県は、二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロとなる「CO2ネットゼロ」社会の実現を目指し、CO2を出さない次世代エネルギーとして注目される水素の利用を広げようと、守山市内で実証実験を行っている。24日、実験に協力しているダイハツディーゼル守山第一工場で、見学会とセミナーが開かれた。(片山さゆみ) 水素エネルギーの普及には、供給体制の整備と並行して、利用する企業を増やすことが必要となる。今回の実験では、ダイハツディーゼルの工場と物流業・センコーの拠点に配備されている燃料電池式のフォークリフトに、移動式のステーションから水素を供給し、需給の体制づくりの課題を探っている。実験は16日から始まっており、29日ごろまで続ける。...