去年7月、名門ハーバード大学の学長に就任したクローディン・ゲイ氏。「黒人」として初めて、しかも「女性」というまさに自由の国・アメリカを象徴する出来事だった。しかし、イスラエルとハマスの紛争が始まると、学内で反ユダヤ主義的な言動が拡大。それを許容しているのでは?と公聴会にまで呼び出され問いただされる事態となった。公聴会では、ステファニク下院議員から「ユダヤ人に対する大量虐殺の扇動は大学の規則に違反するのか。イエスかノーで答えなさい」と問われると、ゲイ氏は「文脈によります」などと答えた。 反ユダヤ的な言動を許容しているとも取れるコメントにユダヤコミュニティからは批判が殺到。たった半年で辞任する事態に。アメリカを代表する大学の学長が、大学がイスラエルによるパレスチナ攻撃を非難する態度を取ったことで辞任に追い込まれるとはどういうことなのか。 中丸氏は、「今まさに起きているハマス(パレスチナ)とイス