もう花粉飛んでるらしいですね。比戸です。 昨年開いたICML2013読み会に続き、NIPS2013の論文を紹介する会を開きました。平日夜にも関わらず60名以上の申し込み、50名以上の参加があり、改めて機械学習への興味の高さを裏付けるものとなりました。会場提供にご協力頂いた東大の武田朗子先生、中川裕志先生、および発表者の皆さんありがとうございました。 ここで特筆したいのが、@mooopanさんが選んだ”Playing Atari with Deep Reinforcement Learning“です。 話題のDeep Neural Networkと強化学習を組み合わせて、テレビゲームで人間にも勝ったという、この日唯一のワークショップ論文紹介だったのですが、なんと著者の所属するDeepMind TechnologiesがGoogleに500億円以上で買収されたというニュースが3日前飛び込んでき
東大で開催されたNIPS2013読み会で発表させていただきました. http://connpass.com/event/4728/ 参加者60人と大盛況で, 機械学習の人気の高さを再確認しました. 僕は, Scalable graph kernels for continuous attributesというタイトルの論文を発表しました. 要点は ノードに実数値ベクトルをもつグラフに対するGraphHopper Kernelを提案 類似度は2つのグラフに存在する同じ長さの最短路上のノードの類似度の和で定義 式変形により最短路におけるノードを通過する回数に関するforward-backward計算に帰着 実際のグラフに対しては, ノードの数の2乗で計算可能 高速かつ高精度 です. 下は発表スライドです. NIPS2013読み会: Scalable kernels for graphs with
こんにちは.Machine Learning Advent Calendar (MLAC) 2013の14日目を担当します,[twitter:@kisa12012]です.普段は博士学生として,各地を放浪しながら機械学習の研究をしてます.今回の記事はボストンで執筆しています.現地時間(EST)での締切は守ったのでセーフ…ですよね? 本日は機械学習の技術的な内容の話ではなく,筆者が実践している機械学習関連の情報収集方法について纏めます*1.大きく分けて,学会情報の管理・論文情報の収集・その他の三種について述べたいと思います.今回のトピックの多くは他の分野にも通用する話になっているかと思います.他の分野の方がどのように情報収集されているのかも気になるところです. 学会情報の管理 まずは学会情報の管理についてです.機械学習に関連するカンファレンスは(特に近年乱立気味で)非常に沢山あります.全てをチ
先日、NIPS (Neural Information Processing Systems)という学会に参加してきました。今回はその報告です。 NIPSは機械学習の分野においてはトップに位置づけられる会議の一つです。今回、私は特に発表とかはなかったのですが、幸運にも参加することができました。2012年からしばらくは、アメリカ合衆国ネバダ州タホ湖湖岸にあるHarveys HotelとHarrah’s Hotelで開催されます。今回はチュートリアルからワークショップまで、6日間すべてに参加してきましたので、その印象を独断と偏見で語ります。 NIPSはシングルトラックで招待講演と口頭発表を聞いて、残りは全部ポスターセッションという構成になっているのですが、これは口頭発表で聞き逃しもないし、詳しく聞きたい奴はポスターで詳しく聞けるし、なかなかうまい方式だと感じました。代償として口頭発表は非常に数
朝、微妙な時間に起きたせいか、朝ご飯のとき誰も知り合いがおらず、不安感が漂う。出かける用意をしてロビーに降りると、知り合いが増えていたが、これから朝ご飯を食べるところのようで (つまり招待講演はスルーするということか……)、出かけそうだった黒橋先生たちの autorickshaw に同乗させてもらう。 今回松本先生をはじめ、日本からはシニアな人がほとんど来ていない、というお話をお伺いし、確かにそうかも、と思ったりする。主力は助教〜ポスドクくらいの人で、あと同じくらい学生、そして准教授と教授クラスの人は合わせても片手〜両手で数えるくらいかもしれず。日本以外からは教授クラスの人もたくさんいらしているのだが……。日本から国際会議に行くとき、ほとんどの場合面倒くさいビザの申請はしなくてよいのだが、今回はビザの申請からして面倒だったので、そういうのを敬遠して、というのはあるかもしれない。(他の国の人
長旅の疲れを癒すため (ホテルで無線が有料だったせいでもあるが)、昨日は早く寝たのだが、朝の6時半に外から聞こえる謎の詠唱で起きる。10分くらい続いていたが、なんだったのだろうか……。6時半でもまだ外は真っ暗なのだが、日の出とともにやる儀式でもあるのだろうか。 [twitter:@keiskS]くんと合流して朝ご飯を食べる。彼の論文は reserve paper といって、発表できるかどうか直前まで分からず、発表者が来ない no show のときに繰り上げで発表可能になるそうなのだが、可能性としては初日から繰り上げになる可能性があるので、徹夜でスライドを直していたそうだ。自分だったら頼まれるにしても前日までには連絡があるだろうから、とサボりそうだが、すごい……。 ホテルから会場までは直線距離にすると3kmくらいで、湖を横断する道を通ると歩いて行けるように見えるのだが、実際はその道は通行禁止
ARG 「Webインテリジェンスとインタラクション」研究会 ARG WI2研究会 (ARG SIG-WI2) (ウィッツ研究会) 本研究会は,Webを支える計算機科学と技術に関する研究会です.Webに関する技術には,検索技術,パーソナライゼーション,社会ネットワーク分析,オントロジー技術などがありますが,人工知能,データ工学,自然言語処理,ヒューマン・コンピュータ・インタラクションなどの分野の知見を活かし,新たな技術開発を行う研究を支援します.また,社会科学や心理学など人文社会系の知見も援用し,よりユーザサイドに立ったインタラクションモデルの開発も対象とします.本研究会は,様々なバックグラウンドを持つ研究者が集まり,これらの技術開発のための議論を行うことを目的とします. お知らせ 第19回Webインテリジェンスとインタラクション研究会参加募集案内を公開しました.(2023.11.25).→
※定員に達しましたので,受付を終了いたしました。 ■趣旨:近年,大学における教育・学習活動を組織的に運営し改善していく上で,データの役割が重要になってきています。そのため,教育情報や学習成果のデータを収集し,意思決定や教育改善に活用する機関研究(Institutional Research: IR)にスポットライトが当たっています。 本セミナーでは,日本においてIR活動の実践・研究を主導してきた講師をお招きし,最先端の経験を共有します。どのようなデータをいかに収集・分析し,学内のどこに発信することで教育改善に結びつけてきたのか,そのコツを学びます。また,「データに基づく教育改善」に関わる人材に求められる知識や技能についても議論し,セミナー参加者がそれぞれの現場で教育改善を進める際の糸口を探っていきます。 ■プログラム: 14:00 開会の挨拶 14:05 趣旨説明 14:20 講演1「研究
iSPP調査報告:「東日本大震災 被災地住民の情報行動から学ぶ」 よりしなやかなIT社会への変革 〜 3.11後の二つの調査より 重い話だけれども非常に面白かった。2コマ連続セミナー。大まかにわけて3部構成。第一部は、会津 泉さんによる東日本大震災の発生直後に被災三県においては、どのような情報入手方法があったか、また、どの情報収集経路が役に立ったかのインターネット調査&聞き取り調査結果の説明。第二部は、岡田 良太郎さんによる最近IPAが行ったオープンソースに関連する調査の紹介、第三部がIPAが依頼し、会津さんが所属されているiSPPが受託した東日本大震災直後から同時多発的に作られた各種支援サイトについての調査の紹介&トークセッションだった。このコマを聴けただけでもOSC 2012 Fall 1日目に行ったかいがあった。 iSPP調査報告:「東日本大震災 被災地住民の情報行動から学ぶ」 20
先週のことになるが,8月29日から31日まで,立正大学大崎キャンパスで開かれた JWEIN2012(ネットワークが創発する知能研究会)について参加したので記録を残しておきたい。なお,立正大学を訪れたのは初めてだ。 この研究会は 2005 年に発足,「ネットワークダイナミクス、ネットワークが創発する知能」をキーワードに活動を続けてきたという。類似の団体に「ネットワーク生態学研究会」がある。両者の違いについて,ぼくはよく分かっていない。 それはともかく,今回の研究会の目玉の1つは「東日本大震災におけるデマの分析」という企画セッションで,栗原聡(阪大),安田雪(関大),市川芳治氏(NHK),風間一洋(NTT)の各氏が登壇された。 安田先生がインフルエンサーの役割について会場の意見を聴いたところ,重視しない派のほうが多かった。それは会場の多数を占める理工系研究者が,エージェントの異質性を認めたくな
Not your computer? Use a private browsing window to sign in. Learn more
Skip to content web hosting providers
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く