最近ではメモリも安価になっているので、4Gbytesやそれ以上のメモリをシステムに搭載することは簡単だろう。だが使用するOSによってはそのすべてを利用することはできない(関連記事参照)。具体的にいうと、Windows XPやWindows Vistaのx86版といったクライアント向けOS(およびStandard EditionのServer OS)では、サポートされている最大物理メモリ・サイズが4Gbytesに制限されているため、4Gbytesよりも多くのメモリを搭載しても、システムからは4Gbytes分しか認識されず、それ以上のメモリは無駄になる。 さらにこの4Gbytesという数値も、OSが扱うことが可能な理論的な最大サイズであり、4Gbytes分の物理メモリをすべてこの空間に割り当てて利用できるわけではない。実際のシステムではシステム・デバイス(グラフィックス・カードなど)のために、