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池田氏への反論 就業率の変動について
池田氏の簡潔で示唆に富むエントリーで、興味深いデータが示されている。 そこでの就業率の変動が小さい... 池田氏の簡潔で示唆に富むエントリーで、興味深いデータが示されている。 そこでの就業率の変動が小さいことが、より厳密に言えば、GDPの変動に対する相関が小さいことを池田氏は、労働市場の硬直性と解釈し、それが日本経済の停滞の原因だと主張している。 しかし、これは別の解釈も可能ではないか。 GDP変動への相関が小さいというのは、ひとつはトレンド効果で、就業率が景気以外の社会的要因により決まっていることが考えられる。それはいい面と悪い面があり、共働きが増加した場合に、社会的に託児所などの整備が進んだこと、職場の性差別が減少したこと(少なくとも就業において。昇進は別問題)などにより女性が職を持つ割合が高まったことがあるとすると、それはマクロ経済の生産性とは別の議論だ。 あるいは景気後退局面で就業率が上がったとすると(これはこのトレンド効果に加え、パートナーの収入が不安定化したために、共働きに変化した
2011/08/29 リンク