テレビのバラエティ番組などを制作する東京の会社が、架空の制作費を計上する方法で2億7000万円余りの所得を隠していたとして、東京国税局から告発されました。 関係者によりますと、この会社はバラエティやドキュメンタリーなどのテレビ番組の制作を請け負ってきましたが、外部のディレクターに制作費を支払ったように装い、所得を少なく税務申告していたということです。 隠した所得はおととしまでの2年間で2億7000万円余りに上るということで、東京国税局は法人税およそ7100万円を脱税した疑いで、会社と社長を2日までに東京地方検察庁に告発しました。 関係者によりますと、脱税で得た金は、社長が管理するディレクター名義の預金口座にため込まれていたということです。 告発されたことについて、立浪社長は税理士を通じて「税知識の欠如から迷惑をかけ反省しています。税務当局に従って不足した税額はすでに納めています」とコメント