「ポンコツおやじ」などの作品で知られる漫画家で、民放のテレビ番組「お笑いマンガ道場」の出演者としても人気を集めた富永一朗さんが、今月5日、老衰のため東京都内の自宅で亡くなりました。 96歳でした。 富永さんは京都市の生まれで、台湾の師範学校を卒業したあと大分県で小学校の教師をしていましたが、昭和26年に上京して漫画家の道に進みました。 子ども向けから社会を風刺した漫画まで数多くの作品を執筆し「チンコロ姐ちゃん」や「ポンコツおやじ」など、独特の画風と軽快なせりふ回しでファンを獲得しました。 昭和51年から18年間放送された民放のテレビ番組「お笑いマンガ道場」にもレギュラー出演して人気を集めました。 また、各地の自治体などに作品を寄贈してきたほか、漫画グランプリの審査員などを務め、地域の活性化に貢献してきました。 昭和61年に日本漫画家協会賞の大賞を受賞したほか、平成4年に紫綬褒章、平成10年
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