光嶋裕介くんの『みんなの家』が発売早々に東京堂書店で総合1位という快挙をなしとげた すごいね。 『みんなの家』は彼が凱風館を設計して、竣工するまでの経過を、これまでの建築家に至る道筋の回想とからめながら書いたものだけれど、光嶋君というひとの器の大きさ、風通しのよさが行間からにじんでいて、読んでいてまことに爽快である。 凱風館という建物と組織のコンセプトもこれを読むとよくわかります(僕の「住まい論」も併せて読むと、同一の建築物の建つプロセスを施主と建築家がどう見ていたのか、わかって面白いです)。 推薦文を版元アルテスの鈴木くんに頼まれたので、「青年の文章」というものを書いた。 『みんなの本』に採録されているけれど、ブログでも公開して販促してくださいという鈴木社長からのご依頼があったので、ここに公開。 青年の文章 これは僕の道場兼自宅である凱風館という建物が建つまでの流れを光嶋裕介という若い建