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ブックマーク / chikawatanabe.com (29)

  • 全産業のソフトウェア化で既存企業がさらされる脅威

    by torbakhopper @flickr 全産業のソフトウェア化 いま世界は、全産業がソフトウェア化していく過程にある。差別化要因がハードからソフトに移行する中で、高付加価値なソフトを開発する力のない企業は廃れていくという現象が今後たくさんの業界で起こっていくと考えられている。問題はそれがどれくらいのスピードで起こるかだが、私の読みは10-15年、というところ。(そう思う理由はまた別途書きます。) 2011年に、Marc AndreessenがWall Street JournalにWhy Software Is Eating The Worldという文章を寄稿した。この”software eats the world”という表現のインパクトもあって、未だに語り継がれる記事になっているが、その中でAndreessenはこう言っている。 we are in the middle of

    全産業のソフトウェア化で既存企業がさらされる脅威
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    tinsep19 2016/03/18
  • AirBnBは合法にすべきか違法にすべきか

    前回東京に家族で行った時AirBnBで借りた部屋 AirBnB素晴らしい。ファンです。二度使ったけれど、もう「家族旅行はこれに限る」という感じ。AirBnBは、普通の人が普通の人に自分の家(の全部または一部)を短期貸し出すためのマーケットプレース。2012年の6月時点で1000万件の予約がAirBnB上で行われており、もはや押しも押されぬ大事業。 静かな住宅地で、普通の人が住む家に短期間だけ滞在できる。そもそも旅行では、観光地を見て歩くより、長逗留して旅先の街の生活感を楽しむ方が好きなので、人の家に住めるって最高。写真を見るだけでため息が出そうな素敵な家もたくさんある。AirBnB、よくこんな変な市場を創造した!すばらしい! ・・・と思うのですが、実は世界の多くの街でAirBnB型賃貸は違法だったり、超クロに近いグレーゾーンだったりするのでした。 違法の理由は、「短期の貸し出しを恒常的に行

    AirBnBは合法にすべきか違法にすべきか
    tinsep19
    tinsep19 2013/06/20
  • インフレのある暮らし – 15年ぶりの1ドル80円時代に思うこと

    私がアメリカ旅行以外で最初にきたのは1995年であった。当時は1ドル80円だった。ここ2年ほどと似た様な水準ですね。 して、思い起こすに、1995年当時はアメリカのものは何もかも尋常でなく安く感じた。 「えー、こんな値段でいいの」 と、つい鼻息荒くなって、使いもしないシャネルバッグとか買っちゃったよ。(ちなみに、私の服装はシャネルから極めて遠い)。 が、今回円ドルレートが同じ水準になっても、あまりアメリカが安い感じがしない。「日米同じくらいかな?」というイメージ。 前回の1ドル80円時代から今回の1ドル80円時代の間に、アメリカはインフレがあったからですね。 ビバ・インフレ。 以下、どんなにシリコンバレーのものが高くなったか、書いてみたいと思います。 家賃 最近、前回の1ドル80円時代にPalo Altoで同じアパートに住んでいた日人の知人と久しぶりに会った。彼は日に帰って10数年経

    インフレのある暮らし – 15年ぶりの1ドル80円時代に思うこと
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    tinsep19 2012/08/04
  • 英語リスニング力向上、Listen-ITのiPhoneアプリをリリースしました

    お久しぶりです。 さて、突然ですが、英語リスニング力向上のためのiPhoneアプリ Listen-ITをリリースしました。まず第一弾は、母音の微妙な違いをゲーム形式で聞き分ける「母音ゲーム」です。 カタカナにするとどちらも「ロー」になってしまうlowとlaw、「バット」になるbatとbutなどの組み合わせを聞き分けることで、微妙な母音の違いを耳から覚えられるようになっています。 今後、子音や口語の文章聞き分けのコツその他もろもろを追加していく予定。なお、Listen-ITアプリ紹介のウェブサイトはこちらです。 もともと、ウェブ上で作ったものをiPhoneアプリにしたものですが、思ったより大変でありました。開発者@naan(在Silicon Valley)の執拗な完成度要求に応えていただいたデザイナーの@solehさん(在Connecticut)、そして、ウェブバージョンからの移管でお世話に

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    tinsep19 2012/05/18
  • 最近$14M増資したPreziでズームできるプレゼンを作ってみた

    3日ほど前、東京の起業セミナーで話しをさせて頂きました。 で、それ用に作ったプレゼンがこちら↓Google Earthさながらに、遠くから全体像を見たり、その部分にぐぐぐとズームインしたりしながらプレゼンができる、というzooming presentationのprezi.comにて作成。 Preziはオンラインサービスなので、ブラウザがあればOK。ソフトウェアは必要なし。 Preziがローンチしてから2−3年経つので、見たことある人も作ったことがある人もいると思うので、全然新しい話じゃないのだが。 私も何度かコンファレンス等で見て、「作ってみたい」と思いながら、中々重い腰があがらないこと幾星霜、やっと実行に移してみたら楽しかった。 日行きの飛行機(昼前発)に乗る日の朝、 「えーっと、どうやって使うのこれ?」 と、tutorialビデオを見始めるところから始まるという、ヤバい感じで始まっ

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    tinsep19 2012/03/10
    元々は、ハンガリーの建築家が、設計図をプレ ゼンするのに、 「全体像から個別の部屋にズームでき、また全 体像に戻れたりしながらできたらいいのに」 と思って、自分で作ったのが始まり。
  • Quoraがニュースメディアになる可能性

    Quoraは、最近人気を増しつつある「オンラインQAサイト」。Yahoo知恵袋のようなものだが、従来のQAサイトとは違うあさっての方向に進化しつつある。 で、その進化ぶりを見ながら、最近感じていたのが「そうか、こういうサイトがニュースメディアの一部を代替していく可能性があるんだ」ということ。 ・・・という話を、当は3月11日に書き始めていたのだが、地震があってちょっとお箱入りしておりました。が、福島第一原発の政府・東電発表と、海外メディアやアメリカ政府の右往左往ぶり、そして世界中の知見者がインターネットの片隅で発信する情報を見ながら、 「Quora(的なもの)が普及していたら、もう少し正しい情報が伝わるのに」 と思った次第。(以下長文)。 Quoraは、誰でも質問をポストできて、誰でも答えが書ける、というありがちなQAフォーラム。もちろん、アメリカにもその手のものは大量にある。そんな中で

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    tinsep19 2011/03/24
    日本に独自のQuora的なものを作ることもできる。>まあ、冒頭の質の高いQAのクリティカルマスが集まったを作るのが難しいのだけれどね。
  • シリコンバレーはエンジェル投資バブルです

    このままブログを書いていたことなど忘れてしまいそうな今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。 さて、昨今シリコンバレーでは「エンジェル投資バブル」が起こっております。やっとサイトができました、2−3人でやってます、というくらいのベンチャーの企業価値があがるあがる、どんどんあがる。屋根まであがる。 主にインターネットベンチャーの世界での話ですが。 具体的に言うと、上記で言ったようなできたばかりのベンチャーの「リーズナブルな企業価値」は、去年の頭くらいまでは、(pre moneyで)$2 million前後くらいが相場だったのが、今は$4 million。$8 millionなんてのもザラにあるという状態。 TechCrunchのMichael Arringtonは$4 millionが限界的高さで今やそれを超えつつある、と今朝書いてましたが、ふふふ、$4 millionはもはや「リーズナブル

    シリコンバレーはエンジェル投資バブルです
    tinsep19
    tinsep19 2010/10/28
    この”高値現象”、エンジェルラウンドのvaluationバブルというよりは、Web2.0系におけるビジネス立ち上げ費用のデフレ、それに伴うVCモデルの崩壊、というのが正しい理解のような気がします。
  • ITアントレプレナーになりたい若者のみなさんはプログラミングを習得しましょう

    この間、IT系ベンチャーに内定している日の大学3年生の人たちと会って、「これから何をすべきなのか」という話になったのだが、私の答えは 「プログラミングを習得したら」 というもの。英語とプログラミング、が大事だと思うが、どちらか一つ選べといわれればプログラミングかな。 ちなみに、私は英語はできるけどプログラムはできないわけで、まぁ、お前に言われたくないよ、と言われればそれまでなのだが、今私が20歳で、IT、それもインターネット関係でアントレプレナーになりたいなら、プログラムをせっせとするですよ。 というのも。 最先端のウェブサービス開発の現場は、とてもアウトソースなんかできない状況になっている。「仕様書を文章で作って、それを誰かが作る」なんていう悠長なやり方は通用しない。どんどん機能開発して、どんどんリリースして、ユーザーのフィードバックを元にさらに進化させる、というのを、毎日行い続けない

    ITアントレプレナーになりたい若者のみなさんはプログラミングを習得しましょう
    tinsep19
    tinsep19 2010/07/13
    というのが非常に重要なのです。
  • テレビ番組がとてつもなく複雑になっている

    今日からLostの新しいシーズンが始まる。今回と、その次のシーズンでおしまいなのだが、ストーリーは超複雑。登場人物がわらわらといて、それぞれを核とした別の物語が展開するだけでなく、未来と過去を行ったり来たり、主要舞台の島まで動く始末。私はシーズン1以降見ていないので、もはやキャッチアップ不可能でございます。 New York Timesのこちらの記事によれば、脚チームには、「過去の話しの展開を記録、新しいプロットに齟齬がないかを確認するだけの担当者」がいるそうな。彼がこれまでに書き留めたメモは、プリントアウトしたら、トルストイの戦争と平和も真っ青の分量とのこと。 そういえば、Everything Bad is Good for Youなどというもありますな。「ゲームとかテレビとか、そういう『良くない』と言われている物は、実は人間の認知能力を高めるのに役に立っているのである」という主張の

    テレビ番組がとてつもなく複雑になっている
    tinsep19
    tinsep19 2009/12/15
    テレビ番組は、放映後にDVDを売るのが儲かるが、一回見てわかった気になるようではDVDを買ってもらえない。なので、最近のテレビドラマは、とてもさらっと見てもわからないくらい複雑・難解なストーリー展開になった、
  • FlickrファウンダーCaterina Fake、Flickrの起源を語る

    IT特化のヒアリング練習ポッドッキャスティング、Listen-ITの新しい回をアップしました。今回はFlickrファウンダーのCaterina Fakeのスピーチから取っています。練習素材は20秒ほどですが、元のスピーチは40分。結構面白い話だったので要旨を書き出しました。web2.0型事業の参考になるんじゃないでしょうか。 ちなみに、Flickrは、もともとMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)だったそうです。知ってました?私は知りませんでした。はい。ゲームの中でユーザー同士がチャットする際にそこに写真をドラッグして共有できるように作ったのがFlickrで、最初はサイトも無かったとのこと。元のゲーム事業で増資できず、「あと一つだけ何かできる」という資金だけしかなくなったとき、元のゲームを続けるか、ゲームをシャットダウンしてFlickr開発にかけるかを、6人の社員で投票して選び、

    FlickrファウンダーCaterina Fake、Flickrの起源を語る
    tinsep19
    tinsep19 2009/08/05
    Flickrをやるとき、他のフォトシェアリングサイトの研究は一切しなかった。もししていたとしたら、「フォトシェアリングは写真現像事業で儲けるためのもので、サイトそのものは赤字だから事業として成り立たない」とい
  • 処方薬はCostcoで買わないと負け犬

    FreakonomicsのWhat don’t we know about the pharmaceutical industry?の中に、お店による処方薬の値段の違いが出ていたのですが、これがすごい・・・。一番高いお店と安いお店で、3倍から20倍の差がある。アメリカでは、電話料金は、コトと次第によっては100倍くらい違うこともあるので、それに比べればゆるいが、それにしても、知らない者は損し過ぎ。製薬会社もアメリカの医療システムも、いくら何でもひどいと思うよ。 3年ほど前に、「アメリカに集約するヘルスケアのイノベーション」というエントリーを書いたが、主旨は「アメリカの医療は儲かるので、元はヨーロッパにあった製薬会社もR&Dの拠点をアメリカに移している。医療を受ける国民は高価格と言う被害を被る代償に、アメリカのヘルスケア産業(バイオとかいろいろ含む)が栄える、と。病院にかかると大体日の10

    処方薬はCostcoで買わないと負け犬
    tinsep19
    tinsep19 2008/01/29
    コレステロール降下剤のZocorなんか、Costcoで11ドル66セントのものが、New YorkのWalgreensだと221ドル89セント。最近、処方箋が全部無料の保険はどんどん減っている。
  • インターネット動画配信利益のために戦う脚本家組合

    米国の脚家のストが、そろそろ10週目に入ろうとしている。テレビ番組が再放送ばっかりになってしまった今日この頃。ゴールデングローブ賞の授賞式も、欠席者多数になるとの予想で中止になった。(一応記者会見形式で発表はされるようだが。) で、このスト、最大の争点が「オンライン配信した動画コンテンツの利益の分け前」なのであった。時代を感じさせるではありませんか。 脚家組合側は、「売上げの2.5%」を要求しているが、メディア側は「DVD同様、売上げの0.3%−0.36%。ユーザー課金しないストリーミングはゼロ」と主張しており、全く平行線。 そもそもこのDVDの脚家取り分は1988年に22週間もストライキをして勝ち取ったものだったのだが、当時はまだまだ家庭用映像販売事業の規模が小さかったこともあって、低く設定しすぎた、とほぞを噛んだ模様。そこで今回は2.5%、と。 メディア側の主張は、「オンライン配

    インターネット動画配信利益のために戦う脚本家組合
    tinsep19
    tinsep19 2008/01/10
    ちなみにこの脚本家組合、12000人ほどのメンバーがいるが、脚本作家として一定の収入を上げた、等の実績がないと入れないので、「ステータス」でもある。
  • On Off and Beyond: Harvardの戦略的学費値下げ:年収2000万円までのミドルクラス対象

    イシューてんこもりのタイトルですみません。 月曜に発表されたハーバード大学の学部生向け学費値下げ。正確には学費の「正札価格」は変わらないのだが、親の世帯年収次第で、学校が多額の奨学金を出すことにした、ということ。結果、学生の負担はこうなる: 世帯年収6万ドル(約700万円まで)だと無料 世帯年収18万ドル(約2000万円)までだったら、世帯年収の10%以下 前者の方は、2004年からある奨学金。(ただし、年収制限は最初4万ドルだったのが、去年、6万ドルまで引き上げられた。)今回さらに18万ドルまでの収入の家庭に救済策がもうけられたわけです。 この結果、「現在の生徒の半分以上が値下げメリットを享受する」そうな。つまり、「半数弱の生徒の親の世帯年収は18万ドル以上」なんですね。 で、あちこちのニュースで、10万ドル台の年収の「ミドルクラス」に救いの手が、となっている。まぁ、全国平均世帯収入が4

    On Off and Beyond: Harvardの戦略的学費値下げ:年収2000万円までのミドルクラス対象
    tinsep19
    tinsep19 2007/12/18
    ついつい過去のやり方に引きずられて学費をあげることに躍起になってきた訳だが、ふと「あれ、endowment収入が桁違いじゃん」と気づいて、それを原資に学費を下げた
  • On Off and Beyond: 中3を家庭教師した頃の話

    大学時代、死ぬほど家庭教師をしてました。週8回とかやってたからな。疲れたデス。特に、 「中3の子の偏差値を、1-2ヶ月で40台から50台に上げる」 ってのが、私の得意分野でございました。高校受験目前であわてた親に泣きつかれる、みたいなケースですね。 で。当時(80年代)の中3で、偏差値40台ってのは英語で言うと大抵こんなレベル。 1.文法という概念がないので、時制といわれてもなんのことやら 2.っていうか、動詞と名詞の違いもわからない 3.もっというと、アルファベットもうろ覚えだったり というわけで、まず最初に、どのレベルかを見極める。こんな感じです。 私 「犬って英語でなんていうかわかる?」 生徒 「うーん、ドッグ?」 私 「お、よく知ってるじゃん。じゃ、それ、この紙に英語で書いてみてよ。」 ここで、アルファベットの難関、「d」と「b」の違いがわかっているかどうかが判明する。できない子が

    On Off and Beyond: 中3を家庭教師した頃の話
    tinsep19
    tinsep19 2007/11/21
  • 日本では流行らなそうなビジネス:MyHeritage

    恐るべしユダヤネットワーク。 (・・・・というと、すぐ「陰謀」とか考えるかもしれませんが、そういうのではありません。) MyHeritage.comは、「家系図」サイト。名前、生年・享年、写真等をアップロードして、17言語で家系図を作成可能。2005年にイスラエルで事業開始以降、既にユーザーが1720万人もいて、15万の家系図、1億8千万人のプロファイルが作られ、毎日15万プロファイルが新規作成されているそうです。これまではクライアントアプリをダウンロードしなければならなかったのが、最新バージョンはフラッシュベースで技術が大向上して使いやすくなったそうな。 「苗字ファインダー」とか、顔画像検索とか、いろいろ多機能。さらに、がんばってどんどん家系図を作っていくと、別の人の家系図と合体するなんてことも起こりうるらしい。(「ええっ?うちのひいおじいちゃんと、Joshuaのひいおじいちゃんが兄弟?

    日本では流行らなそうなビジネス:MyHeritage
    tinsep19
    tinsep19 2007/09/12
  • Etsy:世界の手工芸品オンラインショップ(ステキ)

    「手工芸品だけを集めたeBay的物販サイト」 と聞いた時はダルイ感じ、と思ったんですが、Etsyは、なかなかステキなのであった。男性諸君には殆ど価値がないサイトだとは思いますが。 数百ドルするようなアートもあるが、10ドルくらいの「趣味の工芸」みたいなものも山のようにある。プロ、セミプロ、単なる趣味の人、がこぞって自分の作った作品を売っているんですね。アメリカだけじゃなく、ヨーロッパやオーストラリアなど、世界から売り手が参加。 意外に送料も安い。たとえば・・・・ アメリカの人が作っている鉄のベースに銀の粒がついているブレスレット。国外への送料は世界一律7ドルなり。 ベルギーの人が作っているフェルトのマフラー。30ドルなり。国際送料はたったの4ドル。500円ちょっと。 アメリカ、ビーズ細工のネックレス。12ドル。国際送料4ドル50セント。 オーストラリアの人が作っている銀のペンダント。オース

  • 著作権保護よりライブで稼ぐ、というビジネスモデル

    プリンスが、イギリスでCDを新聞の「オマケ」として配って話題になった。 The Mail紙の日曜版に、新作CDのThe Planet Earth、300万枚(!)を折込、その上イギリスでのPrinceのコンサートツアーに来た人には、全員無料配布。こちらも延べ40万人超。 New York Timesが、Princeの収益構造を分析しているが、非常に単純化すると、 「Princeはライブの稼ぎがメイン。印税収入はたいして重要ではない。CDは、ライブをプロモートするための広告ツールであり、別に違法コピーがどれほど出回ってもOK。むしろ、沢山出回って知名度が上がり、ライブに人が沢山来てもらったほうがよい。しかも、CDに頼らなければレコードレーベルに利益を搾り取られることもない」 というのがPrince側の論理では、という話。 Princeは非常にエキセントリックな外見、マスコミからのインタビュー

    著作権保護よりライブで稼ぐ、というビジネスモデル
    tinsep19
    tinsep19 2007/08/31
    Princeはライブの稼ぎがメイン。印税収入はたいして重要ではない。CDは、ライブをプロモートするための広告ツールであり、別に違法コピーがどれほど出回ってもOK。
  • シリコンバレーで企業買収をしたら

    知り合いのベンチャーが最近、とある企業に買収された。ベンチャー側は社員30名、買った側は3500人、という規模感。 M&Aはシリコンバレーの華なわけですが、そのやり方もかなり定番化してきてます。90年代にCiscoが多数の買収を行い、しかも買収した企業を上手に体事業に取り込んだことから、そのノウハウが地域全体に広まった、ということもあり。 買収にかかる金銭的交渉はさてはおきつ、買収後の事業統合を成功させるのが最重要課題。そのための大事なルールが「買収を社内発表すると同時にリストラ策を社員全員に告知する」ということ。 M&Aでは、無駄になる人材が必ず出るもの。セールスや総務的人材は無論のこと、 「特定の技術はいるけど、それ以外はいらない」 といったこともある。いずれにせよ、買収される側はリストラを覚悟しており、買収後の事業や組織がはっきり示されるまでは誰も仕事腰が入らない。 そういった

    シリコンバレーで企業買収をしたら
    tinsep19
    tinsep19 2007/08/31
    一番最悪な買収後の施策が「買収はするけど、とりあえずじわじわとお互いを理解してそれからどうするか決めましょう」
  • バーチャルワールドの貨幣経済とセカンドライフ内銀行破綻

    クレジットリスクはバーチャルの世界にもある。最近、ついにセカンドライフの銀行が一つ破綻した。その名も Ginko Bank 名前からして怪しいのだが、年利40-100%という高利回りの預金を提供、という当に怪しい銀行。しかし、というか、当然、というか、ついに取り付け騒ぎが起こり、セカンドライフ内のGinko銀行(あーややこし)のATMアバターが列をなして、預金引き出しを始めた。(笑ってはいけません。アバターの中にいる人は真剣なのだ。冒頭のスクリーンショットは私が行ったときにATMの前で「お手上げ」していた引き出し希望者。) ・・・と、突然こんな話をしても、セカンドライフをしたことのない人にとってはなんのことやら、という感じかもしれないので、2ヶ月ほど前に日経産業に掲載いただいた、バーチャルワールドの貨幣経済に関する文章をまずは読んでください。 ***以下、日経産業のコラム*** セカン

    バーチャルワールドの貨幣経済とセカンドライフ内銀行破綻
    tinsep19
    tinsep19 2007/08/31
    通貨発行について
  • バーチャルワールドで研究

    昨日のエントリーで 別にセカンドライフが流行ろうが流行るまいが、どっちでもよいではないですか。それより、新しい場で新しいことをトライしてみようというのも建設的ではないかと。 実際、経済学、社会学、法学等々の実験場として、とても面白いと思います。 と書いたんですが、早速面白い記事を見つけました。Economist8月23日号、Epidemiology: Viral or Virtual。爆発的にヒットしたオンラインゲーム(最近ついに落ちてきたらしいが)、World of Warcraft内の「伝染病」の話し。 開発元のBlizzardが、間違って非常に強力な伝染病をゲーム内に発生させてしまったことがあったが、それにどうプレーヤーが反応したかに興味を持った疫学の研究者が、「わざと伝染病を組み込んで、それに対するプレーヤーの対応を観察させて欲しい」とBlizzardに頼んでいる、と。 いわく、

    バーチャルワールドで研究
    tinsep19
    tinsep19 2007/08/31
    リアルの世界では「伝染病をちょっと流行らせてみて研究する」というというわけには行かないが、ゲームだったらOK