カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、全世界共通の人事制度を1年以内にも導入する。各国の人材情報を統一データベースに集積し、共通の評価制度のもと個人の適性や希望などをみながら国境に関わりなく異動を行う。海外出店を加速するなかで共通の人事、評価制度を明示することで全世界から優秀な人材を集めたい考えだ。 同社は12の国・地域でユニクロを展開するほか、グループの「コントワー・デ・コトニエ」「セオリー」「プリンセス タム・タム」など世界で計約2200店、パートも含めた全従業員約5万6000人を有している。 現在の人事制度は各国法人で異なり、これを日本のユニクロを中心に国内外の正社員約5600人に対して適用している人事制度に統一していく。担当部門での業績に応じて大まかに5つのランクに分けるもので、まずは国内外の正社員候補の約5000人に適用し、パート従業員への拡大も検