幻のクジラとも呼ばれる“イッカク”。 体長は5mほどで、北極の海にしか住んでおらず、名前の由来ともなっている角のような1本の長い牙が特徴です。カナックに住む人たちにとってこのイッカクは特別な存在で、5月以降、夏の狩猟シーズンになると猟師は狩りへと繰り出し、夏の食糧としてはもちろん、冬の保存食としても重宝され、貴重なビタミン源になりますこのカナックでは北極で唯一、いまも伝統的な猟法を用いてイッカクの狩りが行われています。 他の地域では、ボートで追い回して銃で撃つ方法で狩りをしますが、弾が当たってもそのまま海に沈んで無駄に殺してしまったり、そもそも逃げられたりしてしまうそうです。 またイッカクの数を減らしすぎない観点からもこの伝統的な猟法が優れているのだと地元の猟師は話していました。 今回は5日間120時間に渡りイッカク猟に同行!長さ6m、幅2mほどのボートに4人で乗り、猟に出発します。 果た