2006年2月24日,情報処理推進機構(IPA)が開いた,2005年度上期「未踏ソフトウェア創造事業」の最終成果報告会(プロジェクト・マネージャは東京工業大学の千葉滋氏)は,世界的に著名なオープンソース・ソフトウエアの開発者による講演を交えた盛りだくさんな会合となった。未踏プロジェクトの報告会としては異例の200人近い参加者が集まった。千葉氏による未踏ソフトウエアのテーマ設定は「世界を目指す基盤ソフト」である。 既に,世界的な競争力を持つソフトウエアが,日本のオープンソース開発者の間から登場しつつある。例えば,オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の利用者は世界中にいる。Rubyの国際会議である「Ruby Conference」は米国で毎年開催されており,2005年は第5回を数えた。Javaのバイトコード操作ツール「Javassist」は,米JBoss Inc.のアプリケーション・サー
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