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ブックマーク / www.nips.ac.jp (2)

  • 「さする」と反応、神経の突起を伸ばす新たな分子メカニズムを解明―神経の細胞伸展の感知センサーを発見―

    「さする」と反応、神経の突起を伸ばす新たな分子メカニズムを解明 ―神経の細胞伸展の感知センサーを発見― 概要打撲したり骨を折ったりしたときに自然とさすってしまうことが良くあります。そうした傷を負ったときには末梢の神経も傷ついてしまいますが、「さする」ことでどのような効果があるのでしょうか?今回、群馬大学大学院医学系研究科の柴崎貢志 講師は、生理学研究所の富永真琴 教授らとの共同研究で、神経が伸びていく際に重要なセンサー・タンパク質TRPV2(トリップブイ2)センサーの働きを解明しました。この、TRPV2センサーは、「さする」などの伸展をうながす物理的な力がかかったときに働き、神経が突起を伸ばすことを助けていることがわかりました。傷ついた神経の再生にもつながる成果です。3月31日(米国東部標準時間)づけの米国神経科学会誌に掲載されます。 今回、柴崎講師らは、熱を感じる分子センサー(タンパク質

  • 膀胱に尿が貯まることを感じる分子メカニズムを解明 —頻尿や過活動膀胱の薬剤開発に期待—

    概要 膀胱に尿が貯まると、それが膀胱を膨らませます。その刺激が神経に伝わり「おしっこをしたい!」とわかります。こうした「膀胱が膨らむことを知る」機能が障害されると、尿が貯まっていないのにおしっこにいきたくなってしまう頻尿や過活動膀胱、または逆に、尿が貯まっているのにそれを感じることができないなどの症状がみられるようになります。今回、自然科学研究機構・生理学研究所(岡崎統合バイオサイエンスセンター)の富永真琴教授・曽我部隆彰助教、および、山梨大学医学部泌尿器科の武田正之教授・荒木勇雄准教授・望月勉助教との共同実験で、膀胱に尿がたまったときに、それを感じる分子メカニズムを解明しました。排尿障害の薬剤開発にむずびつく成果として期待されます。Journal of Biological Chemistry(米国生化学雑誌)8月号(8月7日発行)に報告されます。 今回研究グループが注目したのは、膀胱の

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