大阪、節電・夏の陣――ここまで来た使った電力の「見える化」と「見せる化」:導入事例(1/3 ページ) 今年も全国各地で節電が呼び掛けられている。無理なく取り組むには、まず実際の使用電力を知ることから始めるのがポイント。大阪大学が2010年から進める電力可視化の取り組み「CMCグリーンITプロジェクト」の現状を取材した。 猛暑の夏が本格的にスタートした日本列島。震災や原発事故をきっかけにひっ迫する電力事情から、昨年は東京電力管内で15%、今年は関西電力管内で10%の節電目標が掲げられた。節電では使用頻度の少ない電気機器をオフにするといったことが身近だが、実際にどれだけの効果があるのかが分からないと、続けていくのはひと苦労だ。無理な節電はかえって負担にもなる。節電の成果を数字で知ることができれば、無理のない節電を継続できるかもしれない。 大阪大学(阪大)のサイバーメディアセンター(CMC)は、