もしこれら 4 つのリスクに対して何も対応しない場合には、平均 2 ヶ月と少しのスケジュールの遅れ(すべてのリスクの発生確率 × 影響度の合計)が発生してしまいます。そのため、何らかの対応策を立案し、実施しなければなりません。だからといって、すべてのリスクに対応しなければならないかというとそういうわけでもありません。 リスク 3 のように発生確率が低いリスクは、実はリスクが発生しないかもしれません。そのようなリスクに対して、早期からリスク対応策を実施する必要はありません。その代わり、あらかじめリスク対応策を立案して、リスクの兆候を監視し、必要なタイミングでリスク対応策を実施に移すのです。 また、リスク 4 のように、リスクの被害(発生確率 × 影響度)と対応策にかかる期間がほぼ同じようなリスクについては、対応策すら立案せずにリスクを受容することも重要です。 このように、プロジェクトでは、リ