スクラムに指揮系統はない スクラムでは、「チーム」を重視します。これまでの連載では、下記のことを説明してきました。 刻々と変化する状況に対応するため、チーム全員が目標を共有する きちんとコミュニケーションできている状態を維持するため、チームの人数を適切に保つ プロジェクト予測の限界、改善法としてのスクラム 最適化した開発チームは3~10人で美しく回る スクラムでは、開発チーム内での「上司と部下」の関係や、「コマンド&コントロール(命令・指揮)」を用いたマネジメントは行いません。チームメンバー皆が情報を共有して理解し、チームの方針を決めていきます。 スクラムにおける、2つのリーダー像 そうはいっても、責任者がいた方が効率的な場合もあります。そこで、スクラムでは2つの異なるリーダー像を定義しています。なお、前提として、スクラムでは従来のリーダー像・マネージャ像を分解し、主な責任はチームに委譲し
![指示しないリーダー像:プロダクトオーナーは舵取り役](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/22b69fefb4a1dfca52f55bd6c14799a0b66f229c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fait%2Farticles%2F1204%2F09%2Fr801.jpg)