Facebookの悩みとPostgreSQLの憂鬱 連載:Linux Kernel Watch 久しぶりのLinux Kernel Watchでは、3月に行われた「Linux Storage Filesystem/MM Summit 2014」の主なトピックを紹介します
3月版 Greg K-H、デバイスドライバ無料開発宣言!? 上川純一 日本ヒューレット・パッカード株式会社 コンサルティング・インテグレーション統括本部 2007/3/27 デバイスドライバのライセンスはGPLで Greg K-Hは「Free Linux Driver Development!」というメールで「仕様をもらえればデバイスドライバを無料で開発してあげる」と宣言しました。一部の好意的な反応もあり、デバイスドライバの開発につながったようです。 なぜ、このような宣言をしたのでしょうか? 実は、それには理由があります。 Linuxカーネル自体はGPLなのですが、一部のLinuxカーネル対応のデバイスドライバは、諸所の事情でGPLで公開されていないものがあります。当然、GPLで公開されていないデバイスドライバは、Linuxカーネル本体にマージされません。そのため、提供元は、新しいカーネル
10月版 Reiser4と激怒するLinuxカーネル開発者たち 上川純一 日本ヒューレット・パッカード株式会社 コンサルティング・インテグレーション統括本部 2005/10/25 linux-kernelメーリングリスト(以下LKML)かいわいで起きるイベントを毎月お伝えする、Linux Kernel Watch。9月のLinuxカーネル関連の状況について、見てみましょう。 Reiser4のマージは前途多難 ReiserFSの開発者Hans Reiserは、メインラインカーネル(Linusのツリー)へのReiser4ファイルシステム導入に関するメールを投稿しました。 Reiser4ファイルシステムについては、Hans Reiserが以前「2.6.13に本格的にマージしてくれ」という議論を展開したものの、結局2.6.13にはマージされなかったという経緯があります。Hans Reiserへの反
4月版 カーネル2.6.11.yのメンテナは嫌なヤツ? 上川純一 日本ヒューレット・パッカード株式会社 コンサルティング・インテグレーション統括本部 2005/4/19 sysfsを利用するにはGPLじゃないとダメ? プロプライエタリなデバイスのためのプロプライエタリなデバイスドライバコードを書いているMark Fortescueが、「デバッグにsysfsを利用したいのに使えない」という苦情をLKMLに出しました。しかし、返答の多くは、バイナリのデバイスドライバモジュールを出していることに対する批判でした。 LinuxカーネルのライセンスはGPLであり、GPL互換でないモジュールはsysfsが利用できないという制約があります。sysfs関連の関数はEXPORT_SYMBOL_GPLでエクスポートされているため、モジュール側のMODULE_LICENSE文で宣言しているライセンスがGPL互換
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