神戸親和女子大学の笹倉剛教授(66)=兵庫県多可町中区=が、折り紙の写真と絵を組み合わせた絵本「メイとバーレのたび」(あいり出版)を初めて発刊した。ネコのメイとほうきのバーレが、今まで見たことのない「さかさまの世界」を旅し、異なる価値観の存在に気付いていく物語で、困難な状況に遭遇しても、時間が導いてくれるというメッセージを盛り込む。(長嶺麻子) 笹倉さんは元数学教諭。兵庫教育大学大学院を修了し、高校や中学校で指導した。その後、県立図書館に勤務することになった笹倉さんは、人事に疑問を抱いた時期もあったが、同僚から薦められた本を読み、絵本の魅力や子どもたちの成長を助ける可能性に開眼。20年ほど前から絵本の研究に取り組んでいる。 初の絵本作りは、友人が代表を務める折り紙グループの作品展を見たのが始まり。折り紙の素朴さと表現力に魅了された。絵本作りでは物語に合わせ、森の木々やゾウやリス、キリンとい
幼児高等教育が子供の成長に効果があると報道されています。音楽を聞かせたり、脳を活性化させるトレーニングを取り入れるなど、様々なものが取り上げられています。子どもが生まれたうれしさから、とても熱心に研究している親たちもいます。この現象は今に始まったことではなく、数十年前から提唱している評論家もいます。 確かに、それによって才能が開花し後に成功を収める人もたくさんいます。特に芸術の世界では、幼い時期に様々な経験をすることが良いといわれています。しかしながら、すべての子供に当てはまるわけではありません。全ての人が成功するのであれば、すべての親たちが幼児教育に取り組むことでしょう。子供の感性は幼児期に形成する、これは本当でしょう。環境が人を育てるのも本当でしょう。 大切なのは子供の成長を妨げないことです。才能を伸ばすことより、特別な能力を見つけてあげることより、子供の成長を邪魔しないことこそが重要
新潮社の「新潮文庫の100冊」、KADOKAWAの「カドフェス」、集英社の「ナツイチ」。今年も各出版社が夏の文庫フェアを行っている。KADOKAWA営業企画局文芸・ノンフィクション部担当部長の金子泰子さんにフェアの狙いや工夫について、「カドフェス」ラインアップの一冊である「鹿の王」の著者、上橋菜穂子さんに文庫化への思いを聞いた。【井上志津】 「カドフェス」が始まったのは2014年。文庫のフェア自体は1953年にすでに「角川文庫まつり」を開催していたという。「ですから、もう半世紀以上は開催しています」と金子さん。フェアの名称はその時々で変わっていたが、14年に「カドフェス」にした。「夏のお祭り感やイベント感を表す言葉を探していたところ、最近、音楽ライブの『フェス』が人気なので、そこにかけました」
公正取引委員会は15日、米アマゾンの子会社から、電子書籍の配信事業で独占禁止法違反(不公正な取引方法)の可能性がある契約を見直したとの申し出があった、と発表した。アマゾン側が出版社などに対し、ライバルの配信サイトに比べて最安値にすることなどを求めていたという。 申し出たのは、米子会社「アマゾン・サービシズ・インターナショナル・インク」。公取委によると、日本国内の出版社などと結んだ契約で、電子書籍の販売価格を他サイト以下にすることや、品ぞろえをもっとも豊富にする条件を付けていた。セール価格や内容、定額配信やレンタルなどのサービスでも、他サイト以上に優遇するよう求めていた。 こうした契約は、電子書籍市場でのアマゾンの圧倒的なシェアを背景に結ばれていたといい、公取委は、出版社の自由な取引やライバル社との公正な競争が妨げられる懸念があるとみていた。アマゾン子会社は4日までに契約を見直す対策を講じ、
【8日付DNAインフォ】ニューヨーク公共図書館内のローズ・メイン・リーディング・ルームとビル・ブラス・パブリック・カタログ・ルームがこのほどインテリアランドマーク(歴史的内装)に認定された。ニューヨーク市歴史的建造物保護協会が8日投票を行い、決定した。 同協会のメーナクシー・スリニバサン会長は「今回選ばれた2室はグランドセントラル駅の内装に匹敵するほど豪華な造りが有名だ。きらびやかながらも威厳ある空間は1世紀以上にわたって多くの学者や研究者などに愛されており、まさに『ニューヨークの学問の象徴』といえる」と話している。 1911年にオープンしたこれら2室は、天井からはブロンズ製のシャンデリアが下がり、床には大理石が敷かれ、ルネサンス様式の椅子とテーブルが備え付けられている。 2014年から1500万ドル(約16億円)を投入し、シャンデリアや天井のフレスコ画を修復する大規模な工事が行われていた
ユニバーサルデザイン(UD)という概念が近年ではすっかり浸透してきている。では、アクセシビリティはどうか? ICT機器に馴染みのある人には理解が早い言葉かもしれない。 日本マイクロソフトは8日、障がいや病気による困難を抱える児童生徒の進学や就職をITで支援する団体であるDO-IT JAPANの夏季プログラムを品川本社で開催。あわせて、「UDデジタル教科書体」、音声読み上げソフトの「WordTalker」、「AccessReading(オンライン図書館)」の紹介を行った。子どもたちの体験の様子とともに取材した。 Windows 10の Fall Creators Updateに「UDデジタル教科書体」が標準搭載される。日本マイクロソフトの春日井氏は、その理由を「より読みやすい日本語環境をお届けする」ことと「日本ICT教育への貢献」と説明した。 「UDデジタル教科書体」は、学習指導要領に基づい
「ウィキペディアタウン」という街歩きイベントが全国各地で開催されている。ただ街を歩くだけでなく、集めた情報をインターネット上の無料の百科事典「ウィキペディア」を通じて発信できるところが魅力という。キーワードは「世界発信」「異世代交流」「図書館」-。どんな街歩きなのか?(原田純一) ◇ 仲間と編集作業 7月23日、京都府宇治市の中央公民館に約20人の男女が集まった。これから、地元の歴史に詳しい西田尚武さんの案内で市内の寺社や旧跡などを巡る。宇治の情報をウィキペディアで発信するイベント「オープンデータソン2017in宇治」(京都オープンデータ実践会など主催)の参加者だ。 約2時間、同市南部の白川地区を散策。その後、パソコンに向かってウィキペディアの編集を行う。この日訪れた白山神社や下居(おりい)神社などの情報をウィキペディアに書き込んだ。 ウィキペディアに下居神社の項目はなかったので、今回新た
台湾近代美術の巨匠・陳澄波の油絵「東台湾臨海道路」=福岡市博多区下川端町の福岡アジア美術館で、野田武撮影 70年前、台湾の国民党政権が住民を武力弾圧した「2・28事件」で犠牲となった台湾近代美術の巨匠・陳澄波(ちんちょうは)(1895~1947年)の風景画の油絵が山口県防府市で“発見”され、福岡アジア美術館(福岡市)で修復された。油絵は防府市の図書館の書庫で眠っていたが、専門家らの調査によって同市出身の元台湾総督の依頼で描かれた「東台湾臨海道路」と判明。防府市は、日台間で数奇な運命をたどった巨匠の作品の同市での公開を目指している。【脇山隆俊】 陳は日本統治時代の台湾中西部・嘉義市で生まれた。1924年、東京美術学校(現東京芸術大)に留学、26年の帝展(現在の日展)に台湾人洋画家として初めて入選して注目される。風景画を得意とし、台湾を中心に近代美術界で活躍。戦後は市議となったが、47年の2・
国内外の優れた児童文学作品をまとめたブックリスト「物語の森へ 児童図書館 基本蔵書目録2」を紹介する東京子ども図書館の張替恵子理事長=東京都中野区で、塩田彩撮影 「読書感想文」の宿題に苦労している子どもも多いのでは。読書感想文を、面白い本に出合うきっかけにするためには何が必要なのか。専門家にアドバイスを聞いた。 ●六つの「コツ」紹介 「『読書感想文って何を書けばいいの?』という人のために、コツをまとめました」 大阪を拠点とするFMラジオ局「FM802」でDJを務める浅井博章さん(44)が昨年7月、自身のツイッターで発信したツイートは、これまで6000回以上リツイートされた。「もっと早く知りたかった」「子どもに伝えてみます」といった反応もあった。 浅井さんのラジオ番組内では、国内の現代小説を中心に面白い本を紹介するコーナーがある。毎年夏になると、リスナーから「読書感想文を書きたくない」「どん
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東武太田駅北口の太田市美術館・図書館で、展覧会「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり〜絵本原画からそうぞうの森へ」が開かれている。現代日本を代表する作家の絵本原画などを展示。同館では、シリーズとして企画する「本と美術の展覧会」第1弾と位置づけている。 展示作品の中で目を引くのは、「ザ・キャビンカンパニー」の名称で紹介されている阿部健太朗さん(28)と吉岡紗希さん(29)夫妻の作品。ともに絵本作家で、大分県由布市で廃校となった小学校をアトリエに改装、製作活動に励んでいる。 展示作品は、平成23年ごろから2人が共同して書き始めた絵本「よるです」の原画22点。ベニヤ板にアクリル絵の具を使い、自らが考え出した特殊な手法で描き上げ、額縁も手作りした。原画にあわせ「よるです。こち こち こち こち こち こち。すうちゃんは とけいの おとで ねむれません。」などの言葉が添えられている。 吉岡さんは「夜は
「寒」をテーマにした佐賀大学芸術地域デザイン学部の学生による「寒展」が、佐賀市立図書館で開かれている。油絵やアクリル画など目から涼を感じる作品22点が並ぶ。20日まで。
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盲養護老人ホームのような施設でなく、地域で生活する高齢視覚障害者は多い。どんな思いで、どのような生活を送っているのだろうか。家族との同居や1人暮らしの視覚障害者、そしてヘルパー派遣の事業所を訪ねた。【佐木理人】 ■自宅で支えあって 地域で暮らす視覚障害者にとって、同居する家族の存在は大きい。大阪市内に住む70代の弱視女性は、80代の夫(晴眼)と2人暮らし。週2回、視覚障害者施設に通い、パソコンの操作や点字の読み書きを学んでおり「仲間からいろいろな情報をもらえるので、なくてはならない場」と話す。趣味のダンスやカラオケなどにもガイドヘルパーと出かけ、支給されている月51時間を使い切る。要介護度は「要支援2」で、介護保険を使ったのは、自宅の階段に手すりを取り付けた時ぐらい。食材や日用品の調達は生協を利用し、夫も買い出しに行ってくれる。食事の支度がしんどいと感じることはあるが、通院に付き添ってくれ
【那覇支社】那覇市で情報関連サービス業の「株式会社Nansei(ナンセイ)」を経営するのは、砂川哲男社長(65)。企業理念の中には、「先人達が築き上げた文化・歴史を新技術との融合を図り、新しい価値を創造して将来に残すことで広く社会に貢献する」と掲げる。 同社の社員数は約40人で、1級文書情報管理士など多数の有資格者を擁する。昨年は創立35年目を迎えた。最先端技術や機材を駆使し、紙資料や映像・音声・フィルムをデジタル化するなど、幅広いサービスを提供している。 現在の主な業務としては、国の沖縄振興一括交付金(ソフト事業)を活用した県立公文書館の「琉球政府文書デジタルアーカイブ」事業を行っている。復帰前の行政文書や資料、写真など16万点以上のデジタル化を進める。 「昔の本は、順番がばらばらだったり上下が逆さまだったりして、整理や撮影するのも大変な状況。それを年間200万枚ほどデジタル化する力仕事
和歌山市民会館の舞台裏で働く人を取材する小学生向けのワークショップが8月2日に開かれ、20人がキッズ記者に挑戦した。ニュース和歌山の林祐司記者と、エフエム和歌山パーソナリティの宇和千夏さんが講師を務めた。 本紙記者から基本学ぶ 子どもたちが地元の魅力を発見する「わかやまカルチャー★キッズ探偵団」の一環。まずは林記者から「『いつ』『どこで』『だれが』『なにを』『どうして』『どのように』を必ず聞きます」と取材の基本を教わり、「回答に対し、さらに質問すると記事が良くなります」とアドバイスを受けた。 質問を考え、4グループに分かれて照明室や舞台袖を回り、技術スタッフに話を聞いた。照明担当の三並史典さんにインタビューした班は「どうしてこの仕事に就きましたか?」と質問。「お芝居を見るのが好きだったからです」と答えをもらい、さらに「この仕事をしてどれくらい?」「大変だったことは?」と続け、ノートに書き取
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小山市の企業が開発、販売を始めた新しいゲーム「おけだま」の小学生による競技大会が10日、同市立中央図書館(同市城東)で開かれ、65人の児童が参加した。 楕円(だえん)形や雲形の棚を取り付けた高さ75センチの木製ポールにお手玉を投げ、置かれた位置でポイントを競うゲーム。この日は1メートル離れた場所から8個ずつ投げ、合計点を競った。年齢や障害の有無にかかわらず、誰でもできるユニバーサルゲームとして開発した同市のオプトニカ工房の岩倉茂弘社長(58)は「デジタル世代がローテク、アナログのゲームに夢中になって妙な感激だが、うれしい限り」と反響に手応え。福祉施設、高齢者施設での利用拡大を目指す考えだ。225ポイントの高得点で優勝した小学3年、伊藤綾花(あやか)さん(8)は「場所を狙って投げる面白さがある」と喜んだ。
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都留文科大学初代学長の漢学者、諸橋 轍次 ( てつじ ) 博士(1883~1982年)が、戦火を乗り越えて編さんした「大漢和辞典」を展示する企画展「戦争と平和 市民の記憶を語り伝える」が、都留市中央の市立図書館で開かれている。31日まで。 同図書館によると、諸橋博士は1928年、出版社「大修館書店」(東京都)から大漢和辞典の編さんの依頼を引き受け、執筆を始めた。その原稿を基に、41年までに鉛の活字を並べた組み版が完成。校正作業のために、全13巻、計約1万4000ページ分のゲラが3組作られた。 太平洋戦争開戦後の43年9月、第1巻が発行されたが、45年2月の空襲で大修館書店は全焼。印刷中の第2巻が焼失したほか、約100トンの組み版も鉛のために溶け落ちた。 しかし、諸橋博士を支援していた三菱グループの仲介で、ゲラ3組のうち1組が旧宝村(現在の都留市)にあった宝鉱山に疎開し、保管されていた。戦後
湯浅町湯浅の県立耐久高校(笹井晋吾校長)が、校内で保管されていた貴重な蔵書や資料を約1年をかけて整理し、約3500点に上る目録を完成させた。同校は、「稲むらの火」の故事で知られる実業家、浜口梧陵(ごりょう)らが1852(嘉永5)年に創設した稽古(けいこ)場(後に「耐久社」と命名)を起源とする伝統校。資料の大半は浜口家をはじめとする地域住民らが寄贈したもので、同校は「耐久梧陵文庫」と名付け、広く活用していく。 同校では、創設当時からの古い蔵書や資料が大量にあることが知られていたが、長年、校内の1階倉庫に眠っていた。しかし、保管状態が良くないことや津波などで逸失する恐れがあるため、学校史を刻んだ貴重な資料を整理することにし、昨年8月から作業を進めてきた。
横浜市立大学学術情報センター(金沢八景キャンパス図書館)は、8月4日(金)から9月21日(木)まで、高校生を対象に図書館内の閲覧席を自習スペースとして開放する。平日午前8時30分から午後5時まで。生徒手帳や生徒証など所属の高校が分かる証明書を持参すること。対象者は高校1年生〜3年生(地域不問)。期間中は自身の参考書などでの自習ができる。 夏休みなどの長期休暇中は、公共図書館などの自習スペースが混雑により不足しがち。高校生や保護者からの要望も多かったため、同大の新たな地域貢献事業として実施する。 期間中は休館日があるため詳細は同センターのホームページ【URL】https://opac.yokohama-cu.ac.jp/drupalで確認を。
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「千住歴史文化」を次世代へ! 千住歴史文化は、地域の資源、地域の宝です。江戸時代から連綿とした歴史と文化、伝承されてきた「ものがたり」は、地域に生まれ育つ子どもたちに、「地域の誇り」と「ふるさと」を育み、まちには観光資源として役立っています。 江戸四宿の一つとして栄えた千住町おこしの一環として遺跡の掘り起こしを行ってきましたが、それを守り次世代へ伝えていくためには、多くの伝承者となる仲間が不可欠と考え「NPO法人千住文化普及会」を2006年に設立し、千住歴史文化解説員養成講座を開講しました。この講座修了者が千住歴史文化解説員となり地元の小学校をはじめ、一般・団体の要望に応え「千住街歩きガイド」をしております。09年10月からは「千住街歩き」事業を東京都足立区観光交流協会から受託しガイドをしています。12年4月から観光案内所「千住街の駅」を受託運営。ここでも千住歴史文化解説員が活躍しています
岩手県大槌町が、東日本大震災の被災状況や復興の歩みを伝える写真、文書など計1万4000点をインターネット上に公開した。行政の震災対応を記録し、教訓の伝承や将来の備え、防災教育に生かす。 震災アーカイブのウェブサイト「つむぎ」に収録した写真は、町民や復旧・復興に携わった関係機関、民間企業などから提供を受けた。震災前の町並みや人々の日常生活、郷土芸能も紹介。災害対策本部の行政文書や広報、新聞記事も収録する。 利用者は、膨大な資料を時系列や地域別のほか「被害」「支援・ボランティア」「福祉」などテーマ別の12分類から検索、閲覧できる。サイトはパソコンやスマートフォン、タブレットに対応。町中心部に来年3月完成の復興拠点施設には、高齢者向けのタッチパネル式大型端末を設置する。今後、県や国立国会図書館の震災アーカイブとの相互リンクも構築する。 事業費約1800万円は復興交付金で賄った。当初は今年3月末の
トップ サービス ニュース お知らせ 企業情報 新聞購読 茨城新聞社 〒310-8686 茨城県水戸市笠原町978-25 茨城県開発公社ビル 電話 029-239-3001㈹ © 2014 THE IBARAKI SHIMBUN Co.,Ltd. All Rights Reserved.
新宮市が街のにぎわい復活の“切り札”と位置づけ、国史跡「新宮城跡」近くに2020年度中の完成を目指す「文化複合施設」の建設計画が揺れている。計画当初、施設の目玉とされた世界遺産・熊野速玉大社の国宝などを展示する「熊野学センター」は、財政難のため建設を延期。さらに、予定地から希少な遺跡が出土し、その扱いを巡る議論が続いている。(福永正樹) 市は当初、中心部の市民会館と丹鶴小、丹鶴幼稚園の跡地約1・2ヘクタールに、ホール棟、図書館棟、熊野学センターの建設を計画。市街地にない大型観光バスの駐車場も整備する予定だった。 しかし、11年9月の紀伊水害による財政の圧迫で、計画を一時凍結。その後、再開し、15年度に基本設計を行ったが、総事業費が市の想定を約5億円上回る約60億円となることがわかり、熊野学センターの建設を先送りした。先送りを踏まえた総事業費は55億円で、うち44億円は国の交付金や合併特例債
終戦間際、特攻隊として出撃し、戦死した旧増穂町(現富士川町)出身の当時19歳の青年がいる。青年の名前は長沢政信(ながさわまさのぶ)さん。長沢さんが残した遺書を偶然目にしたことをきっかけに身延町の音楽講師、山本晴美さん(54)が足跡をたどり、歌と映像でその生涯を伝えてきた。「万歳峠」と題して始まった歌語りは国内外へと広がり、今年5月、青年が飛び立った鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地内で開かれた公演で100回目を迎えた。【田中理知】 7月下旬、中央市立田富図書館で公演があった。山本さんは、ピアノの旋律と共に、長沢さんの少年時代、出征、入隊、特攻隊として出撃して亡くなるまでを歌った。出撃の場面で「笑って散ります、お母さんの息子ですから。さようなら」と歌声が響くと、訪れた人は涙をぬぐった。
久留米市六ツ門町の六ツ門図書館展示コーナーで、平和資料展「軍都久留米の風景とくらし」(市など主催)が開かれている。入場無料で、9月24日まで。 明治以降、同市は軍隊を誘致して発展した。会場では、連隊や師団が次々と移駐した経緯を説明している。 米国立公文書館から入手した、旧国鉄荒木駅周辺の空襲の映像…
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製本し直した「関東局警察遺芳」に目を通す浜さん。古い記念誌(手前左)の表紙には警察のマークが記されている 岡谷市の浜幹雄さん(64)が、日本が戦前に旧満州(現中国東北部)や租借地の関東州を統治するために設けた「関東局」などの行政機関に所属した警察官約5300人の写真や名簿を掲載した記念誌「関東局警察遺芳」を大切に保管している。専門家によると、旧満州や関東州の警察の活動を捉えた写真は少なく、具体像を伝える貴重なビジュアル資料。浜さんは戦争の記憶を後世に伝えていくために、図書館への寄贈などを検討している。 日本は日露戦争(1904〜05年)に勝利して遼東半島南部の旅順や大連などの関東州を租借し、南満州鉄道と付属地を譲り受けた。これらの管轄機関は関東都督府や関東庁、関東局と変遷し、いずれも警察部門が置かれた。1932(昭和7)年に満州国が建国された後の37年、関東局警務部が廃止され、多くの日本
鎌倉市と鎌倉平和推進実行委員会はこのほど、戦争体験証言DVD「広島被爆体験〜太陽が落ちた日〜」を制作し、市立小・中学校と各図書館に配架した。4作目となる今回は、広島市出身の橋爪文(ぶん)さんが自らの被爆体験を語った。40年近く「語り部」活動を続けてきた橋爪さんは「悲惨な戦争を二度と繰り返さないよう、大人から子どもまで、多くの人たちに見てほしい」と話している。 鎌倉平和推進実行委員会は公募市民により組織された団体で、2000年から、市内の小・中学生を対象に戦争体験者らによる「出前講話”平和”」を開催している。 語り部の高齢化が顕著になってきたため「このままでは貴重な証言が次世代に受け継がれない」として、13年から証言DVDの制作を開始。これまで「沖縄戦体験編」「長崎被爆体験編」「横浜大空襲体験編」を市内の小・中学校や各図書館に配架している。 14歳で被爆 今回、証言を記録した橋爪文さん(町田
三十年以上にわたり、太平洋戦争時の日本各地での空襲被害を調べてきた研究者がいる。元高校教諭の中山伊佐男さん(87)=東京都杉並区。米軍の機密資料を翻訳するなど、地道な作業を続けた結果、一九四五年七月の千葉空襲が市街地を狙った可能性のあることが分かった。「千葉でも住民を標的にした空襲があったことを知ってほしい」と話す中山さん。十九日から千葉市で開かれる集会で調査結果を発表する。 (黒籔香織) 中山さんは十五歳だった四五年八月、東京からの疎開先の富山市で米軍の空襲を受け、母親と妹を亡くし、戦争孤児となった。父親は空襲前に事故で亡くしていた。 「なぜ二人はこのような目に遭ったのか」。そんな思いから、都内の私立高校で生物を教える傍ら、八三年夏以降、国立国会図書館に通い、米国立公文書館で複製された富山空襲などの米軍機密資料を調査。富山市の空襲は、住民を狙った爆撃だったことが明らかになった。
ページが切り取られた本を手にする山口博さん。手前は閲覧禁止指定された図書の目録=2日、静岡市駿河区の県立中央図書館 元静岡県立中央図書館職員山口博さん(85)=伊豆の国市=が、同図書館の前身「葵文庫」当時からの蔵書で、戦前―戦中に閲覧禁止となった図書の目録整理を進めている。戦時下に、静岡県でも「知る権利」が制限された生々しい実態が明らかになってきた。国による思想、言論の統制に加え、山口さんは「図書館側の『忖度(そんたく)』で市民への図書の公開を過度に制限する実態もあった」と指摘している。 ■閲覧禁止目録、年内にも完成 目録は本年中の完成を目指している。明治大図書館が3月に刊行した発禁本リストの改訂版用に提供し、全国的な調査にも協力する意向だ。 葵文庫での閲覧禁止処分が判明したのは、山口さんが勤務していた1979年。蔵書整理に当たっていたところ、書庫の奥から一般の人には貸し出しも館内閲覧もで
学研グループのデジタル事業会社である株式会社ブックビヨンド(東京・品川/代表取締役社長:織田信雄)が運営する、子ども向け電子書籍読み放題サービス『学研図書ライブラリー』は、「第11回キッズデザイン賞」の『子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門』を受賞しました。 ■学研図書ライブラリーとは 学研グループが出版する電子書籍の中から、子どもの興味・関心を引き出し、知的好奇心を育む書籍を厳選して配信する電子書籍の図書館。600冊以上の電子書籍が月額500円(税別)の定額で読み放題のサービスです。 電子書籍であっても、一度に借りられる冊数が決まっているので、借りる、読む、返す、さらに新しい本を借りる、というサイクルの中で、子どもの読書習慣が身に付きます。 【学研図書ライブラリー】 https://gk-zemi.jp/service/library/ <<配信コンテンツ(抜粋)>> ■「学研図書
8月18日、東京・板橋区の本社で株主総会および取締役会を行い、平成28年度(H28.6.1~同29.5.31)決算と役員人事を確定した。総売上高は228億0600万円(前年比1.6%減)。「雑誌」が同5.2%減と落ち込んだ。返品率は計31.0%(同1.7ポイント増)。平成21年度以来、7年ぶりに30%を超えた。 その結果、営業利益は3億0400万円(同10.0%減)、経常利益1億2100万円(同20.7%減)、当期純利益1億1600万円(同23.7%減)となった。 役員人事では、山本章雄取締役が常務に昇任、江上浩執行役員が取締役に新任。取締役相談役の風間賢一郎氏と取締役の矢下晴樹氏、顧問の新谷喜代春氏が退任。風間氏は非常勤相談役に。また、仕入部長の岩﨑典彦氏が執行役員に新任した。
総務省は2017年9月から、マイナンバーカードを使ったポイント交換システム、「地域経済応援ポイント」を開始する。 本人確認の利用目的のほかに使い道がない、使い勝手が悪いなどといわれるマイナンバーカードだが、クレジットカード会社や航空会社などの民間企業が発行して、利用者が貯めたポイントを各自治体が提供するサービスや地元の美術館や博物館、特産品などのモノと交換できるようにすることで、利便性を高めると同時に、地域経済の活性化を図る。 クレジットカードの利用で貯まったポイントが使える ポイント交換システムを利用するには、マイナンバーカードの所持が必須。「マイキープラットフォーム」と呼ばれる、オンライン上のIDの管理台帳で、本人確認用の「マイキーID」を登録する必要がある。 一方、各自治体は「自治体ポイント管理クラウド」に、図書館の貸出カードや商店街のポイントサービス、スポーツ施設や美術館の会員カー
漫画好きの市民でにぎわう「合志マンガミュージアム」。収蔵されているのは全て橋本博館長(右)が長年集めたコレクションだ 熊本県合志市の旧西合志郷土資料館が「合志マンガミュージアム」に生まれ変わった。1万5千冊の漫画が自由に読めるとあって、夏休み中の子供やファンでにぎわっている。合志市とNPO法人がタッグを組み、「漫画を読み、観(み)て、学べる」施設を目指す。 (谷田智恒) 壁一面の本棚に、県産杉材でつくったキューブ型(立方体)の閲覧コーナー。ミュージアムのつくりには、遊び心が詰まっている。 「もともと漫画は、机に向かって読むものではない。キューブは座る場所によって、縁側や押し入れの中のようになったりする。好みのポジションを見つけ、思い思いに楽しんでほしい」。館長を務める橋本博氏(68)は、こう語った。 分類も工夫した。人気漫画を1960年から10年刻みでまとめて、本棚に並べている。橋本氏は「
小中学生の夏休みの自由研究をサポートする「君を助け隊」が20日、佐賀市立図書館であった。自然科学などの専門家が夏休み終了を前に、児童・生徒の研究成果に仕上げの助言をした。 「君を助け隊」は、先月30日に「ポイント編」として、自由研究のテーマ決めを支援した。
【エキスパートEye】 内閣官房の「国民保護ポータルサイト」には弾道ミサイル落下時の行動として「地面に伏せて頭部を守る」と大まじめに書かれている。上から落ちてくるミサイルにさほど有効とは思えないが、政府は度々、全国瞬時警報システム(Jアラート)を鳴らす。 今回の人工衛星の打ち上げも同様に鳴らした。政府がJアラートを発出する基準は、①ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性がある場合、②または領土・領海の上空を通過する可能性がある場合、としている。 南西諸島を通過する人工衛星は高度500キロメートル前後の宇宙を飛んでいるので正確には「領土・領海の上空」ではない。領土・領海の上空は「領空」というが、空気がある地上から100キロメートル程度までが領空なので、はるか彼方の宇宙空間を飛ぶミサイルにJアラートを出すことに意味はない。迎撃できる高度でもない。 政府は2009年3月、12年3月、同年12
博物学者のアルフレッド・ウォレス(1823~1913)について紹介する企画展「もう一人のダーウィン」が、蒲郡市立図書館で開かれている。生物の「進化論」を唱えたダーウィンと同時代を生きたウォレスの取り組みや、人柄などを解説している。27日ま...
童謡「きらきらぼし」を作詩した奈良県三郷町在住の児童文学作家、武鹿(ぶしか)悦子さんを迎えた童謡コンサートが20日、同町立図書館で開かれた。童謡を普及する活動をしている「星の会」のメンバーが、「きらきらぼし」のほか武鹿さんが作詩を手がけた「ちいさいちょうちょう」など約25曲を披露。会場では約180人が懐かしい歌に耳を傾けた。 同町の主婦、山本篤子さん(80)は「普段は忘れがちな美しくてすてきな言葉を、きれいな歌声で聞くことができ、いい時間を過ごすことができました」と話していた。 コンサートは同図書館の開館20年を記念した催し。同町の森宏範町長は「武鹿さんのようなすばらしい方が三郷にいることを知らない方もまだまだいる。三郷町を童謡の町としてどんどん広めていきたい」と話した。
福岡市早良区の市総合図書館で20日、九州豪雨の被災地、朝倉市と東峰村を支援するためのバザーや、コンサートなどのチャリティーイベントがあり、図書館の利用者ら多くの人でにぎわった=写真。 図書館の指定管理者、よかたい図書館共同事業体が主催。昨年は、熊本地震で被害を受けた図書館の本の修復費を寄付するためのイベントを計4回開いており、今年は九州豪雨の被災地を支援しようと新たなイベントを企画した。 バザーでは、県内の地元企業6社が協賛し、米や果物などの食料品や日用品など約100種類300点を販売。販売開始前から、多くの人が列をなし、商品を買い求めた。主催者の中尾正治さん(65)は、「福岡市の図書館の職員にも朝倉の杷木地域の出身者がおり、人ごとではない。売り上げを義援金として送り、朝倉市、東峰村にある図書館のために使っていただきたい」と話した。 =2017/08/21付 西日本新聞朝刊=
神戸市は、2015年度から取り組んでいる神戸市民間提案型事業促進制度のうち、「課題解決型事業」について、2017年度の提案を募集中だ。この制度は、民間事業者が、神戸市が抱える行政課題の解決につながる事業を提案し、選定された場合は、市が100万円~200万円を上限に、費用の一部を支援するほか、市の媒体を活用した事業の周知などプロモーションも支援するというもの。提案を希望する事業者は、8月31日までに所定のエントリーシートを郵送、または持参する。エントリー後、9月5日までに所定の提案書と必要に応じて参考資料などを郵送、または持参にて提出する。 神戸市民間提案型事業促進制度は、行政課題の解決につながる事業に対して費用の一部を支援する「課題解決型事業」と、民間活力の導入を検討するための調査を実施する「実現可能性調査型事業」の2種類があり、このうち課題解決型事業は、市の「神戸創生戦略」に沿った事業の
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