タグ

映画とセルクマに関するtoshi20のブックマーク (161)

  • 「サウルの息子」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Saul fia 監督:ネメシュ・ラースロー 脚:ネメシュ・ラースロー/クララ・ロワイエ 第二次世界大戦中のナチス・ドイツがユダヤ人などに対して組織的に行った大量虐殺、つまり、ホロコーストについての映画、である。のだが。 これがまたなんというか。うん。とりあえず置いておこう。 歴史とは人の営みのうねりが生み出した流れである。 歴史というものを、人は誇れるものとして語ろうとすると必ず歪みが出てくる。長年生きてるとわかるけどさ、人間ってきれいなだけじゃないんだよ、って。きれいなまんまじゃ生きられないんだって思う。それは人がこうなりたいという理想があって、こういう風になりたいと思っていても、実際にそうなれるわけじゃないし、どんなに傑出した人物だって、清廉に見える人にだって、人を傷つけたりしたことはいくらでもあるはずなんだよね。 そういう人間の行為によって生み出されてきた「歴史」という「大

    「サウルの息子」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2016/02/17
    「サウルの息子」のテーマを越えた「面白さ」について。
  • ゆきてながれし物語。「白鯨との闘い」 - 虚馬ダイアリー

    原題:In the Heart of the Sea 監督:ロン・ハワード 脚:チャールズ・レーヴィット とある捕鯨する男たちについての映画である。 日では、鯨と言えば一匹取ればその村で1年暮らせるほどで「使えないところはない」と言われるほど、あらゆる用途にしようする訳であるが、欧米で「捕鯨」と言えば、石油なき時代に、鯨から取れる油「鯨油」を取るためであった。びっくりすることに、当に鯨の肉には興味が無く「油」を取ったら鯨は放置する、という有様であったというから、日人からすると鯨油目的の捕鯨なんてのは「嘘でしょ・・・?(鯨肉わないの?もったいねえ!)」と思うし、欧米人からすれば日の捕鯨は「嘘でしょ?(鯨の肉うの?野蛮すぎでしょ。)となる。 そういう意味では、文化というのはある意味、地域によって誠に異なることである。特に「肉をう/わない」というのはね。 海に出る。ということは

    ゆきてながれし物語。「白鯨との闘い」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2016/02/13
    「白鯨との闘い」感想。海、こわい。
  • 「パディントン」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Paddington 監督:ポール・キング 原作:マイケル・ボンド 脚:ハーミッシュ・マッコール/ポール・キング 生きているというのは不思議なことである。なぜ自分はここにいるのか。考えを巡らせてみてもわからない。それはもう巡り合わせとしか謂いようが無い。 そして。 クマがいる。ロンドンのある駅の構内に。コートを着て、帽子をかぶって、鞄の上に鎮座している。なぜ「彼」がそこにいるのか。 親代わりの叔父さん叔母さん夫婦ともに幸せに暮らしていたペルーの森に大地震が襲い、「彼」は住む場所と叔父さんをうしなった。叔母さんは高齢で老クマホームに入居。「彼」はかつて叔父さんたちに「文明の利器」と「マーマレード」を授けた「タンケンカ」の住むというロンドンを目指したのだった。 ものすごく多くの人が足早に消えていく構内で、クマは途方に暮れている。そのクマに声を掛けたのは、一男一女の家族の母親、ブラウン夫

    「パディントン」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2016/02/12
    娯楽映画としても純粋に楽しい、移民ならぬ移クマ映画です
  • 「ブリッジ・オブ・スパイ」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Bridge of Spies 監督:スティーヴン・スピルバーグ 脚 :マット・チャーマン/イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン 「鏡に映った己」を見る。その行為は年齢を負うごとに残酷になっていくものだ。 その姿を淡々と見つめ、丹念に自画像を描いていく初老の男。彼は、東西冷戦まっただ中の1950年代のアメリカ、その社会の一角で市井の中に生きながら、淡々と諜報活動を続けていた。その男の名はルドルフ・アベル(マーク・ライアンス)という。 彼の話だ。 いやさ、この映画の主人公は、逮捕されたアベルを弁護することになり、やがてアベルと交換することで、ソ連に捕らえられたパイロット、東ドイツで逮捕された学生を救う事になる、アメリカの平凡な一保険弁護士に過ぎないジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)であり、彼が結果として活躍する物語だ。 しかしである。この映画のそもそもの発端は、このルドルフ・

    「ブリッジ・オブ・スパイ」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2016/02/07
    遅まきながら「ブリッジ・オブ・スパイ」感想。/id:hate_flag ご指摘の件調べてみましたが、元OSSの顧問弁護士であっただけで、関わりはあったけどOSS出身者ではないようです。
  • 最近見た老人監督映画あれこれ。 - 虚馬ダイアリー

    映画監督は50代を過ぎる否応なく老いと死について考えざるを得なくなる。そう言ったのは押井守であったろうか。 基的に言えば、題材の中に死と生をどう対比させるかということについて、考えざるを得なくなるということらしい。基的に言えば、同年代の人の死に対面する頻度が高まっていくのが50代以降ということであろうし、人生50年という言葉もあるとおり、昔はその辺が日人の寿命でもあったわけである。 そもそもとしては死や老いは望むと望まないに関わらず距離を縮めてくる。その時に長い年月を経て作品を作り続ける「老人」監督というのは、もはや「死や老い」というものとどう向き合ってるのか。最近観た映画の中から振り返る試み。 60歳、84歳、101歳。撮影した監督の年代別に見ていきます。 「岸辺の旅」 監督:黒沢清 岸辺の旅 (文春文庫) 作者: 湯香樹実出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/08/0

    最近見た老人監督映画あれこれ。 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2016/01/31
    「岸辺の旅」「母と暮せば」「アンジェリカの微笑み」。
  • 「クライマーズ・ハイ」 - 虚馬ダイアリー

    監督:原田眞人 脚:加藤正人/成島出/原田眞人 原作:横山秀夫 新聞業界が斜陽といわれて久しい。確かに、スピードも段違いに早く、制約もないネットというメディアは新聞というジャンルにとっての脅威だ。 自分はその斜陽業界に片足をつっこんで8年以上になる。新聞社そのものではないが、新聞と深く関わっていることで見えてくるのは、新聞は制約や約束事がかなり多いということである。ネットだけを愛好し新聞の購読をやめてしまった人にはぴんとこないかもしれないが、時間、形態、広告との折り合い、多くの記事を如何に見やすくキレイにレイアウトするか、わかりやすく伝わりやすい見出しをつくるか、その上で情報にはより精度が求められる。広告を預かっている以上、飛ばし記事を連発するわけにもいかない。さらに人間関係による軋轢も考慮しなければならない。 画像のプロ、文章を書くプロ、レイアウトのプロ、広告の営業、販売局、輪転部、さ

    「クライマーズ・ハイ」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2016/01/06
    2008年に書いた「クライマーズ・ハイ」感想。読み返していて、新聞というメディアがなんだかんだで俺は好きなんだな、とちょっと泣きそうになったので。新聞取らない今の若者にはこの感情は分かるまいて。
  • 2015年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー

    どうもです。今年も終わりますね。更新量としてはやや落ちてますが、ぼちぼちとやっています。 しかし・・・今年の豊作ぶりは異常ですね。毎年ベストはどうしようかと思ってるんですが、体感的に見る映画見る映画、ベスト級に面白い映画の頻度が高すぎじゃないですか?もちろん、鑑賞量は格段に上がってるわけではないので、見逃してる映画も多いはずなんですが、それでも、今年は10選択するのに「え・・・?これも外さなきゃならんの?」というような事態にはなってます。 その中で思い入れがあるもの、これだけは入れなきゃ!というものを詰め込んでみました。「あれがないじゃない!」「これもないじゃない!」という不満もありましょうが、ご容赦ください。 10位「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」 皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(Blu-ray Disc) 出版社/メーカー: ビデオメーカー発売日: 2015

    2015年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/12/31
    2015年映画ベスト10であります。ご笑納下さい。1位は本当に心の底から好きな映画です。
  • 「完全なるチェックメイト」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Pawn Sacrifice 監督:エドワード・ズウィック 脚:スティーヴン・ナイト この映画はどういう映画かというと、実在した「歴史に名を残すほどチェスのうまい人」についての映画である(ざっくりしすぎだ)。 その「超チェスのうまい人」の名前はボビー・フィッシャーという。チェスファンで知らない者はいない伝説のマスターにして、数奇な人生を歩んだ奇人でもある。 マグネチック キング チェス 出版社/メーカー: ハナヤマ発売日: 2012/12/21メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (3件) を見る しかし・・・チェスかあ。チェスなあ。 もうとりあえず自分の中では「頭のキレるIQの高い人がたしなんでいる」とか、なんか「俺は頭がいい」という自意識の高いやつが調子に乗って「チェックメイト」って言葉を使いたがるとか、なんかそういうザックリした貧困なイメージしかないわけである。

    「完全なるチェックメイト」 - 虚馬ダイアリー
  • 「ベテラン」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Veteran 監督・脚:リュ・スンワン 元俳優で、アクション映画からキャリアをスタートさせながら、国際的諜報サスペンスから、韓国社会の底辺で地を這う男たちの話まで、ジャンルを問わない作品を撮り上げてきた韓国が誇る活劇系監督リュ・スンワン監督の新作は、「らしからぬ」?刑事を主人公にした明快な勧善懲悪活劇。敵は、「ナッツリターン」問題でも話題になった、財閥系特権階級のゴーマン御曹司の腐敗行為である。 一人の男が、ある財閥企業のビルの階段で身を投げて、意識不明の重体になる事件が発生した。 その男は財閥三世チョ・テオ(ユ・アイン)の会社のトラック運転手で、不当解雇を訴えていたらしい。広域捜査課のベテラン刑事ソ・チョドル(ファン・ジョンミン)は以前このトラック運転手に捜査に協力してもらった事があり、なおかつ刑事ドラマの監修を勤めた時の打ち上げの時にチョ・テオにも会ったことがある。「不当解雇

    「ベテラン」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/12/26
    映画「ベテラン」感想。オススメです。是非。
  • 「007/スペクター」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Spectre 監督 サム・メンデス 脚 ジョン・ローガン 「みんな言ってるわ。メキシコの件であなたは終わりって。」「君はどう思う。」「これが始まりなんでしょ?」 ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド第4作。 ボクが「007」に初めて興味を持ったのは、このダニエル・クレイグのシリーズが始まってからである。もちろんそれ以前のシリーズ自体はいくつか見たことはある。個人的に007として長く印象にあるのはピアーズ・ブロスナンの世代なのだけれど、彼のシリーズは言ってみれば「ルーティーンで作り続けられてるボンド映画」という印象で、まったく惹かれた事がなく、興味を抱く要素がなかった。 ブロスナンからダニエル・クレイグへとボンド役が引き継がれる時に「え?ダニエル・クレイグ?」と眉をひそめたクチで、「だってあの人、チンピライメージが強すぎるじゃん?」というものであった。ところが、「カジノ・ロワヤル

    「007/スペクター」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/12/22
    「007/スペクター」感想。
  • 2015年下半期感想書き損ねた映画たち - 虚馬ダイアリー

    「野火」(塚晋也) 大岡昇平氏の小説「野火」の、市川崑監督に次ぐ2度目の映画化。 これについてはですね。正直言えば書きたかったんですけど。ただ、メインで上映されてる間は書けなかったんですよね。作品の評判がいいのなら、まずこの映画の動員の邪魔になるような事は書けないな、という気持ちが正直あった。 まず、前評判が非常に高くて、見てみて非常に塚監督が非常に情熱を傾けて作っているのはわかったし、自主製作でここまでのものを作るってのはすごい!とは思ったんです。力が入ってるし、向かい合ってる題材もまさに「今こそ作るべき映画!」なんだと思うし。それにね、こういう一兵士の視点で戦争の中にある地獄の風景というものは、若い子が見て、なにかを得て帰ってほしいな、って気持ちもあるわけです。だからまず、多くの人が見るベキ映画だとは思ったんです。 でも。ボクは正直なところ、前評判で期待しすぎたのか。「あれ?」と思

    2015年下半期感想書き損ねた映画たち - 虚馬ダイアリー
  • 「恋人たち」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:橋口亮輔 「人間にとって一番悪いのは、腹が減るのと寒いゆうことだすわ。」 はるき悦巳「じゃりん子チエ」より 生きている。不思議なもんで。生きている。 生きている歳を重ねるにつれて、だれかの訃報を聞いたり、長年年賀状のやりとりしていた人との連絡が途絶えたり、なんてことがあったりする。人間皆、順調に生きているわけでもなく、なにも失わずに生きている人の方がまれなのかもわからない。身体のどこかが不調が起こるだけで、人は社会生活でひとつハンデを追う。目が、耳が、手が、足が。そして心が。 この社会はふと眺めているだけでは順調に回っているようにも見える。だが、今日もどこかで人はなにかを失ったりしながら生きている。私が、テレビの前で働いて疲れ切った身体をテレビの前で横たえて屁をしている間も、である。 この世界のどこかで。喪失の痛みにのたうちながら生きている人がいる。そしてそのために、何かを「選

    「恋人たち」 - 虚馬ダイアリー
  • 男の魂に火をつけろ!の音楽ベストテンに参加します。 - 虚馬ダイアリー

    2015-10-31 ワッシュさんの音楽映画ベスト10に参加します。 順不同です。 音楽映画ベスト10 ・敬愛なるベートーベン(2006年、アニエスカ・ホランド監督) ・ラブソングができるまで(2007年、マーク・ローレンス監督) ・シュガーマン 奇跡に愛された男 (2012年、マリク・ベンジェルール監督) ・ジャージー・ボーイズ(2014年、クリント・イーストウッド監督) ・スクール・オブ・ロック(2003年、リチャード・リンクレーター監督) ・アマデウス(1984年、ミロス・フォアマン監督) ・皆殺しのバラッド (2013年、シャウル・シュワルツ監督) ・あの日のように抱きしめて(2014年、クリスティアン・ペツォールト監督) ・クレイジーホース・パリ/夜の宝石たち(2012年、フレデリック・ワイズマン監督) ・ベルヴィル・ランデブー(2003年、シルヴァン・ショメ監督) 「敬愛なるベ

    男の魂に火をつけろ!の音楽ベストテンに参加します。 - 虚馬ダイアリー
  • 「FOUJITA」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:小栗康平 小栗康平監督の新作。 この映画を見たのは東京国際映画祭の事である。 初見でこの映画を見て、そうだ、映画とはこういうものでもあったのだ、というのが率直な感想でアル。「再発見」をしたようにも見え、その実、小栗康平という映画監督が今も変わらずに「小栗康平」であり続けていたということでもあった。 映画は世界的に著名な画家・藤田嗣治の生涯をモチーフにしている。女性とのモチーフでフランスで一世を風靡し、世界中を旅しながら自らの絵を常に革新しつづけ、戦時中の日に戻ってから数多くの戦争画を残し、やがてフランスに舞い戻り、日には決して戻らなかった。ボクは彼の生涯も、具体的な知識も持たずに映画に臨み、そして、多くの「?」を持ちながら劇場を後にしていた。 しばらく後に、東京国立近代美術館を訪れ、彼の絵を見た。一枚一枚、絵を見ながらその絵に向き合いつつ、特に圧倒されたのは「戦争画」の方

    「FOUJITA」 - 虚馬ダイアリー
  • 「ギャラクシー街道」 - 虚馬ダイアリー

    と監督:三谷幸喜 脚・監督三谷幸喜最新作。 ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD] 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/12/23メディア: DVD購入: 2人 クリック: 64回この商品を含むブログ (135件) を見る 「たとえば、テレビドラマでSFをやるとしますよね。アメリカ映画に負けない映像を作るとしたら、SFXやらコンピューターグラフィックやら、やたらお金がかかるわけです。ところがラジオなら、ナレーターが一言、「ここは宇宙!」と言うだけで、もう宇宙空間になっちゃうんですから。」 映画「ラヂオの時間」より この台詞は三谷作品でも屈指の忘れがたい台詞である。奇しくも、三谷幸喜最新作は舞台が「宇宙」と相成った。 三谷幸喜が映画監督としてデビューしたのは「ラヂオの時間」である。これは原作が三谷幸喜とサンシャインボーイズによる戯曲だったが、その後彼は監督する際は

    「ギャラクシー街道」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/11/01
    今こそ三谷幸喜への信心が問われてるのかもしれない。俺は余裕で見捨てないけどな!「新選組!」で旗を守ると誓った斉藤一のごとく。俺たちファンがいる限り三谷幸喜は終わらない!
  • 「マイ・インターン」 - 虚馬ダイアリー

    原題:The Intern 監督・脚:ナンシー・マイヤーズ 御年70歳。仕事を引退してからはや数年。には先立たれ、子供は独立し家庭を持っている。朝は早起き、7時には喫茶店に行きコーヒー、毎日あらゆる趣味教室に通い、時にはあらゆる場所に旅行に出かけ、身ぎれいでかくしゃくとしているので、同年代の女性にもモテる。充実した日々。 それでもなお。人生に虚しさが起こる。それはやっぱり、仕事をしていないからだ。 そんなやもめ老人が新たな就職先として選んだのは、ファッションのネット通販会社であった。今、一部企業では社会貢献の一環で老人の再雇用が進んでいたのであった。 ネット通販の会社なので、「書類」選考すら「書類一切なし」のネット中心の会社相手に、パソコンに関してはUSB接続も知らない状態から勉強をはじめ、自分のプロフィールをビデオ撮影してYOUTUBEにアップして、メールでURLを貼り付ける。形式は

    「マイ・インターン」 - 虚馬ダイアリー
  • 「バクマン。」 - 虚馬ダイアリー

    ・監督 :大根仁 原作 :大場つぐみ/小畑健 お。と思った。 バクマン。 1 (ジャンプコミックス) 作者: 小畑健,大場つぐみ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/01/05メディア: コミック購入: 15人 クリック: 501回この商品を含むブログ (637件) を見る 「バクマン。」の原作は、「DEATH NOTE」で一世を風靡した大場つぐみ+小畑健コンビの2作目となる大ヒットコミックである。サイコーこと真城最高(佐藤健)とシュージンこと高木秋人(神木隆之介)の二人の高校生漫画家が、天才高校生漫画家・新エイジ(染谷将太)ら、様々なライバルたちと切磋琢磨しながら、週刊少年ジャンプ人気1位を目指し奮闘する話。なんだけど。 原作のいびつさは、作者達が体験的に知っているリアルなアンケート至上主義の世界というものを、言わば「この主人公達の自己実現のための唯一の正解」としてドラマを

    「バクマン。」 - 虚馬ダイアリー
  • 「進撃の巨人/ATTACK ON TITAN」前後編 - 虚馬ダイアリー

    監督:樋口真嗣 脚:渡辺雄介/町山智浩 原作:諫山創 とりあえず説明不要の人気漫画の実写化である。 えーと。どうしても感想書いておきたいな、と思った理由はですね。私ね、久々に「試写会」というもので映画を見たのね。Twitter上である映画関係者の某氏にDMもらいまして、で、試写室で見ませんか?みたいなお誘いを戴きまして。で、見たんですね。 で、せっかくお誘いいただいたからにはきちんと感想を書きたかったんです。 ただね。ボクはブログ長くやってるけど、試写会行った事がそこそこ長い人生で両手に余るくらいしかないんですね。感想書いた映画は必ず金を出して見てるんで、試写会で見た映画はちょっと書きづらい。なんで、とりあえずIMAXとふつうの劇場で前後編、それぞれ計2回ずつ見たんで、感想書く権利をください、という気持ちですね。はい。 というわけで、ざっくり行きます。 「進撃の巨人/ATTACK ON

    「進撃の巨人/ATTACK ON TITAN」前後編 - 虚馬ダイアリー
  • 「ピクセル」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Pixels 監督 クリス・コロンバス 脚 ティム・ハーリヒー/ティモシー・ダウリング 1982年にNASA(アメリカ航空宇宙局)は地球外生命体に向けて当時流行していたゲームを収録した映像などを友好目的として送った。だが、それを見た異星人はメッセージを"果たし状"と誤解してしまう。 そして2015年、異星人たちは映像を基にゲームのキャラクターをドット絵的なブロック化する兵器として再現し、地球に送り込むのであった。 地球を救うためにアメリカ政府が集めたのは、今は冴えない日々を送る1982年当時のゲームチャンピオンたちだった。奥さんに逃げられ、現在はテレビゲームの配線を繋ぐ仕事をして糊口をしのぐ元「ギャラガ」チャンピオン・サム(アダム・サンドラー)。ゲームの女性キャラクターを一途に思い続ける陰謀論好きで宇宙人のメッセージにはじめに気づくラドロー(ジョシュ・ギャッド)。「ドンキーコング」

    「ピクセル」 - 虚馬ダイアリー
    toshi20
    toshi20 2015/09/25
    まさかここまでこの映画に心奪われるとは思ってませんでした。かつてのゲーセン野郎たちこそ見るべき現代の愛すべきファンタジー。
  • 「キングスマン」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Kingsman: The Secret Service 監督 マシュー・ヴォーン 脚 ジェーン・ゴールドマン/マシュー・ヴォーン 元海兵隊員で今は無職。荒廃した家庭に嫌気がさして、無軌道な日々を送るエグジー(タロン・エガートン)は警察に捕まるが、昔教わった電話番号に電話し、秘密のキーワードを言うとこで釈放される。警察の外で待っていたのは、ハリー・ハート(コリン・ファース)という名の、ダブルのスーツを着た紳士であった。 高級仕立て屋「キングスマン」は、どこの国にも所属せず秘密裏の活動を行い、数々の難事件・テロリズムを解決する、スパイ組織の部であった。エグジーの父親はかつてそこに所属し、殉職。ハリーは、かつて父親の同僚だった。 ある作戦で工作員に欠員が出たことで、ハリーはかつての同僚の息子・エグジーをスカウトに来たのだった。こうしてエグジーは、過酷なキングスマン選抜試験を受ける事に

    「キングスマン」 - 虚馬ダイアリー