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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (7)

  • エボラのNewsが渦巻く米国ですが・・ - 感染症診療の原則

    無事にPhiladelphiaのID week 2014に参加しました 編集長は辛くも台風の隙間を縫って成田を離陸、無事にPhiladelphiaのID week 2014に参加しました。年齢のためか多くのSessionを離脱、「後でWebで見よう・・」になりましたが、それでも旧友と会ったり・・Productiveな日程を終えアトランタに向かいました。 しかしアトランタで待って居たものは・・ そうです、テキサスのナースがエボラに罹患した事。とくにCNNを賑やかにしたのは以下のようなDiscussion、Questionでした。 最初は・・: ・宇宙服を着ていた筈のナースがどうしてエボラに感染するのか? ミステリー・・ ・空気感染するエボラに変異したのか? ミステリー・・ ・感染したのは、ナースが適切にProtocol通りに作業しなかったからではないか?(不注意ナースのやつ、お陰で周囲のCo

    エボラのNewsが渦巻く米国ですが・・ - 感染症診療の原則
  • ミステリーではなくなった米国のエボラ2次感染 - 感染症診療の原則

    米国テキサス州の病院で、2例目の2次感染がおき、さらに報道が加熱してます。 恵まれた設備の米国でなぜこんなことがおきるのだ?ということが不安の根底にありました。 もっと過酷な状況のMSFでおきないことがなぜ理想的な環境と思われる米国でおきたのか?です。 CDCが「なぜ?」を鋭意調査をしているなか、衝撃的な展開がありました。 テキサスの病院のナースから内部批判がメディアに伝わっています。 事実はみなが知りたかったことですが、コミュニケーションとしてはますます難しい状況になっています。 しかし。なぜ?は解明されました。残念な内容ですが。

    ミステリーではなくなった米国のエボラ2次感染 - 感染症診療の原則
  • 海外のアラートと疑問:日本の風疹流行 - 感染症診療の原則

    Public Healthや感染症対策の領域では、昔から日は「輸出国」として有名でした。 特に「バイオテロか?」と恐れられていたのは麻疹。 日人駐在員や留学生に対しての警戒は、途上国から来た人並みだよと北米ではよくいわれました(幸い今は昔話)。 ええ。悪意はないんですよ。危険認知が世界と大きく異なっているだけです。鎖国していれば問題にはならないのかもしれませんが。 「え?みんななる病気なんじゃないの?」中高年 「なったほうが免疫がしっかりついていいよね」某保健所長 「うつしてあげる、、、ってPartyに誘われたんですけど」子育て中の主婦 2007年6月、都内の私立高校が修学旅行でおとずれたカナダ。バンクーバー空港で麻疹のような症例が発見されました。この時点でバンクーバー医師会は市内に麻疹!のアラートが出て、航空会社もてんやわんや。 しかし、その緊迫感は日人には伝わらなかったのか、その

    海外のアラートと疑問:日本の風疹流行 - 感染症診療の原則
  • 風疹対策 運命の分かれ道 - 感染症診療の原則

    2012年からepidemic状態となっている日の風疹。すでに各国が日へ行く人へのアラートを出しています。(とほほ) 風疹は、ワクチンの無い時代に、数年おきにブレイクしては胎児死亡や流産、CRS児の増加が問題となっていました。 ワクチンの無い時代は。 では、ワクチンが導入されたらそれでOKかというとそんなかんたんな話ではありません。 2012年の前、2004年にも風疹が流行。妊娠年齢期の女性が感染してCRS報告が増加。そして、緊急提言が出ます。 このときの提言どおりに対策が進まなかったため(なぜだろう・・・)、2012年にはじまるepidemic状態になっています。 しかし、同じ2004年、米国は風疹の排除宣言を出していました。女性や子どもの運命にこんなに差が生じています(2012年の米国のCRSは3例、すべてアフリカ出身の未接種/接種歴不明の母親から)。 沖縄での風疹の流行とほぼ同時

    風疹対策 運命の分かれ道 - 感染症診療の原則
  • 広島の保育園での麻疹アウトブレイク - 感染症診療の原則

    保育園内で麻しんの集団感染という、とても怖いニュース。 0歳児を保育園に通わせている保護者にとっては恐怖・驚愕。 この事例で現在把握されている5症例は予防接種歴がないそうです。 1月28日 毎日新聞 地方版 行政ファイル:安芸区の保育園ではしかの集団感染 /広島 2次3次感染が問題になる感染症ですので、終息したのかどうかの確認が重要ですが、100名以上いる保育園児とその兄弟姉妹、家族、職員の予防接種歴・罹患歴を急いで確認することが重要になります。 麻疹は、回復した後、数年後のスパンで健康問題がおこることもあります。 (自然にかかったほうが免疫が強くついてイイというような発想は間違いです) 沖縄県の報告をみてみましょう。 コンビニでおつりのやりとりをした、スポーツ大会の同じ体育感にいた、同じライブコンサートにいた、バーベキューを一緒にしたというだけで免疫の無い人(感受性者)は麻しんを発症する

    広島の保育園での麻疹アウトブレイク - 感染症診療の原則
    tetrahymena
    tetrahymena 2011/02/02
    怖いなー
  • 恥ずかしい国にいる、という自覚 - 感染症診療の原則

    先日、コクランレビューの作業に参加するためにでかけた東大の国際保健政策学講座。 教授の渋谷先生、准教授の森先生は「日の大学にもこんな先生達がいるんだ・・」とオドロキの、レベルの高いディスカッションが繰り広げられていました。 来の「根拠」と「総意」に基づくガイドラインとは?-森臨太郎氏インタビュー(ロハスメディカル) その先生方がMRICに投稿されていたのが、今話題のHPVワクチンの話。 HPVワクチンの話にかぎらず、いろいろな感染症の施策についても、同様の問題指摘が可能なのではないかと思いましたので、転載させていただきます。 医学生や研修医の皆さんはこういった論点整理について、機会があったらぜひ考えてみてください♪ 製薬会社との関係というのは今後ますます厳密に考えないとマズイです。 ----------------------------------------------------

    恥ずかしい国にいる、という自覚 - 感染症診療の原則
  • 「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則

    (新潟症例情報のところ一部修正) 予防接種を子どもにしたくないという親から「しないと人生上なにか不都合があるのでしょうか?」と聞かれました。 集団免疫の話などはまた別の機会に。ここではご人のリスクを考えてみたいと思います。 「医学部とか看護学部とか教育学部の進学はあきらめますかねえ・・・」(実習できない→免許はとれない) 「アメリカやオーストラリアなどメジャーなところの留学とか駐在も難しい、問題がおきると大ごとですかねえ・・・」 「妊娠育児のとき怖いでしょうねえ・・・」 といったらそんなことは考えたこともなかった、といわれました。 (まあ、その頃には人が自分の意思で接種できますが。それまでが怖い) 医療関係者としては「怖い」が先にきます。 怖さの実感が一般の人と医療者でずいぶんことなります。 医療機関には当然のことながら重症になった人がきます。 このため、医療者は子どものときに予防接

    「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則
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