たばこの売り上げの減少に伴い、廃棄されることになった自動販売機を活用して、地元の特産品、狭山茶を販売するユニークな取り組みが、埼玉県所沢市で始まりました。 喫煙者の減少に伴って、全国では年間およそ2万台のたばこの自動販売機が廃棄されています。 こうして廃棄される自動販売機を活用して、たばことほぼ同じ大きさの箱に、お茶の粉末スティックを入れて販売する取り組みが、静岡県から広がっていて、埼玉県のお茶どころ、所沢市でも今月から狭山茶の販売が始まりました。 販売を始めた西武ホールディングスの担当の庄司智恵子さんは所沢市出身で、身近に茶畑があるなかで育ちました。 狭山茶に深い愛着がありますが、急須で飲む人向けの商品が多いため、買い求める人の高齢化を感じていたと言います。 そこで、急須を使うことなく、水にかきまぜて飲むことができるこの商品を取り入れて、狭山茶を多くの人に飲んでもらおうと考えました。 先