シンガポールの病院でリハビリをする脳卒中患者(2011年11月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/Simin Wang 【2月8日 AFP】脳がどのように言葉を聞いているかを解読する方法を発見したとする論文が、先月31日付の米オンライン科学誌プロス・バイオロジー(PLoS Biology)に発表された。脳卒中や麻痺で話せなくなった人の会話を手助けする技術開発につながる大きな成果だという。 米カリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)などの研究チームは、被験者の脳に電極を装着し、聴覚系の中枢である側頭葉が会話中にどのように音声を聞き、どの部分が反応しているかを追跡。記録される可聴周波数から、脳が聞いた言葉を把握し再現することに成功した。 同大のブライアン・パスリー(Brian Pasley)氏は、「活性化される脳部位と実際に聞