北村誠吾・地方創生担当相は14日、地元の長崎県佐世保市で会見し、地元地権者が反対を続ける石木ダム(同県川棚町)の建設計画をめぐり、「みんなが困らないように生活するためには、誰かが犠牲(になり)、協力して、人のために役に立とうという精神で世の中は成り立っている」と発言した。石木ダムは県と市が建設を進め、土地収用法に基づく土地明け渡し期限が11月に迫っている。 北村氏は同市役所での会見で、過去の佐世保の大渇水に触れ、地域全体の発展のためにも新たな水源が必要と強調。地権者の水没予定地への愛着にも理解を示しつつ、「何かを犠牲にして人々は生きている」とも述べた。一方、県と市に対して「地権者が『協力せざるを得ない』『収用に至らざるをえない事情があったんだ』と思うような歩み寄りや真剣さが必要」と丁寧な説明を求めた。 北村氏は15日、発言の意図について、朝日新聞の取材に「互いに犠牲的精神を発揮し、助け合っ
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