【ソウル=門間順平】韓国軍合同参謀本部は24日、韓国軍と米軍が、北朝鮮による韓国の島への砲撃など局地的な軍事挑発への対応を規定した「米韓共同局地挑発対応計画」に署名し、発効したと発表した。 米韓には、これまで北朝鮮との全面戦を想定した作戦計画はあったが、局地戦対応の共同計画は初めて。計画は、2010年の北朝鮮による延坪島(ヨンピョンド)砲撃を機に検討されてきたもので、今回の発表には、米韓の強固な連携を誇示し、軍事的威嚇を強める北朝鮮をけん制する狙いがある。 合同参謀本部や韓国メディアによると、計画では韓国軍が主導して北朝鮮の局地挑発に対応。米軍は支援的な役割を担い、在韓米軍のほか、在日米軍や太平洋軍司令部も動員する。 計画は、北朝鮮による延坪島砲撃のような黄海上の離島への砲撃、10年の韓国哨戒艦撃沈と同様の潜水艦での奇襲攻撃に加え、軍艦船での北方限界線(海上の軍事境界線)越境、特殊部隊の侵