半世紀近く前に発表された梅棹忠夫さんの「情報産業論」という論文の中に、「お布施の原理」という考え方が紹介されています。 www.ekawacoffee.work この「お布施の原理」が、『情報商品』の価格決定方法に最も適していると年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。 ちなみに、「情報産業論」は、『情報の文明学(中公文庫)』に収録されています。 www.ekawacoffee.xyz お布施の額は格で決まる お坊さんと檀家の格によって、お布施の額が決まるという話です。格式の高いお坊さんには、お布施をたくさん支払います。また、檀家がお金持ちの場合、やはり高額のお布施がお坊さんに支払われます。 お布施の額は、お坊さんの提供する情報や労働、それにお経の経済的効果などとは無関係に、お坊さんや檀家の社会的な位置によって決定されています。このようなお布施の決定方法ですが、情報という商品に対する価格の決定