働き方改革の一環として職員の長時間労働を減らそうと、滋賀県の職員の定数を増やす条例の改正案が21日、県議会で可決・成立しました。滋賀県の職員の増員は37年ぶりです。 こうした中、昨年度(平成27年度)は年間1000時間以上の時間外労働をしていた職員が20人いたことがわかり、長時間労働の是正が課題となっていました。 21日の滋賀県議会で可決・成立した条例の改正案は、職員の定数を10人増やし3072人とするもので、県は新年度(平成29年度)以降、定期採用や中途採用を通じて職員を増やすことにしています。 滋賀県人事課の河瀬隆雄課長は「長時間労働が正しいとされる時代ではない。長時間労働を減らすことができれば、時間外手当の削減につながる。業務の効率化と合わせて県民の理解が得られるようにしたい」と話しています。 滋賀県によりますと、県庁の職員が増員されるのは昭和55年以来、実に37年ぶりです。