東京都心と横浜では初雪を観測。気象庁によると、積雪量は都心で8センチだったが、この影響で交通機関が大きく乱れたほか、電線が積雪の重みで切れるなどして、栃木、茨城、埼玉、千葉、神奈川、山梨の6県で計約2万7900戸が一時停電。全国高校サッカー選手権大会の決勝が雪の影響で延期されるなどの影響が出た。 このうち空の便では、東京・羽田空港の滑走路の除雪作業が追いつかず、日航や全日空などの羽田発着便を中心に欠航が相次ぎ、約10万人に影響が出た。 鉄道では、JR総武線が、中野駅構内のポイントに雪が詰まった影響などで、千葉―三鷹間の各駅停車上下線で一時運行を見合わせた。また、京浜東北線、埼京線など、首都圏のJRや私鉄各線で、運転見合わせや遅延が相次いだ。東京発の東北新幹線と上越新幹線計3本が最大49分遅れた。