池田氏の簡潔で示唆に富むエントリーで、興味深いデータが示されている。 そこでの就業率の変動が小さいことが、より厳密に言えば、GDPの変動に対する相関が小さいことを池田氏は、労働市場の硬直性と解釈し、それが日本経済の停滞の原因だと主張している。 しかし、これは別の解釈も可能ではないか。 GDP変動への相関が小さいというのは、ひとつはトレンド効果で、就業率が景気以外の社会的要因により決まっていることが考えられる。それはいい面と悪い面があり、共働きが増加した場合に、社会的に託児所などの整備が進んだこと、職場の性差別が減少したこと(少なくとも就業において。昇進は別問題)などにより女性が職を持つ割合が高まったことがあるとすると、それはマクロ経済の生産性とは別の議論だ。 あるいは景気後退局面で就業率が上がったとすると(これはこのトレンド効果に加え、パートナーの収入が不安定化したために、共働きに変化した
ゲーム講演 OpenCUでオンラインゲームについて話しました ゲームから学べるのはゲームの仕組みや UI だけではありません。今後、ソーシャルメディアがソーシャルシステムとして実世界にも欠かせない存在になるのであれば、オンラインゲームに存在する社会構造と人々のコミュニケーションの仕方は参考になるかと思います。 8月26日 OpenCU にて WEBの未来はオンラインゲームにあるというイベントを開催しました。昨年の WCAN でゲームをテーマにした講演を行いましたが、Web サイト制作と直接関係ないようにみえるところから、なかなか話す機会がありませんでした。最近は Gamification(ゲーミフィケーション)のような流行語が日本でも聞かれるようになったことから多少話しやすくなったものの、ゲーム的な仕掛け作りだけが学べるところではないと以前から考えていました。今回は仕掛けや UI といった
いま、生活者、消費者との「距離を縮める」ために必要なのは「広告」ではなく「コンテンツ」である。 次世代コミュニケーションの潮流を掴め! 今日は、田端さんといろんな会話をしてインスパイアされたので、教えてもらった情報も材料に枠売りと次世代バイイングシステムないし最適化配信に関する考え方を書いてみたい。 前々回のこのブログのエントリーに関して、尊敬する業界の先輩から下記の意見をもらった。別に反論という訳ではないが、私の理解にはもう少し違う角度からの見方があるので書いてみる。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- DSPに関してはデータ活用により、ROI向上には資する
GoogleのVic Gundotraによる、スティーブ・ジョブズのエピソード。 ジョブズ引退によせて、グーグルとジョブズのやりとりを開陳。 グーグルのモバイルアプリ責任者のもとに、日曜日に突然かかってきた電話とは? とても面白い内容だったので、電車内でiPadで訳してみた。 ———- アイコン急患 2008年1月6日、ある日曜の朝、携帯電話のバイブが振動したとき私は礼拝に参加していた。 即座に携帯をチェックすると電話には非通知と表示されていた。私は無視することにした。 礼拝の後、私は家族と一緒に車に戻りながら留守電をチェックした。 そこに残されたメッセージはスティーブからだった。「ヴィック、私の家に電話をくれるかい? すぐに議論しなきゃならないことがある」 車に辿り着く前に、私はスティーブに電話をかけなおした。私はGoogleのあらゆるモバイルアプリの責任者であり、職務の一環としてスティ
Manningから2012年春に出るnode本のearly access programがスタートしてた Manning: Node.js in Action 著者は二人 人気モジュールのクリエータTJ Holowaychuk php/Drupalでのキャリアの長いMike Cantelon 最近だと「Drupal開発者によるnode入門」と題したプレゼンを地元Vancouverでやってる人 MikeのGitHubページ early access programのページで脱稿前の原稿がどんどんアップされてく予定で、2011.8.25時点で2章までアップ 導入にあたる1章だけ無料公開してたので斜め読んでみた。既出系トピックは適宜カット 以下斜め読んだ内容 ちょっと想像してみてほしいこと いろんな情報を一瞬で送ったり受信したり処理してしまうウェブアプリが現実になった世界 離れたところにいる友達
新商品やサービスなどが登場したとき、早い段階でそれらを受容する人々の層を「アーリーアダプター」と呼ぶことは、弊社の記事を読んでらっしゃる読者の皆様には周知の言葉だと思います。進化の早いwebサービスの業界では、常にこうしたアーリーアダプターの層に対し、新たなサービスをリリースし続けています。そして、アーリーアダプター以外の層に対していかに幅広く普及していくかが、一般的なサービスとして成立していくか否かの、成功・失敗の分岐点といえるでしょう。 ロジャーズの採用者分布曲線 ■イノベーター(革新的採用者):冒険的で、最初にイノベーションを採用する ■アーリーアダプター(初期採用者):自ら情報を集め、判断を行う。多数採用者から尊敬を受ける ■アーリーマジョリティ(初期多数採用者):比較的慎重で、初期採用者に相談するなどして追随的な採用行動を行う ■レイトマジョリティ(後期多数採用者):うたぐり深く
個人的にガラポンTVのことが非常に気になっている。あまりテレビは見ないんだけど、テレビというメディアを評価していないからではない。玉石混交のテレビ番組の中に「玉」コンテンツが含まれること十分知っているし、その「玉」コンテンツの中には、日頃ネット上でみかけるコンテンツは比較にならない良質のコンテンツがたくさんあることも分かっている。ただ「石」コンテンツが多過ぎて「玉」を探すのが大変なので、テレビというメディアを諦めているところがあるわけだ。 でもネット上で「昨日のあの番組よかったよ」という意見を見ると、その番組が見たくて仕方がなくなる。なので地上波キー局の番組をすべて24時間、1ヶ月分録画でき、字幕スーパーの内容をキーワード検索できるというガラポンTVを購入しようかどうか迷っている。 そんな中、友人でTechWaveコミュニティーの中核メンバーの一人である小菅祥之さんがガラポンTVを使ってい
僕はときどきネット上で、自分の中で確信にまで至っていない漠然とした思いを、わざと断定調に書くことがある。なぜそういうことをするのかというと、1つにはフィードバックをもらうことで自分の考えを更に先に進めたいから。もう1つは、僕の問題意識が世間的にも重要なアジェンダになっているのかどうかを知りたいからだ。 これを繰り返していると、だれがどのような認識を持っているのかだいたい分かってくる。時代の先を読もうとしている人、読めている人が見えてくるのでおもしろい。 あるとき自分の中でぼんやりと見えてきた未来のビジョンをTweetしたことがある。自分自身で書いていて「これじゃなんのことだかさっぱり分からないな」と思うようなTweetだった。さすがにこんなTweetにはだれも反応しないだろうと思っていたら、二人からリプライが来たのでびっくりした。同じような未来を見ている人がいることに驚いた。 一人がマイネ
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