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映画とセルクマに関するtoshi20のブックマーク (161)

  • 「ジュラシック・ワールド」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Jurassic World 監督 コリン・トレボロウ 脚 リック・ジャッファ/アマンダ・シルヴァー/コリン・トレボロウ/デレク・コノリー 原作 マイケル・クライトン 今年の夏は暑かった。そして堪えた。 仕事は休み取れないわ、暑いわ暑いわ暑いわで、来それほど苦手でないはずの夏場に完全にグロッキーになってしまい、夏映画大作を見るのが完全に後手後手に回ってしまい、映画感想もそれにあわせて順調に時機を逸しながら更新してるような状況でありました。以上、愚痴。 で、まあ、ようやく「ジュラシック」シリーズ4作目、今年の夏、世界的最大ヒット作を9月も大分過ぎてから見るような有様でありました。 てなわけで、遅まきながらIMAXで鑑賞。まあー、評判通り面白かったです。 イスラ・ヌブラル島で起こった「ジュラシック・パーク」の惨劇から22年後、インジェン社はマスラニ・グローバル社(マスラニ社)に買収さ

    「ジュラシック・ワールド」 - 虚馬ダイアリー
  • 「あの日のように抱きしめて」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Phoenix 監督・脚:クリスティアン・ペッツォルト 原作:ユベール・モンティエ 「東ベルリンから来た女」で一躍名を馳せたドイツ人監督・クリスティアン・ペッツォルト監督の新作。 夜と霧 Blu-ray 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)発売日: 2015/06/19メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (2件) を見る 1945年6月。過酷な強制収容所生活を生き抜き、銃撃によって顔面が破壊されながらも、生還したユダヤ人女性・ネリー(ニーナ・ホス)は、親友のレネ(ニーナ・クンツェドルフ)とともにベルリンに帰還する。声楽家だったネリーはロンドンで活動していたが、夫ともにドイツに戻り、そこで1944年10月に逮捕されたのだった。ネリーの一族は裕福だったが、ホロコーストで全滅し、彼女が財産を受け取ることになっている。 レネはパレスチナにユダヤ人国家建設計画に希望

    「あの日のように抱きしめて」 - 虚馬ダイアリー
  • 「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Mission: Impossible Rogue Nation 監督 クリストファー・マッカリー うーむ。素晴らしい。 言わずとしれた、毎度おなじみトム・クルーズの虎の子アクション第5弾になります。 【関連リンク】 セックス・イズ・セックス - 伊藤計劃:第弐位相 134948002 メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (8件) を見る そして、やっぱりネックだったのは「ハント夫人」の扱いです。イーサン・ハントがスパイ稼業を続けるのならば、奥さんは明らかに任務の邪魔以外何者でもありません。ここで、プロットはさりげなく「奥さん」を巡るミステリーも、メイン・プロットに関わってきます。 映画冒頭で、イーサンは観客が想像もしない場所にいます。何故、かれがそこにいるのかという「謎」が冒頭で提示され、その「謎」を抱えたまま、物語は一気呵成に進んでいきます。そして、その謎が晴れた時、

    「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/09/13
    id:boxmanx99 ご指摘ありがとうございます。訂正しました。
  • 「日本のいちばん長い日」(2015) - 虚馬ダイアリー

    監督:原田眞人 原作:半藤一利 脚:原田眞人 1945年8月15日、ポツダム宣言受諾を決断した日政府の大混乱に迫ったドキュメント、半藤一利原作「日のいちばん長い日」二度目の映画化作品である。 1968年の岡喜八監督版がまさに8月15日という日の日中枢で起こった24時間の狂奔をドキュメントタッチで迫った作品であったわけだが、作はポツダム宣言を受諾を決断することになる鈴木貫太郎内閣の戦いと昭和天皇の苦悩、ポツダム宣言受諾に反発し暴走する者たち、個々の人物にスポットを当てた「群像劇」の体を為している。 聯合艦隊司令長官 山五十六 -太平洋戦争70年目の真実- [Blu-ray] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2012/07/13メディア: Blu-ray購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る この映画で阿南陸相役を役所広司が演じている

    「日本のいちばん長い日」(2015) - 虚馬ダイアリー
  • 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Avengers: Age of Ultron 監督・脚:ジョス・ウェドン 主役級のマーベルコミックスのヒーロー達が集結して大暴れする映画第2弾。 大きな流れとしては「アベンジャーズ結成(無印)→対立・離散→再結集で最終決戦(次回作)」という流れの中の「対立・離散」に該当する話で、ああそうなのか、と思いながら見ていたわけですが。そういうわけで非常に忙しい映画である、というのがまず率直な感想でね。シンプルな物語で大きなうねりをもたらした、エポックメーキングな前作と比べると、次回作やらへの布石を丹念に打っていくことに腐心している脚という感じで、アベンジャーズはトニー・スタークが生み出そうとした「完全自律型米軍」としてのアイアンマン軍団の中枢としてロキの杖にあった石の中にあったプログラムを元にした人工知能「ウルトロン」を生み出した結果、それが暴走して大迷惑!という話になる。 で、ボクは

    「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」 - 虚馬ダイアリー
  • 「フレンチアルプスで起きたこと」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Turist 監督:リューベン・オストルンド 絵に描いたような仲良し家族がいる。平凡というにはちょっとハイクラス。だけど金持ちというわけでもないスウェーデン一家。仕事一筋の夫はいつもの罪滅ぼしにと、休暇に家族サービスだよーし父さん頑張っちゃうぞ−!とフランスの高級リゾートへスキーしにレッツゴー!という家族の5日間の物語。 きっかけとしてはバカンス2日目。たっぷりとスキーを楽しみ、絶景のテラスレストランで昼をとっている最中、いきなり爆発音が鳴り響き、彼らの目の前の斜面で雪崩が発生する。それはスキー場の安全確保のため、定期的に行う人工的に起こした雪崩であった。その雪崩が一気にテラスめがけて突っ込んでくる。どよどよっとざわめく観光客たち。子供は恐れをなして絶叫。やがて雪煙が近づく中、あまりの恐怖に父親は雪煙にまぎれて逃げ出した。 結局雪崩は大事にならなかったのだが、母親は子供たちをかばい

    「フレンチアルプスで起きたこと」 - 虚馬ダイアリー
  • 「アリスのままで」 - 虚馬ダイアリー

    原題 :Still Alice 監督・脚:リチャード・グラツァー/ウォッシュ・ウエストモアランド ジュリアン・ムーアが「若年性アルツハイマー」に罹患した大学教授の母親を演じて、アカデミー賞主演女優賞を獲得した映画である。 アリスは、言語学界で名を馳せた大学の名物教授で、順調にキャリアを積みながらも3人の子供を育て上げた。旦那は常に優しく朗らかで、人生はまさに順風満帆。 しかし、ささいなスピーチ中の「単語のド忘れ」から始まり、彼女の中で異変が起こり始める。ジョギングをしている最中に迷子になった事件はさすがに彼女もショックを受け、神経科にかかった彼女は簡単な試験を受け、脳の検査を受ける。脳の検査は正常だったが、試験のリアクションが「若年性アルツハイマー症」と合致。改めて再検査を受けた結果、彼女はその病を宣告される。こうして彼女の病と向き合う日々が始まった。 「若年性アルツハイマー」。あまりに

    「アリスのままで」 - 虚馬ダイアリー
  • 2015年上半期感想書き損ねた映画たち - 虚馬ダイアリー

    「百円の恋」(武正晴) 百円の恋 [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2015/06/10メディア: DVDこの商品を含むブログ (14件) を見る 今年の最初に見た映画。傑作。一人の30過ぎて働かずに実家でひきこもっていた女が。勢いで家を飛び出したはいいものの七転八倒。痛い目に遭いながらやがて、ひとりのボクサーに恋した事をきっかけに、彼女自身もボクシングへとのめり込んでいく姿を描く。 とにかく安藤サクラの役作りがハンパない説得力で、ぷよぷよな肉体のひきこもり時代からボクシングにのめり込んで見事に締まっていくまでの過程を、見事な身体作りで見せる。そこに傷つく事だらけの痛々しい人生の中からボクシングによって立ち上がる女の姿を見事な演技力で体現し、素直に感情を揺さぶられる。 出てくる脇役たちもなかなかの痛々しさあふれるメンツで、ヒロインを

    2015年上半期感想書き損ねた映画たち - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/07/19
    そのまんまです。短評です。上半期ベストは基本書かないけど、その代わりって感じです。
  • 残酷な俺が支配する。「マッドマックス/怒りのデス・ロード」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Mad Max: Fury Road 監督 ジョージ・ミラー 脚 ジョージ・ミラー/ブレンダン・マッカーシー/ニコ・ラサウリス ごくごく呑気な事を言えば、僕は「マッド・マックス」シリーズを見た事が無い。 30年ぶりの新作とは聞いていた。予告編を見て「・・・・お」とちょっと心ざわつかされた事は事実であり、結果としては、「よし、見てみるか」と前売り券を買ってはいたのだ。だが、私はごくごく呑気に構えていた。 とりあえず見ろというブログエントリが公開と同時にあがり、Twitterでも公開と同時に反響がすごい。ああ、これは見なければいけない。でも混んでそうだから先にとりあえず「グローリー/明日への行進」を・・・と思って見たら、「グローリー」がまた私の心を掴んで離さず、ちょっとその日はそれだけで胸一杯になってしまって、帰ってしまった。 後日、改めてIMAXで見たのである。初めての「マッドマック

    残酷な俺が支配する。「マッドマックス/怒りのデス・ロード」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/07/11
    「マッドマックス」シリーズ初鑑賞が4作目である私の「怒りのデス・ロード」感想。
  • 「グローリー/明日への行進」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Selma 監督:エバ・デュバーネイ 脚:ポール・ウェッブ 冒頭、ある男がネクタイを締めながら演説を練習するシーンからこの映画は始まる。 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア。日では「キング牧師」の方が通りがいいか。非暴力で黒人への人種差別是正に貢献しながら、暗殺によって39歳にして散った偉人。多くの人に名前だけは知られながら、その偉大すぎる功績と非業の死によって「聖人」としての「偶像化」が進んでしまった人でもある。それゆえに、日ではおそらく、キング牧師って何した人?と聴かれると「え?え?え?とにかく黒人差別なくしたえらいひと?」となるのが率直なところではないだろうか。 かく言う僕も、記号化された彼の名前や功績をうろ覚えで知ってはいても、彼自身の人となりや内面に興味を持ったことはこれまでなかった。偉大なる指導者、ガンジーと肩を並べる非暴力の英雄。この映画はその人についての映画

    「グローリー/明日への行進」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/06/29
    「今」だからこそ見て欲しい映画です。
  • 「誘拐の掟」 - 虚馬ダイアリー

    原題:A Walk Among the Tombstones 監督・脚:スコット・フランク 原作:ローレンス・ブロック 獣たちの墓 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 作者: ローレンス・ブロック,田口俊樹出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2015/04/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る 探偵マット・スカダーシリーズ、「獣たちの墓」の映画化。 主演が御年62歳のリーアム・ニーソンということで、シリーズでも後期の作品であり、アルコール依存症から脱した後のマット・スカダーが主人公である。彼が酒を断つまでには紆余曲折があり、この映画では省かれているけれど、それをあえてリーアムのたたずまいだけで見せる勝負に出ている。 言わばそれが、イイ効果になって、ハードボイルド探偵の趣が一層濃い映画となっている。 私立探偵を営むマット・スカダー(リーアム・ニーソン)は元N

    「誘拐の掟」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/06/25
    「誘拐の掟」感想。原作を、あえて探偵マット・スカダーシリーズ後期の作品にしたことで、渋みが一層増したハードボイルド映画になっていると思います。
  • 「国際市場で逢いましょう」 - 虚馬ダイアリー

    原題:国際市場 監督:ユン・ジェギュン 日人の中に、韓国人のメンタリティはわからないという人は多い。何故日人を敵視するのか、というところを切り出して理解しようとする人もいるし、反日民族だと斬り捨てる人たちもいる。だけども、ちょっとだけ考えてみればいいと思うのは。俺たちは韓国人の事を何も知らないのである。なぜなら僕たちは、韓国人ではないからである。彼らがどういう歴史を歩んできたか。資料や年表などで垣間見ることは出来る。だが、そこにある「感情」についてはかなり想像力を必要とする。 日では、切り貼りした情報でコラージュされて、「韓国人/朝鮮人ってこんなに醜悪」という形でネットで喧伝されてそれが固定化し、それが元で差別が助長される、という変な悪循環がある。 韓国併合から始まる日韓の摩擦は、伊藤博文暗殺の解釈を巡ってすら平行線なように、「日韓併合」の評価はまるで違う。日からすれば清やロシア

    「国際市場で逢いましょう」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/06/22
    韓国映画ですが、日本人こそ見ておくべき映画であると思います。
  • 「サンドラの週末」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Deux jours, une nuit 監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ/リュック・ダルデンヌ どうしようもなく、落ち込むことが僕にもあって、「しくじった・・・。」と思ったり思わなかったりしながら生きている。心のダメージというものが蓄積され、突然ポキッと折れるような瞬間に立ち会ったことは、人生いくらでもあって、そういうときに自分という人間の弱さに気づかされる。 そういう経験を経ると、基的に人には他者の弱さ、意外な脆さに気づかされることも往々にしてある。あんな強いと思っていた人がこんな事で悩んでいたのか、とか、普段柳に風と受け流しているように見える人でも、こんなことで気に病むことがあるのか、とかね。完璧超人な人間などおらんねん、悩んでるのは自分だけでは無い、と気づいてふっと楽になることもある。 藤岡藤巻I(DVD付) アーティスト: 藤岡藤巻,高山由美子,静炉巌,藤岡孝章,羽生正

    「サンドラの週末」 - 虚馬ダイアリー
  • 「映画 ビリギャル」 - 虚馬ダイアリー

    監督:土井裕泰 原作:坪田信貴 脚:橋裕志 COWCOW あたりまえ体操(DVD+CD) 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー発売日: 2012/07/25メディア: CD購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (6件) を見る お笑いコンビCOWCOWのヒットネタに「あたりまえ体操」というのがある。 このネタが出てきたのはお笑いブームがちょうど終わりに近づいてきた時期にポコッとハマったネタであったように思う。ネタ番組が大量に作られ、そしてお笑い芸人たちが、どんどん新たなキャラやネタを掘り起こし、あらかた掘り尽くしたんじゃないか、というくらい、「出尽くした」感じの中で、この「あたりまえ体操」は出てきたんじゃなかったかと記憶する。 面白いとは何だ。過激なネタはやりつくした。面白いキャラも出尽くした。じゃあいっそ、面白いことをすることよりも、「あたりまえ」をやって

    「映画 ビリギャル」 - 虚馬ダイアリー
  • 「これは映画ではない」 - 虚馬ダイアリー

    原題:In film nist 監督:ジャファル・パナヒ/モジタバ・ミルタマスブ この「映画」には、どんな作品にも必ずかかるオープニングロゴが出てこない。 いきなり、ひとりの男が朝を取っている姿が映し出される。家族は実家に帰って、今はひとりらしい。事をしながらiphoneで電話している。男はなにかひらめいたらしく、電話先の相手に家へ来るように言う。実家からのからの伝言。昼間から男はひとり、何をするでもなくペットのイグアナに餌をあげたりしている。カメラで弁護士との電話。彼は禁固6年、映画製作禁止20年の刑が言い渡されているらしい。減刑できるように交渉しているが、芳しくはないようだ。弁護士は「国際的な声」だけではどうにもならない、「国内の声」が重要な「圧力」になるとしているが、男は「仲間を巻き添えにはしたくない」とそれを固辞する。 そう、男は映画監督。しかも「白い風船」で映画監督デビュー

    「これは映画ではない」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/05/28
    2015年5月30日にDVD出ますんで、宣伝も兼ねて2012年に書いた感想エントリをセルクマ。3年越しである!
  • 「百日紅」 - 虚馬ダイアリー

    原作:杉浦日向子 監督:原恵一 脚:丸尾みほ 百日紅 (上) (ちくま文庫) 作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (124件) を見る 葛飾北斎の娘とその周辺の日々を人々を描いた杉浦日向子による同名連作短編漫画を、原恵一監督がアニメーション映画化。「クレヨンしんちゃん」「河童のクウ」がシンエイ動画→「カラフル」がサンライズ。ときて作はプロダクションI.G.制作。 弘法筆を選ばず、ならぬ、原恵一スタジオを選ばず、である。 んで。 ふむう。と思いながら見た。これはなかなかムズカシイ。 原恵一監督が当世きっての俊才であることはもはや疑う余地がないわけであるが、見終わってもやもやが残るのは、ここ最近の原恵一作品を見ていて思うことでもある。「惜しい。」である。 この映画についちゃ、コン

    「百日紅」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/05/19
    原恵一監督新作への感想。ちと煮え切らない感想になってますが、率直にそれが俺が感じたものです。
  • 「私の少女」 - 虚馬ダイアリー

    原題:도희야/A Girl at My Door 監督・脚:チョン・ジュリ ペ・ドゥナが好きだ。彼女は美しい。この映画を見に行くということは彼女を見に行くということだ。そしてこの映画でもその美しさは健在である。 だが、この映画が見せるのは、もう1人の主演・キム・セロン14歳の、圧倒的存在感であった。 冬の小鳥 [DVD] 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2011/06/25メディア: DVD購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (21件) を見る エリート街道を歩いてきた警察官・ヨンナムは、ソウルからとある田舎の港町の所長として赴任してくる。顔には人生の疲れのようなものが見えている。だが、美しさと警察官として生きてきた誇りを失ってはいない。 その町にやってきたその日、ヨンナムは1人の少女と邂逅する。ヨンナムが呼び止めると、青々とした田園のあぜ道を少女は逃げるように

    「私の少女」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/05/12
    おすすめです。
  • 「龍三と七人の子分たち」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:北野武 北野武監督の新作は、ジャンルとしてはコメディである。 北野武名義でコメディというのはなにげに初なのではないか。北野武という映画作家は、お笑い芸人でありながら、長年映画という世界に置いて「お笑い」というものを、いわば持てあましてきた感じがする。ビートたけしという芸人は、きっちりと前準備段階で計算し尽くされた笑いを用意し、それを寸分たがわぬ形で披露するタイプの芸人で、ネタはきっちり仕込んでから笑いに変える人だと思っている。 北野武監督は長く「甘い死」を抱きながら、苛烈な暴力描写やカット割りを極端に少なくした静謐な情景描写で生を描いてきた作家であるが、「座頭市」で娯楽映画としての才能も開花させつつ、「TAKESHIS'」「監督・ばんざい」などの実験的な作品を次々打ち出す迷走期を経て、「アウトレイジ」シリーズは娯楽作家として、死をドライに描きながら娯楽映画としての新境地とも言え

    「龍三と七人の子分たち」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/05/06
    「立川錦之助」師匠の新作の感想←誰や。
  • 「寄生獣 完結編」 - 虚馬ダイアリー

    監督:山崎貴 原作:岩明均 脚:古沢良太/山崎貴 最近よく、中国古代歴史漫画を読み返している。人権という言葉がなかった時代の物語。政争がおこれば血は流れ、内紛が起これば、人は死に、戦争がおこれば万単位で人が死ぬし、権力者はつまらぬことですぐに人を殺す。軍隊が統率されていなければ、兵は平気で虐殺と略奪を繰り返す生き物となる。中国ほど国土が広大で人口も多い大地では、より人の生き死にも我々の想像を越えたダイナミックな動きを見せる。 人間というものが「種」のために生きているのではないことは、歴史を見ていると実感する。基的には「利己的」な生き物だ。人は人を殺す。それはまるで決定されたプログラムであるかのように、世の東西、人種を問わない。人は人を殺すことで、己の種を「間引いて」来た奇妙な生物である。 だが、人類は社会の中でその「獣」である「ヒト」としての能の部分を「法律」と「人権」、人としての規

    「寄生獣 完結編」 - 虚馬ダイアリー
  • 「ソロモンの偽証」前編・事件/後篇・裁判 - 虚馬ダイアリー

    監督;成島出 原作:宮部みゆき 脚:真辺克彦 ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫) 作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/08/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (38件) を見る 宮部みゆきの10年にわたって書かれた渾身の大作ミステリを映像化した作品。テーマは子供たちが真実を追うために「学校内裁判」を行うということで、成島監督は1万人規模の大オーディションの結果個性的な子役たちを鍛え上げながら、「彼ら」の肩に映画のすべてを託したわけです。 いやあ・・・これはなんともねえ。面白いものを見させてもらった、という感じが強い。 クリスマスの日にある中学校の校内で見つかった一人の生徒の死体。その事件は自殺として処理されるはずだったが、匿名で一通の告発状がマスコミに届けられたことで報道は過熱し、学校は混乱。そして、その騒動の中で新たな死者が出てしまう

    「ソロモンの偽証」前編・事件/後篇・裁判 - 虚馬ダイアリー