「メロン」や「かに」「たらこ」。 NHKが入手した菅原大臣の事務所のものとされる贈答品のリスト。そこには贈った品物や数などが具体的に書かれていました。 菅原経済産業大臣は、選挙区内の有権者にメロンなどを贈っていたほか、秘書が香典を手渡していたなどと「週刊文春」で報じられたことをめぐり、25日、安倍総理大臣に辞表を提出。 就任からわずか1か月余りで辞任に追い込まれました。
安倍総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し、週刊誌の報道をめぐり菅原経済産業大臣が提出した辞表を受理し、「任命責任は私にあり、国民に深くおわび申し上げる」と述べました。そのうえで、菅原氏の後任に自民党の梶山 元地方創生担当大臣を起用する考えを明らかにしました。 そのうえで、「任命責任は私にあり、国民の皆さんに深くおわび申し上げる」と陳謝しました。そして、「産業政策、通商政策などの重要な行政政策立案分野で一刻の停滞も遅滞も許されず、後任は梶山弘志氏にお願いすることにした。梶山氏は、安倍内閣で地方創生担当大臣として地方の産業活性化、規制改革に取り組み、成果を上げてもらった」と述べ、後任に自民党の梶山 元地方創生担当大臣を起用する考えを明らかにしました。
「この日、斎場で行われたのは菅原氏の支援者である地元町会の元会長の通夜でした。菅原氏の代理として参列したのが、公設第一秘書のA氏だったのです。香典袋の中には2万円が入っていました」 菅原氏と関係が深い後援会関係者は、「秘書たちは後援会関係者が亡くなると、必ず菅原氏に報告をあげ、金額のお伺いを立てています」と説明する。 菅原一秀経産相 ©AFLO 神戸学院大学法学部の上脇博之教授が解説する。 「議員の名前が書かれた香典袋を秘書が代理で持参した場合、公職選挙法で定められた『寄附の禁止』に抵触する可能性がある。冠婚葬祭について議員本人が出席することは認められていますが、秘書が議員の代わりに香典を配ることができれば、法律が骨抜きになってしまうからです。罰則規定は50万円以下の罰金。最長5年間の公民権停止となり、当選も無効となります」 「脱原発!」でも経産大臣 菅原事務所は、「週刊文春」の取材に対し
公職選挙法が禁じる選挙区内での寄付行為をめぐる菅原一秀経済産業相の疑惑について、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員は17日、菅原氏の指示でリストを作成したとする元秘書の証言音声を報道各社に公開した。 杉尾…
菅原経済産業大臣は、みずからの選挙区の有権者に贈答品を配ったなどと一部週刊誌で報じられたことについて、衆議院予算委員会で、まずは事実関係を調査する考えを示しました。 これについて、11日午前の衆議院予算委員会で、立憲民主党の本多平直氏は、「大臣の選挙区の練馬区の方、110名が載っているリストがある。例えば2006年、練馬区の方にメロン、カニ、みかん、たらこ、すじこ、とある。練馬区に住んでいる人に配っていたのではないか」とただしました。 これに対し菅原大臣は、「事務所に確認するように指示した。今から12年くらい前のことで、私も、にわかに確認できないということで、しっかり調べたい」と述べ、まずは事実関係を調査する考えを示しました。
別の元ベテラン秘書も次のように続ける。 「『どうしても助けて欲しい』というので40万円の寄附をしましたが、その後も(菅原氏から)何度もしつこく『うちの事務所の事情分かるでしょ。寄附してくださいよ。領収書も出すから』と言われ続けました。ある30代の若手秘書は、私設から公設になった途端、その差額分を支払うよう言われ、実際寄附をしていましたが、会計処理上は収支報告書に記載されていませんでした」 安倍首相 ©文藝春秋 神戸学院大学法学部教授の上脇博之氏が違法性を指摘する。 「国会議員の秘書の給与等に関する法律(第21条の3)は『何人も、議員秘書に対して(略)寄附を勧誘し、又は要求してはならない』と定めています。これは、ピンハネを実際に行ったかどうかではなく、持ちかけてはいけないという法律です。今回のケースはこの法律に抵触する可能性があります」 菅原事務所は「当時の担当者もいないので事務所では事実を
9月8日夕、東京・帝国ホテルで開かれた国際会議。「乾杯!」と右手で小さなグラスを掲げ、笑顔で祝杯を交わすスーツ姿の二人の男性。ツイッターにアップされた一枚の写真には、森田健作千葉県知事(69)と米ウィスコンシン州知事の姿がある。 その数時間後、台風15号が関東地方に上陸、大きな爪痕を残していった――。 ◆◆◆ 社会部記者が語る。 「気象庁は8日午前の緊急記者会見で『今は晴れていても夜には一気に世界が変わって猛烈な風や雨となるおそれもある』と異例の表現で、記録的な暴風に対して警戒を呼び掛けました」 ところが気象庁の注意喚起も“どこ吹く風”とばかり、台風の夜に森田氏が出席していたのが冒頭の国際会議だったというわけだ。 「日米の国際交流を図る会議で、経済団体や自治体関係者約300人が参加しました。森田知事は夕方から夜にかけて、日米合同常任委員会という会議と米側を歓迎するレセプションに出席しました
「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏(46)が8日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で新たな動画を公開。この日、現職の参院議員を辞職し、参院埼玉選挙区補欠選挙(10日告示、27日投開票)へ出馬することを表明したNHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)=参院比例=のねらいについて解説した。 立花氏はこの日昼、「ユーチューブ」に投稿した動画で「いったん国会議員を辞めます」と表明。堀江氏はその際にも、この話題を伝えた記事を引用し「頭良すぎてやばい」と立花氏の戦略を絶賛。「夕方くらいにこの件の解説動画アップします」と予告していた。 そして午後5時に立花氏が会見。「埼玉選挙区の補欠選挙に私、立花孝志が立候補すると、それに伴いまして現職の参院議員を自動失職とさせていただく形です」などと説明した。 会見後、堀江氏は予告通り「立花党首の議員辞職について解説します」と題した動画をアップし、「この話聞いてま
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の再開を受けて、河村たかし名古屋市長は8日、不自由展の会場の名古屋市東区の愛知芸術文化センター前で、再開に抗議する座り込み…
財務省は3日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)分科会を開き、令和2年度予算編成に対する建議(意見書)取りまとめに向け議論を始めた。麻生太郎財務相は「自分は79歳でバリバリ元気に働き税金も払っている。時代が大きく変わり、発想を変えなければならない」と発言。働いて収入がある60歳以上の年金を減額する「在職老齢年金制度」を含めた制度改革の必要性を強調した。 建議は11月をめどに取りまとめる。分科会後半の自由討議に出席した麻生氏は冒頭、「令和最初の予算編成も経済再生と財政健全化の両立をはかる」とあいさつ。「新しい時代にふさわしい質の高い予算を作っていく」と話した。 中長期的にも、経済、社会の構造改革を進めると同時に、7(2025)年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化などの財政健全化目標に向けた取り組みを「しっかり進めていく」と述べた。 委員からは、「『全世代型社会保障』を検討する
稲田朋美元防衛相/(c)朝日新聞この記事の写真をすべて見る 2日に2度目の記者会見を関西電力の八木誠会長(中)と岩根茂樹社長(右)(撮影/今西憲之) 自民党の稲田朋美元防衛相の政治資金報告書 アイビックスの吉田敏貢会長は稲田氏の後援会長を務めている。 関西電力の役員ら20人が3億2千万円もの金品を、原発がある福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から受け取っていた問題で、関電は2日、記者会見を再度開き、社内調査の結果を公表した。八木誠会長は金貨や金杯、スーツ仕立券など859万円相当を、岩根茂樹社長は金貨10枚(150万円)を受け取っていたことなどが判明。だが、進退については「再発防止、真相究明することで役割を果たしたい」とし、2人は辞任せず減給処分になると説明した。 【アイビックスの吉田敏貢会長の名前があった「収支報告書」はこちら】 社内調査報告書では、高浜町の「影の町長」とも呼ばれた森
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く