水素社会に向け欧州で進む取り組み ドイツのフラウンホーファー研究機構・セラミックシステム研究所(IKTS)は7月1日、太陽光から水素を直接、生成することが可能な光電気化学パネル「タンデムPECパネル」を開発したと発表した(図1)。 欧州では洋上風力発電やメガソーラー(大規模太陽光発電所)などの再生可能エネルギー設備に連系が増加した結果、地域や時間帯によっては系統網の送電容量を上回る再エネ電力が作られ、その結果、出力制御(出力抑制)も頻発することが課題となっている。 このため、再エネ電力を無駄にせず、貯蔵し活用する方策の一つとして、水の電気分解による水素プラントを導入する動きが活発化しつつある。 また温室効果ガス排出量を抑制するために、化石燃料を水素で置き換えるといった取り組みも欧州の産業界で徐々に進められている。 例えば、イタリアの水電解装置メーカーであるエナプター(Enapter)は7月
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