政府が日本郵政の社長に元大蔵次官の斎藤次郎氏を起用した人事は、多くの人を驚かせたが、これは先日の概算要求と一体で考えると意味深長である。概算要求で95兆円、金額を明示しない「事項要求」を含めると実質97兆円以上にふくらんだ来年度予算は、財政破綻の可能性を示しているからだ。 現在の長期金利は1.3%台と落ち着いているが、以前の記事でも書いたように、この金利は財政の維持可能性リスクを反映しない「バブル」になっている疑いがある。国債を買っているのは個人投資家ではなく郵貯や銀行なので、「金融村」の群衆心理で相場が維持されているのかもしれない。国内で94%が消化され、合理的な運用を行なう外国人投資家がほとんど買っていないことも、その疑いを裏づける。 バブルは自己実現的だから、金融村の錯覚が横並びで維持されているかぎり大丈夫だが、過去の経験からみると、最終的には需給の限界を超えると一挙に崩壊し、投げ売
ファイル共有ソフト「Winny」を開発・公開し、著作権法違反のほう助罪に問われた金子勇被告を逆転無罪とした大阪高裁判決を不服として、大阪高検は10月21日、最高裁に上告した。 今月8日の大阪高裁判決は、Winnyを公開した際に金子被告は違法公開に使わないよう注意喚起をしており、幇助罪は成立しないとして、有罪とした一審・京都地裁判決を破棄、逆転無罪判決を言い渡していた。 弁護団の壇俊光弁護士は、上告を受け、ブログで「もう一度全てを懸けて、もう一度無罪を勝ち取る」とコメントしている。 関連記事 NHK記者が公判中のWinny開発者に手紙「無罪主張なら減刑ない」 公判中のWinny開発者に、NHKの男性記者がインタビューを申し込む際、「インタビューに出て本音をさらせば執行猶予がつくのは間違いない」などとする内容の手紙を送っていたことが分かった。NHKは「取材活動として不適切だった」としている。
もともと、ペンタックスのデジタル一眼機「K-m」のユーザーであった筆者。先週、試作品のレビュー(関連記事)をしたとき、実写掲載は見送ったものの、持ち歩いて実際の使用感などを確かめるためにいじくり倒していた。 その結果「もう、これは買うしかない」と思い詰めるようになり、発売日に購入してしまった。せっかく買ったのだから何か書きたい、とASCII.jp編集担当にお願いして「K-x」の連載を始めることになった次第。これから実写や使用感など細かい部分までお伝えしたい。 なぜエントリー機が必要なのか そもそもエントリー機が欲しいと思ったのは1年前。散歩などでスナップを撮りたいとき、いつも仕事用に使用しているカメラでは普段持ち歩くには重くかさばるため、どうしても気軽に持ち出すという感覚にはなれなかった。 そのため、どうせなら仕事用とは別のメーカーで小型軽量なカメラはないものかと比較検討して購入したのが、
ネットでだれかと話していたら、相手は機械だった--。会話を自動的に答える「ボット」というプログラムが広まっている。ボットを操るのはだれなのか。機械のしゃべりはどこまで人間に近づくのか。【岡礼子】 ボットがよく出現するのは、140字以内のメッセージをネット上でやりとりする「ツイッター」。東京都の会社員、岡田育子さん(29)は今年4月、ツイッターで友人男性とメッセージを交換していた「酢鶏」を名乗る人物がボットだと知り、がく然とした。ホームページを見たら、一番上に「会話ロボットです」と書かれていたのだ。 酢鶏「ぼうや~よい子だ」 男性「ねんねしな?」。そんなやりとりに「短文ばかりだが、面白いことを書く人と思っていた。友人の友人と思い込み疑わなかった」と話す。男性はボットと知りつつ冗談でメッセージを送っていたという。 ボットはロボットの略。ネット上の会話データを辞書にして、出現頻度などから回答を類
被写体の背景のボケを大きくするユニークな「ぼかしコントロール機能」を搭載した「FinePix F70EXR」(画像クリックで拡大) 一般的な傾向として、被写体の前後のボケが大きいと「うまい写真だ」と感じる傾向がある。ボケが大きくなりやすい一眼レフカメラと比べ、撮像素子の小さなコンパクトデジカメやカメラ付きケータイは大きなボケを得にくい。ボケの大きな写真を撮影するのは、コンパクトデジカメユーザーの憧れだろう。 その課題を画像処理で解決しようという新機能が、富士フイルムの「FinePix F70EXR」(以下、F70EXR)が搭載した「ぼかしコントロール」だ。シーンモード内に新たに加えられた。シャッターを切ると自動的に2枚の写真を連写し、その画像を基にしてメーンの被写体と背景の距離を計算。画像処理によって背景のボケだけを強調する仕組みだ。
大人子供問わず、東京への観光客も増えるこの夏休み時期。中でも今年の目玉のひとつというと「お台場のガンダム」。世界初の等身大18mのガンダムがこの8月いっぱいお台場に展示されており、毎日観光客で賑わっている…というのはお好きな人ならとっくに知ってる話題でしょう。予想以上に女の子とかも知ってるもんな。 像を見たさに全国から人が集まり、拝むかわりに写メを撮る。昔の大仏見仏とかこんなんだったんだろうなー、とうっかり納得してしまいそうになる。別に願掛けにガンダム見に来たわけじゃないんだけどね。しかしそれでもガンダムと大仏は通じるところがありそうだ。ということで、ガンダム見学と大仏見学を比べてみました。 (大坪ケムタ) 存在感でガンダムに負けない大仏といえば やはりガンダムに対抗するのなら、それなりの大仏に出てきてもらわないと困る。となると「歴史」の鎌倉大仏か、「大きさ」の牛久大仏か。 やっぱそうなる
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