JR木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」(定員64人)について、JR西日本が2023年の運行を最後に終了する方針であることが26日、分かった。老朽化が進み、代替車両の確保や新造が難しいことが理由とみられる。人気の観光列車が運行を終了すれば、低迷する木次線の利用促進に影響を及ぼしそうだ。 JR西が水面下で沿線自治体の関係者などに方針を説明。今後地元自治体と協議し、最終判断する。 同社米子支社は取材に対し「運行見通しについて検討しているのは事実。最終調整中であり、伝えられることはない」と話した。 奥出雲おろち号は4月から11月まで年間約150日走り、急勾配の山を列車が向きを変えながら登る「3段式スイッチバック」が見どころ。トロッコ車は窓がなく、開放的な景観が人気を集め、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年は約1万4千人が利用した。今年は4月18日から運行している。 1998年の運行開始時
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