日本が輸出管理上の「ホワイト国(優遇対象国)」から韓国の除外を閣議決定した2日、文在寅(ムンジェイン)大統領が日本を批判した発言が波紋を広げている。専門家によると「賊反荷杖(チョクパンハジャン)」という韓国語の四字熟語が、日本語翻訳で「盗っ人たけだけしい」という本来のニュアンスより強い表現となり、日本側の怒りに拍車を掛けたという。漢字に由来する単語は両国で似て非なる意味の場合があり、思わぬ火種となることも少なくない。 「加害者の日本が賊反荷杖のように、むしろ大口をたたくような状況を決して座視しない」。文氏の発言は、直訳に近い形で日本語にするとこうなる。日本メディアの多くは、共同通信の配信記事を掲載した西日本新聞を含めて、賊反荷杖の部分を「盗っ人たけだけしい」と表現した。 韓国語の辞書には「盗っ人たけだけしい」との表記もあるので間違いではないが、日韓両国で通訳・翻訳業をしているKJ韓国語通訳