新作『トリビュートロジー』のリリースを祝して、“スターレス髙嶋”氏が降臨。 転調と変拍子の嵐の中で語られる熱すぎるプログレ愛。 キング・クリムゾンをはじめとする70年代英国プログレッシヴ・ロックの名曲群のカヴァ・ワークで注目を集めてきた闘う弦楽四重奏団モルゴーア・クァルテット。『21世紀の精神正常者たち』、『原子心母の危機』に続く3年ぶりの新作『トリビュートロジー』は、アルバム・タイトルやジャケットが示すとおり、エマーソン、レイク&パーマー(以下ELP)へのトリビュート作品である。元々は、昨年3月に亡くなったキース・エマーソンへのトリビュート作として企画されたものだが、結果的には年末に急逝したグレッグ・レイクへの追悼盤にもなってしまった。 収録曲は、ずっとやりたかったという《タルカス》組曲を筆頭に、《トリロジー》や《ザ・シェリフ》、《悪の教典#9》組曲、そして、キースの葬儀でも流されたとい