葉が色付く時期は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。 北海道は8月下旬頃から暖気が南下し秋の空気に入れ替わって、気温が平年並みか平年より低い日が多くなりました。標高の高い山から色付きが進み、大雪山系は黒岳で平年よりも9日早く、旭岳では平年並みの見頃を迎えています。 9月後半から10月にかけては太平洋高気圧の後退が弱く、全国的に気温が平年より高い傾向にあるため、北日本や東・西日本の山沿いは多くの名所で平年より遅い見頃となる見込みです。 ただ、11月になると寒気が西日本に入りやすくなります。東日本も晴れた日は放射冷却が見込まれるため、葉の色付きに重要な最低気温は下がる予想です。平野部の見頃は11月となり、平年並みのところが多く、やや早いところもある見込みです。 夏の天候は葉の育ち具合や痛み具合を左右し、色付きの良さに影響を与えます。今夏は6月の記録