敦賀市と関西電力は、国内で初めてとなる原子力発電の電気を活用して水素を製造する実証を始めました。敦賀市は、エネルギー先進地として、次世代燃料の水素のサプライチェーンづくりを目指していて、その第一歩にしたい考えです。 敦賀市は、2018年から水素エネルギーの活用に取り組んでいて、今回の原子力由来の水素を製造・供給する実証は、市内に開設されている水素ステーションで行います。 関電が開発したシステムを使って、水素ステーションに原子力発電の電気のみを供給し、カーボンフリーの水素をつくります。燃料電池自動車などに使われる予定です。 関西電力によりますと、1日に乗用車一台分に当たる4.3キロの水素を製造でき、一般の電力と比べ、二酸化炭素約260キロを削減できます。
脱炭素の切り札になるのか。 オーストラリアで生産された水素を積んだ、日本の液化水素運搬船が、世界初となる航海を終え、神戸港に戻った。 川崎重工やJパワーなどが参加する企業連合が運用している液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」は、25日午前10時すぎ、オーストラリアから神戸港に戻った。 液化水素を船で海上輸送するのは、世界で初めてのこと。 この水素は、オーストラリアに大量に埋蔵されている褐炭という品質の低い石炭から、日本の技術で抽出・液化されたもの。 現在は実証実験の段階だが、実用化すれば、燃やしても二酸化炭素を排出しない水素を、海外で安く生産して国内に大量輸送できるようになるため、日本の脱炭素化が進むことになる。
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