事を想定しておこなわれている避難訓練を取材しつつ、現地の人々の声と「世代間のギャップ」を米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が深掘りした。 「日中が危険だ」 最初の空襲警報が鳴ったとき、草で覆われた公園でうろうろしていた人々はほとんど動かなかった。5歳になるサノ・タエは母親の手をつかんだ。 周りにいる黄色いビブスをつけた人のなかには、心もとなく歩きだす人もいた。だが、当に緊迫感が高まったのは、困惑した群衆のなかを青いユニフォームを着た男性が駆けていったときだった。 「もう一度やります」と、その男性はメガホンで叫んだ。 またサイレンが鳴り響くと、「たったいまミサイルが発射されました。ただちに避難

    米紙が報道「軍事化が進む沖縄で、若年層は米軍基地に反対していない」 | 戦争を知る高齢者の声は届くのか
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    terazzo 2024/03/20
  • ガザの病院で未熟児が「腐乱死体」で見つかる ウジ虫と黒カビに覆われて… | やむを得ず置き去りにした看護師の苦悩

    苦渋の決断を迫られて 11月初め、ガザ北部のナスル病院で新生児を担当していた看護師は、彼の人生で最も困難な決断を迫られていた。 目の前にいる5人の赤ん坊は未熟児として生まれ、1ヵ月にわたる戦争で両親の行方はわからなくなっていた。すでに病院を包囲したイスラエル軍は、医師や看護師らに退去を求めてくる。だが患者を搬送するための救急車はナスル病院まで到着できず、医療従事者らは患者を残して病院を去ることを拒んでいた。 5人の未熟児はとりわけ危ない状態だった。彼らは酸素と定期的な投薬を必要としていた。だが持ち運びできる呼吸器も、移動に使えるような保育器もない。生命維持装置がなければ、彼らは避難している最中に命を落とすだろう。 11月10日、イスラエル軍は最後通告をしてきた。「30分以内に脱出しろ、さもなければ病院を砲撃する」と。その一方でイスラエル当局は、救急車を手配して患者を安全に避難させることを約

    ガザの病院で未熟児が「腐乱死体」で見つかる ウジ虫と黒カビに覆われて… | やむを得ず置き去りにした看護師の苦悩
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    terazzo 2023/12/06
  • 日本の漫画がフランスの食文化を変える 「アニメ飯」の絶大な影響力 | ナルトの、ポニョの、悟空の、ラーメンが食べたい!

    フランスでの爆発的な漫画人気はいま、文化にも多大な影響を及ぼしている。「若い世代の想像力を拡大し、新たな生き方、そしてべ方の発見に寄与した」──仏誌「ロプス」はそう讃えながら、日のアニメ作品に登場する事の影響力を徹底分析する。 「ママ、ラーメン作れる?」 ある日曜日の午後、ソファで漫画を読んでいた12歳のリュバンは母親に尋ねた。 母は驚いた。彼女は料理が好きだったが、息子はマカロニグラタン以外のものはべようとしなかったからだ。中学生の息子がたたみかける。「ナルトがいつもべてるんだよ。すごく美味しそうなんだ!」 こうして母と息子は最高のラーメン屋を求めて、日料理店が集まるパリ2区、サン・タンヌ通りに出かけた。 リュバンのケースは珍しいことではない。漫画のフランスにおける空前の大成功は、日のグルメ人気も伴っている。 「当然のことです。は日文化をちょっと取り入れるのには最高の

    日本の漫画がフランスの食文化を変える 「アニメ飯」の絶大な影響力 | ナルトの、ポニョの、悟空の、ラーメンが食べたい!
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    terazzo 2023/08/06
  • 海外メディアが報じる「変なニッポン」はこの国の本当の姿を映していない | 日本在住のコラムニストが「違和感」を指摘

    スマイルコーチから眼球なめまで、日の一部での流行を誇張して「変なニッポン」を報じてきた外国メディア。東京で暮らす米メディア「ブルームバーグ」のコラムニストが、その違和感と報道の背景を指摘する。 「スマイルコーチ」って当にいるの? 2016年にセンセーションを巻き起こした「ペン・パイナッポー・アッポーペン」以来、日でもっとも流行しているのが「スマイル・コーチ」だ。コロナ後の世界でマスクを外すのに悪戦苦闘している日人が、今そのサービスに殺到している。 少なくとも、この数週間にそんな現象が起きているらしいと報じた何十もの英文記事を読む限り、そんな印象を抱くだろう。米国の「ニューヨーク・タイムズ」紙からインドの「ヒンドゥスタン・タイムズ」紙に至るまで、最近ようやくマスクが解禁となった日で「笑い方を忘れてしまった」らしき人々が、その手のサービスに群がっていることを報じた記事を避けるのは難し

    海外メディアが報じる「変なニッポン」はこの国の本当の姿を映していない | 日本在住のコラムニストが「違和感」を指摘
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    terazzo 2023/07/25
  • ロシア軍によるウクライナの文化財「略奪」の規模が明らかに | 行方は知れず、戻ってくる保証はない

    紀元前4世紀、スキタイ人の黄金の弓矢ケース。メリトーポリ郷土史博物館に所蔵されていた Photo: VoidWanderer, CC BY-SA 4.0, Wikimedia Commons 「取り返しのつかない災難」 ロシア軍は、占領した地域で、組織的にウクライナ文化遺産を破壊したり「略奪」したりしている。その被害が想像を超えるものであることが明らかになってきた。ウクライナ文化大臣や関係者たちはロシア兵のこの暴虐行為を非難するとともに、さらなる被害の防止に努め、国際社会にも支援を呼びかけている。 ロシアが略奪したり破壊したりしているものは、現在のウクライナという国のアイデンティティと結びつくものだけではなく、現地で発掘された古代の遺物も多いという。 ロシアによって占領されているメリトーポリでは、郷土博物館の職員がロシアによる処罰を恐れて匿名で取材に応じ、1700以上の所蔵品が持ち去ら

    ロシア軍によるウクライナの文化財「略奪」の規模が明らかに | 行方は知れず、戻ってくる保証はない
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    terazzo 2022/10/12
  • 本当は恐ろしい新型コロナの後遺症「ブレインフォグ」の実態 | まるで認知症のように記憶がこぼれ落ち…

    新型コロナウイルス感染症の後遺症の一つ、「ブレインフォグ」という症状を耳にしたことはあるだろう。その名称の通り、脳に霧がかかったようになるというが、それは二日酔いやの状態とは異なるという。今まであまり重視されてこなかったが、実は脳の構造そのものが変化してしまう深刻な障がいなのだ。 2020年3月25日、ハナ・デイヴィスは友人2人とメッセージのやりとりをしていると、不意に目の前の文面の意味がわからなくなった。あとになって、あれが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した最初の兆候だったと気がついた。同時に、「ブレインフォグ(脳の霧)症候群」として知られる症状であったことも。 その瞬間、それまで何でもできていた自分が不自由な自分へと変わった。以前は人工知能分野で働き、複雑な分析も難なくこなしていた。それが今では、「頭のなかにできた障壁にぶつかって」ばかりで、空欄を埋める程度の簡単

    本当は恐ろしい新型コロナの後遺症「ブレインフォグ」の実態 | まるで認知症のように記憶がこぼれ落ち…
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    terazzo 2022/09/25
  • スマホに頼りすぎて「記憶力の低下」を感じている人々の脳に起こっていること  | 「利便性には対価がある」

    記憶をスマホに預けたら、人生が豊かになる? 先日、私は対面でのミーティングをすっぽかしてしまい、初対面の相手をカフェで待ちぼうけさせてしまった。スマホでリマンダーをセットするのを忘れていたのが原因だった。 だが同じ日、私はコメディドラマ『ベルエアのフレッシュ・プリンス』(1991)で、ウィル・スミスの叔母役を演じた俳優が誰だったかは思い出すことができた(ジャネット・ヒューバートだ)。 記憶とは不思議で予測不可能なものだ。神経科学的には、まだ完全に理解されているとは言えない。現代人が物忘れの原因を、自らが最近手にしたテクノロジーに求めるのは容易く、理屈も通っているように思われる。 スマホに覚えさせておく物事が増えると、反対に私たち自身が頭のなかで記憶できる容量は減ってしまうのだろうか? 人との約束から、自分が次にしようとしていたことに至るまで、ありとあらゆることをスマホが記憶してくれるせいで

    スマホに頼りすぎて「記憶力の低下」を感じている人々の脳に起こっていること  | 「利便性には対価がある」
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    terazzo 2022/09/17
    個人的にはスマホで地図見て出歩くようになったので地勢認識力はかなり向上してる気も
  • 米紙が斬る「統一教会にとって日本は大事な“金づる”だ」 教団が安倍晋三を重宝した理由 | 文鮮明帝国の“カネの流れ”に迫る

    安倍元首相の殺害事件を受けて旧統一教会に厳しい目が向けられるなか、米紙「ワシントン・ポスト」がその資金源と大物政治家との関係に斬り込んだ。元教会幹部やカルト研究者らに言わせれば、日はこの世界的教団の富の7割を生み出す「金脈」だという。 霊感商法で儲かる世界帝国 悲嘆にくれる高齢者を狙う訪問販売と、著名な政治家との人脈づくり──世界平和統一家庭連合(旧統一教会)はこの両輪により、数十年をかけて日を最も当てにできる「金脈」として確立してきた。 教祖・文鮮明が築き上げたスピリチュアルで儲かる世界帝国を研究してきた専門家たちはそう指摘する。 そして今、日の安倍晋三元首相殺害の容疑者が「特定の宗教団体」に恨みを抱いていたと警察に供述し、旧統一教会が容疑者の母親は信者であると認めたことにより、この国で長らく物議を醸してきた同教会に再び厳しい目が向けられている。 日の報道によれば、山上徹也容疑者

    米紙が斬る「統一教会にとって日本は大事な“金づる”だ」 教団が安倍晋三を重宝した理由 | 文鮮明帝国の“カネの流れ”に迫る
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    terazzo 2022/07/14
  • 中世の「貴族の食卓」に肉料理は並んでなかった? 歴史の通説を覆す“人骨研究”の結果 | 貴族も肉より「パンや野菜を食べていた」

    貴族が「肉をよくべていた」証拠はない これまで中世のアングロサクソンの王様や支配階級の人々は、農民やその他の人々がなかなか口にできない、肉料理が中心の贅沢な事をしていたと信じられてきた。 だが、この説を覆す研究結果が4月末に発表された。その最新の調査結果によると、王や支配階級は、実際のところはそれほど肉を口にしておらず、振舞われていた材自体は平民たちとほぼ同じ。パンを主に、野菜やスープべていたという。 この研究はイギリスの考古学者や歴史学者らによって行われたもので、彼らが導き出した結果は、5世紀から11世紀にかけてイギリスで埋葬された2000体以上の人骨の分析に基づく。

    中世の「貴族の食卓」に肉料理は並んでなかった? 歴史の通説を覆す“人骨研究”の結果 | 貴族も肉より「パンや野菜を食べていた」
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    terazzo 2022/05/04
  • 中国の研究者が国際法で禁止された「人工子宮で胎児を育てる“ロボット乳母”」を開発 | 胎児の「ランク付け」も可能

    少子化の新たな打開策? 中国の研究者が、人工子宮内で成長する人間の胚をモニタリング、およびケアするための「ロボット乳母」を開発したと、1月31日、香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。 江蘇省東部にある蘇州医用生体工学研究所の研究者らが開発したのは、人工子宮内の胎芽(妊娠8週未満の胎児)を詳細に観察、記録し、二酸化炭素や栄養分、人工子宮内の環境などを自動で調整する人工知能システムだ。このシステムはまた、健康状態や発達の可能性をもとに、胎芽を「ランク付け」することもできるという。 この研究は12月、中国国内の学術誌「ジャーナル・オブ・バイオメディカル・エンジニアリング」で発表された。論文によれば、このシステムを使うことによって、胎児は女性の子宮よりも安全かつ効率的に成長することができる。このシステムはすでに、動物の胎芽を数多く育てているという。 2021年、中国出生率は建

    中国の研究者が国際法で禁止された「人工子宮で胎児を育てる“ロボット乳母”」を開発 | 胎児の「ランク付け」も可能
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    terazzo 2022/02/03
    分かってないこと多いのに人間でやるのは人体実験だよなあ。緊急性が高いとかじゃなければ。
  • イタリア紙が報道「ローマの素朴なパン菓子が日本で大スターになっている!」 | アジアから発信される流行アイテム

    楕円形のパンの切り込みに生クリームをギッシリ詰めたローマの名物マリトッツォ。イタリアではバールのカウンターで立ったまま、コーヒーと合わせて頬張ったり、クリームとパンを少しコーヒーに浸してべるシンプルな朝の一つだ。 インスタグラムで#maritozzoを検索するとありとあらゆる画像が出てくる。それがマリトッツォの場、ローマ近辺からの投稿であれば不思議とは思わない。しかし、そのほとんどが日人の投稿であることにイタリア紙「ラ・スタンパ」が着目した。 同紙は、2017年に日テレビ番組がローマのバール「ロモリ」のマリトッツォを紹介したことが、ブームのひとつの要因ではないかと説明する。このグルメ好きにはたまらない光景が、アジア人特有の「見て習得する」才能で、あっという間に広まったというのだ。 そのほかにマリトッツォの先陣を切ったのは横浜のデパートで、長蛇の列ができる「Whipped Cre

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    terazzo 2021/09/03
  • 米紙「東京五輪、安全安心なのは自己責任同意書で武装したIOCだけ」 | 話題を呼んだ「ぼったくり男爵」著者、再び辛辣コラム

    開幕が迫る東京五輪について、日でも話題を呼んだ「ぼったくり男爵」の記事を書いた米有力紙「ワシントン・ポスト」のコラムニスト、サリー・ジェンキンスが、このたび再び辛辣なコラムを執筆した。クーリエ・ジャポンはこの最新のコラムを緊急全訳でお届けする。 「安全で安心」催眠術のように繰り返し 東京五輪は安全、それも完全に安全だ。どうしてわかるのかって? フォン・ボッタクリ男爵をはじめとする国際オリンピック委員会(IOC)の大御所がそう断言しているからだ。 それに、IOCが断言するなら信頼できる、そうじゃないだろうか? 大御所方を見てほしい。濃い色のラペル(下襟)に金のピン、縁なしのメガネを身につけていて、とても権威がある。彫像のように不動で強固。生身の人間に似ているのは単なる偶然だ。 IOCに安心感を感じるコツは、彼らの姿勢やプロパガンダを鵜呑みにして、不穏な秘密の裏側の目隠しを無視することだ。世

    米紙「東京五輪、安全安心なのは自己責任同意書で武装したIOCだけ」 | 話題を呼んだ「ぼったくり男爵」著者、再び辛辣コラム
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    terazzo 2021/07/09
  • ミャンマー人技能実習生「私は奴隷だった」週100時間労働で月6万円 | 米紙が見た「外国人を使い捨てるニッポン」 | クーリエ・ジャポン

    週7日働かされたことも ワー・ヌ(27)がミャンマー中部の村をあとにして日へ向かったのは2017年末のことだった。岐阜県の縫製工場での職を仲介してくれた業者に手数料を払うため、34万円近くを借金した。 日での高額な給料だけが魅力だったわけではない。先進技術を誇る国で、新たなスキルを学べるチャンスに期待を膨らませた。 しかし、日で彼女に与えられた仕事は、段ボールに衣服を詰める単純作業だった。週6日、朝7時から夜10時まで、同じ作業を繰り返した。深夜まで働かされたり、週7日勤務になったりすることもあった。 それで月給は6万円。約束されていた額の半分しかなかった。 おまけに上司は彼女を怒鳴り続けた。 「過酷でした」と、ワー・ヌは言う。 「ストレスと不安の毎日でした。あの日々を言葉でどう表せばいいのかわかりません。ただただ泣いていました」 米国務省「人身売買報告書」が技能実習制度に言及 ワー

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    terazzo 2020/10/26
  • 「女性はこうあるべき」からの解放─”山頂でトップレス”がトレンドに! | 山を登りきった達成感を祝うだけじゃない

    山を登りきった達成感を祝うだけじゃない 「女性はこうあるべき」からの解放─”山頂でトップレス”がトレンドに! ——— 2020年、クーリエ・ジャポンで反響の大きかったベスト記事をご紹介していきます。9月6日掲載〈”山頂でトップレス”になる女性が増えているのはなぜか〉をご覧ください。 ——— 「やっと自分を取り戻せた」 ロッキー山脈に囲まれた大自然を有する米コロラド州。地元の人だけでなく、他州からもハイキングやアウトドア目的で訪れる人が多いが、「ロッキー山脈でハイキングをする女性の間で、登りきった達成感をトップレスで祝い、その姿を写真におさめ、ソーシャルメディアに投稿するのがトレンドになっている」と報じられている。 コロラド州の地方紙「デンバー・ポスト」によると、山頂の絶景スポットでトップレス写真を撮る人が徐々に増えはじめたのは2015年頃から。「この夏は特に多かった」という。 コロラド州だ

    「女性はこうあるべき」からの解放─”山頂でトップレス”がトレンドに! | 山を登りきった達成感を祝うだけじゃない
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    terazzo 2020/09/08
  • ノーベル賞経済学者が説く「GDPの最大化は、先進国が考えた的外れなゴール」 | 財政的な優遇処置にばかり力を入れても…

    2019年のノーベル経済学賞を受賞したフランス人学者のエステル・デュフロ。長年、「55歳以上の白人男性」が占めてきた経済学賞を、女性が、しかも最年少で受賞したとして注目を浴びている。インドなどの貧困国において調査を続けてきた彼女が、メインストリームの経済学の「最大の誤り」に斬り込む。 エステル・デュフロと私(記者)はロンドンで会った。いつものように記者から厳しい質問を浴びせられるだろうとわかっていながら、彼女は折り目正しい。ノーベル賞受賞後の1ヵ月について、「いい意味で忙しいです」と言う。 彼女はいま、ボロボロになった経済学の評判を立て直そうとしている。新著『Good Economics for Hard Times』(未邦訳)では、移民、貿易、広がる格差などの切迫した問題に、経済学が貢献できることを示した。彼女はこう言う。 「(出版は)最高のタイミングでした」 4分の3は55歳以上の白人

    ノーベル賞経済学者が説く「GDPの最大化は、先進国が考えた的外れなゴール」 | 財政的な優遇処置にばかり力を入れても…
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    terazzo 2020/01/22
  • 米巨大企業の「隠し財産」64兆円を発見したトマ・ピケティの弟子 | 気鋭の経済学者ズックマンが語る「格差はなくせる」

    2016年、世界の富裕層による何兆ドルもの脱税を暴いた論文で一躍、脚光を浴びたのがフランス出身の若き経済学者ガブリエル・ズックマンだ。なぜ、スーパーリッチたちの隠し財産に目をつけ、どうやってカネの移動を明らかにしたのか。経済学に新風を巻き起こした天才に、世界中に広がる格差の問題や最新の研究について米経済誌が取材した。

    米巨大企業の「隠し財産」64兆円を発見したトマ・ピケティの弟子 | 気鋭の経済学者ズックマンが語る「格差はなくせる」
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    terazzo 2019/07/30
  • 米紙が驚く「日本では定時帰りがドラマのプロットになるんだって!」 | クレイジーな文化も変わりつつあるが… | クーリエ・ジャポン

    吉高由里子扮する東山結衣が定時帰りを徹底するドラマ『わたし、定時で帰ります。』は国内で多くの共感を集めた。その人気ぶりはなかなかのもので、平均視聴率が10%を超えることもあったという。 「定時で帰宅する」という当たり前の行為に盛り上がる……その不思議な状況の背景にある日の労働環境を、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が取材した。 “死ぬほど”働く日人 2019年5月。アメリカ人が「ゲーム・オブ・スローン」最終章を観ていた頃、日のお茶の間では独自のファンタジーワールドが繰り広げられていた。 そのドラマでは、1人のOLがなんとしてでも6時きっかりに退社しようとする。 そんな30代のプロジェクトマネジャー、東山結衣の固い決意に、勤務先であるウェブデザイン会社の皆が動揺する。定時退社の理由が、行きつけの店でハッピーアワーのビールを飲むというささやかなものだからだ。 そしてミス・ヒガシヤマのもくろ

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    terazzo 2019/07/16
  • 延滞期間82年!1937年から行方不明の本がついに帰還 | アイルランドの図書館で起きた小さな奇跡

    現在では300ユーロの価値が 図書館でうっかりを返し忘れるのは、よくあることだ。返したつもりになっていた、急な転勤や出張、入院などで返却し損ねてしまったりすることもあるだろう。海外では、延滞料金を設定して未返却を防いでいる国もある。 ところが先日、アイルランド西部グウィドーにあるドニゴール図書館に、ある家族が82年返却期限の過ぎたを返しにきたのだ。 スペイン「バングアルディア」紙によれば、返却されたのはアニー・MP・スミッソンの『The White Owl(白いフクロウ)』(未邦訳)で、1937年7月23日に借し出されてから一度も図書館に戻ってこなかった。目の前に出されたを見た瞬間に固まってしまったという同図書館の司書は、英「BBC」にこう語る。 「2、3年後に返却してくることはよくあります。でも、こんなケースはありません。返却されたは1937年に出版された『The White O

    延滞期間82年!1937年から行方不明の本がついに帰還 | アイルランドの図書館で起きた小さな奇跡
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    terazzo 2019/06/03
    罰金制度を廃止したことで返却が進むこともあるのかな
  • 「陰鬱なロシア」は「夢見る日本」のソフトパワーに完敗した | アニメ『ゴールデンカムイ』を見て北方領土移住に憧れる若者も…

    北方領土問題をめぐり対立を深める日ロシアだが、ソフトパワーでは日の圧勝だ──。ロシアのティーンエイジャーに熱狂的に支持される日アニメを軸に、ロシアの若手作家が独自の視点で日ロ関係を論じる。 著者のエレーナ・オジノコワは、ウプイリ・リホイ(不吉な吸血鬼)のペンネームで小説を執筆しており、2018年に発表した風刺小説『スラブのオタク』(未邦訳)がロシアの文学賞「ナショナルベストセラー2019」にノミネートされている。 大手紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」に掲載された彼女のエッセイを紹介しよう。 アメリカより日がイケてる かつてナポレオン率いるフランスの大軍がロシア帝国に攻め入ってきたとき、ロシアの貴族は全員フランス語を話していた。それどころか、当時はファッション、文学、料理や慣習まで、すべてフランス流がまかりとおっていた。つまり、フランス文化はナポレオンよりずっと先に、ロシアを征服し

    「陰鬱なロシア」は「夢見る日本」のソフトパワーに完敗した | アニメ『ゴールデンカムイ』を見て北方領土移住に憧れる若者も…
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    terazzo 2019/02/14
  • #21 サウジだけじゃない、習近平を公然批判して「消えた」中国の若者たち | 中国ニュース拾い読み

    政権批判を展開していたサウジアラビア人記者がトルコで「消された」事件は今も波紋を広げているが、中国では11月、習近平政権批判の自撮り“遺言”動画を投稿した2人の青年がこつ然と姿を消した。中国では今年、SNSを使った若者による政権批判事件が相次いでおり、「専制の終わりの始まりだ」と指摘する声も出ている。 中国人の命はゴミほどの価値しかない 米政府の海外向け公共放送局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」は11月12日、23歳の中国人青年、張盼成が自撮りした動画メッセージを伝えた。北京大学内の湖畔に佇む張が8分12秒の動画で淡々と語ったのは、以下の内容だ。 「今夜は僕の最後の勤務シフトだ。短い動画を撮りたいと思う。僕は、面識がないものの僕の心に深く根ざしている人たちを応援する。僕はごく普通の中国人で、僕にだって夢が、理想が、自尊心がある。また誰にも奪うことのできない権利を持っている。 全体主義体

    #21 サウジだけじゃない、習近平を公然批判して「消えた」中国の若者たち | 中国ニュース拾い読み
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    terazzo 2018/12/02