『初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式』(石田章洋著、日本能率協会マネジメントセンター)の著者は、大学在学中に六代目三遊亭円楽(当時は楽太郎)に弟子入りして落語家になるも、数年後には放送作家に転身したという異色の経歴の持ち主。以後30年にわたり、「世界ふしぎ発見!(TBS)」「TVチャンピオン(テレビ東京)」を筆頭とする、あらゆるジャンルのテレビ番組の企画・構成を担当しているのだそうです。 ちなみに著者は「おもしろさ」が求められる世界で生き抜くために、「どうして、この人の話はおもしろいのだろう」「なぜ、あの人の話はウケるのだろう」と考え続け、身のまわりにいる「なぜか話がおもしろい人」の話し方も注意深く観察してきたのだとか。そしてその結果として気づいたのが、「誰でもおもしろい話ができる伝え方の公式」が存在するということだったのだといいます。つまり本書は、そんな経験や思いを軸に書かれ