今川義元と徳川家康 徳川家康が今川義元の人質だった頃、家康の才覚を見抜いた義元は家臣たちに家康を「いましめろ!」と命令を出します 幼少期につぶしておけという魂胆です 「いましめろ!」と言われた部下たちは家康に厳しくあたります 数年後それを知った義元は「ばか者!いましめろとは徹底的に甘やかして堕落させることだ!」と怒ります 人は育った環境によって有能にも無能にもなります 過剰に厳しくされた家康は我慢強さを身につけ、部下想いで思慮深い人間になり、逆に息子の今川氏真はその逆の人間になっていきます 環境によって人が変わるのであれば『環境=組織構造』は非常に重要です 腐敗した組織では人は育たず、やがて組織自体没落していきます 人間は陰の要素も陽の要素も持っており「2人いれば対立が起こり、3人いれば派閥を生む可能性がある」などと言いますが、いい組織を創りたいのは上から下まで全員の望むことです 組織を弱