友人からジャノメのミシンを借りて手作りマスクに挑戦するアンダキーノさん。マスクが支給されていない店員らに配っている(撮影/アナベル・メンドーザさん)この記事の写真をすべて見る アンダキーノさんがつくった、かわいらしいマスク。誰かのためになりたいという気持ちがこめられている(撮影/アナベル・メンドーザさん) 「マスクがどこも品切れ。しょうがないから手作りで縫っている」 【アンダキーノさんが1つ1時間近くかけて手作りした、かわいらしいマスクはこちら】 東京に住む母の話を電話越しで、ただ「へぇー」と聞くだけだったのは、ほんの数カ月前。「あなたたちのところにも送ってあげようか」と、シカゴに住む私と夫を気にかけてくれたものの、「そんなのアメリカではしないよ」と笑いながらあっさり断ったのを覚えている。 しかし、アメリカで外出禁止令が出て約2カ月、犬の散歩で外へ出たりするたび、見かける人たちの8割近くが
