連載目次 ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、人間に必要な栄養素のほぼ全てを含む生き物だ。機能性食品として、また二酸化炭素の排出削減やバイオ燃料への活用も期待されており、研究が進められている。このミドリムシの屋外大量培養に世界で初めて成功した「ユーグレナ」は今、最も注目されている会社の一つだ。しかし会社が軌道に乗るまでには、さまざまな危機があったそうだ。 1980年生まれ。東京大学文科三類在学中に「アジア太平洋学生起業家会議」の日本代表を務め、3年進学時に農学部に転部。2002年同大学卒業後、東京三菱銀行に入行。退職後米バブソン大学「プライス・バブソンプログラム」修了、経済産業省・米商務省「平沼エヴァンズイニシアティブ訪米ミッション」委員を務め、2005年ユーグレナを創業。 2010年、内閣の知的財産戦略本部「知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会」委員。2012年、中小企業基盤整備