米AMDのクアッドコアOpteron(コードネームBarcelona)立ち上げに至る数カ月の間、経営陣はずっと、インテルのクアッドコア製品との違いはその設計にあると繰り返していた。 2007年初め、AMDは1つのシリコン上に4つのプロセッサコアを置いたクアッドコアプロセッサ製造により、デュアルコアOpteronの成功を引き継ぐかに見えた。インテルのクアッドコア製品はデュアルコアのXeonプロセッサ2個をつなぎ合わせたものであり、AMDの設計はこのアプローチに対する直接的な攻撃だった。 しかし現在、Barcelonaはクロックスピードのパフォーマンス不振、出荷前の増産問題、ハードウェアの障害を引き起こしかねないバグなど大量の問題に見舞われており、その一部は、AMDのクアッドコア設計に対するアプローチに起因しているようだ。2008年に向けAMDは、経験から学んでクアッドコアプロセッサを再び軌道