千葉市議会民主党市議団の小田求(もとむ)市議(38)=稲毛区、1期=は19日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をはじめとする政府の外交問題対応や閣僚の失言など、民主党政権を受け入れることができないとして、同党千葉県第1区総支部に離党届を提出した。 小田市議は産経新聞の取材に「国を全力で守ろうという意志が感じられず、納得いかなかった。法相の国会軽視発言は同じ議員として信じられず、官房長官が自衛隊を『暴力装置』と表現するなど、心が離れていった」と離党を決意した理由を述べた。 また、経済対策など山積する重要課題の議論が急務なのにもかかわらず、「政治とカネ」の問題など党内の混乱が続く現状にも疑問を抱いたとした。 小田市議は平成21年10月の同市議補選で当選した。