東京大学のチャン・チアミン特任講師と、五十嵐武夫教授らの研究チームは、自動運転車に「目」をつけることで、安全性を向上できるかという実証実験を行なった。センサーなどを形容して「目」と言っているわけではなく、見たままの「目」をつけた実験だ。この自動運転車の目が、歩行者とのコミュニケーションを向上させ、交通事故のリスクが低減するという。 ドライバーのいない自動運転車に「目」をつけることで、交通事故のリスクを低減させる実証実験 本実験「Can Eyes on a Car Reduce Traffic Accidents?」では、2つの目を付けた自動運転車を作成し、移動する様子を360度カメラで撮影。撮影した映像をVR環境で再生し、評価してもらった。本実験の参加者は、日本の18歳から50歳までの女性9名、男性9名の計18名を対象としている。 自動運転車に搭載した「目」は、直径は30センチで、黒プラス