アメリカの哲学者ノーム・チョムスキーは、著書「Manufacturing Consent: The Political Economy of the Mass Media」の中でマスメディアによる「プロパガンダモデル」を痛烈に批判し、メディアと権力の癒着や大衆支配の実態を明らかにしました。チョムスキーの考える横暴で巨大な力を持つマスメディア「マシーン」の持つ5つのフィルター(特性)を、アニメーションで分かりやすく解説するムービー「NOAM CHOMSKY - The 5 Filters of the Mass Media Machine -」が公開されています。 NOAM CHOMSKY - The 5 Filters of the Mass Media Machine - YouTube 「プロパガンダ」 北朝鮮、カザフスタン、イランのような国の情勢を伝えるときに使われてきた言葉です。
新型コロナウイルス感染拡大の抑制策「まん延防止等重点措置」、通称「まん防」の初適用から1年が経過した。直近1週間の人口10万人当たりの感染者数が東京や大阪に次いで多い時期があったにもかかわらず、絶対 ... 記事全文を読む
最近ローンを申請して落ち「なんだよ」と不貞腐れていたのですが、改めて誰にお金を貸して誰に貸さないかを決めているのが信用だとすると大変興味深いと思いました。一体何を持ってこの人は大丈夫きっと将来的にお金を返してくれると思うのか。 そもそも私たちの生活の基盤となっている国というのが共同幻想によって、つまり「確かなものがある」とお互いが信用しあうことによって成立しています。例えば私が赤信号で渡ることはルール違反です。ルールを破れば司法が裁きます。逃げれば身柄を拘束されます。その強制力を行使するのは警察力があるからです。またその警察が強制力を行使することを許容しているのはそういうルールで運営されていると市民が合意しているからです。それほど発展していない国で警察に十分な給与を提供できない国では抜け道がいくらでもあることは海外在住者はよく知っています。急に止められてなんで通してくれないないんだろうと悩
昨日はセルフコーチングから素直さの重要さの話をしました。ではそれほど重要なのになぜ人は素直になれないのか。それを分析してみたいと思います。素直になれない背景には思いつく限り以下のものがあります。 ・頑固さなど性格によるもの ・成功体験があるもの ・加齢 ・自己肯定感が足りない 頑固さは意見の受け入れにくさが違うだけでたいした問題ではないと考えています。成功体験があることは新しい環境に挑戦し続けることで防げると思います。加齢はもうしょうがないです。なんとか若い人と会う時間を作ってだめだしをしてもらうぐらいでしょうか。多くの人にとっての問題は「素直になれるほど自己肯定感がない」だろうと思います。 ではなぜ自己肯定感がないと素直になれないのでしょうか?素直になるということはあるがままの自分を認めるということであり、また自分が認識する自分と他者から見た自分が比べられた時、後者を受け入れるということ
黒田日本銀行総裁の報酬は果たして適切なのでしょうか。3500万円は庶民と比べてもらいすぎだという声がある中、最後通牒ゲームを思い出します。二者間で行うゲームです。ある金額(例えば10万円)の中の配分比率をAが決めて提案をし、Bが提案を受け入れれば両者共にお金がもらえ、拒否すれば両者共にもらえないというシンプルなものです。合理的に考えるとAが何を提案してもBは受けた方が得になります。なぜならば拒否すればお金がもらえず、受け入れれば一円でももらえるのでもらった方が得だからです。 ところが、人間は面白いもので例えばAが9万9500円でBが500円のような提案をされるとBはそれを拒否したりします。個人の利得の最大化ではなく、もっと別の何か(プライドや平等や嫉妬など)も影響して人は意思決定しているということの一つの証左ではないかと思います。 私たちの生活に大きく影響を与えるようなポジションの人間の報
「本書は21世紀の必読書である。」――佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦! 問題は、カルト宗教やテロ集団だけではない。自己愛と孤独の現代、マインド・コントロールの罠に落ちる人は、ますます増えるだろう。 古くから暗示や催眠術として存在したマインド・コントロール。その後、心理療法として発展し、ソ連やアメリカにおいては、行動を直接コントロールする「洗脳」技術が国家レベルで研究された。現代ではあらゆる組織、家庭の中ですら、技術の応用が見られる。 心の崩壊と戦う現役の精神科医が、マインド・コントロールする側の特性、されやすい人のタイプ、その歴史、原理と応用など、「騙されたと気付かれずに騙す技術」のすべてを解説する。 2012年に刊行され、各界で話題になったロングセラー、待望の新書化! 第一章 なぜ彼らはテロリストになったのか 第二章 マインド・コントロールは、なぜ可能なのか 第三章 なぜ、あな
私は社会福祉学のマクロ(政策)を中心に研究しています。研究には行動経済学、医療経済学、公衆衛生・疫学、データサイエンス、社会保障などのさまざまな専門知が必要です。本稿では、DVや児童虐待によりPTSD(心的外傷後ストレス障害)被害を受けた人に対して寄り添う支援とはどういうことか、マクロ政策の視点から説明します。 児童虐待やDVの被害によりPTSDになる人もいます。PTSDとは、強烈なショック体験や強い精神的ストレスが心のダメージとなり、時間が経ってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。 PTSDからの回復にはどのようなものが有効なのでしょうか? 社会的コストの手法の1つとして費用対効果分析というのがあります。イギリスの研究者Ifigeneia Mavranezouli氏の研究結果を紹介します。 成人期の患者のPTSDの回復において最も費用対効果が高かったのは「EMDR」(適応的
「観察」考3。 塾の子どもらを海に連れて行くと、そのうちの一人が「何にもないやん!コンビニは?ゲームセンターは?」そんなもんない、海で遊べばいいやん、と言うとガックリ肩を落とし、持参の携帯ゲームやマンガを読んで過ごした。他の子どもらは「エビが!魚が!」と大騒ぎしてるのに。 その男の子の父親は自動車からテレビを出し、クルマに備え付けの冷蔵庫から冷えたビールを取り出し、家の空間さながらの楽しみを始めた。父親によると「小さな頃から子どもを自然の中に連れ出した」という。ボーイスカウト歴は子どもと一緒に10年にもなるという。 しかし、同じくらいボーイスカウト歴がある別の子どもは海辺で遊びまくり、キャンプファイアーの準備に薪を集めたりなど、自然の中の遊びを満喫してるのに、その父親の息子は自然と戯れるどころか「何もない」と言って、ゲームをやる有り様。不思議に思って父親の話を聞いてみた。 すると、どうやら
「経営者は孤独である」とよく耳にします。ビジネスは判断の連続ですが、経営者が判断するのは会社の業績を左右する事項ばかりです。 日々重要な判断や指示を行う経営者・経営陣の精神は常に張り詰めています。この経営者のメンタルに寄り添い、さらに意思決定を盤石に導く存在として相談役(コーチ)を取り入れるという選択肢を取る人もいるようです。 今回は孤軍奮闘する経営者が相談役(コーチ)を持つことのメリットや注意点、コンサルタントとの違いについて解説します。「経営者として、もう一段強い“芯”が欲しい」と思われている方や、「具体的にどんなメリットがあるか分からない」という方は、参考にしてみてください。 中小企業経営者こそ相談役を グローバル化や技術革新による環境変化だけでなく、昨今はコロナ禍の影響によってビジネスシーンの変化は加速しています。中小企業においても、既存事業の延長線上では考えられなかった課題が増え
こじれた人間関係は愛情や努力では変わらない あなたは、人間関係で何か問題が生じたとき「自分の努力が足りないから、うまくいかないのだ」「私が愛情をもって接したら、相手は変わるはず」と思ってはいませんか? あるいは、人間関係の悩みを誰かに相談したら、「相手を変えたければ、まず自分が変わりなさい」と言われたことはありませんか? しかし、こじれた人間関係は、「愛情」や「努力」でどうにかなるものではありません。努力や愛で相手が変わると考えるのは、新たな苦しみを生むだけです。 たとえそれが家族であっても、同じです。 私は福井県の永平寺で僧侶として20年近くを過ごした後、縁あって青森県にある霊場、恐山の院代(住職代理)となり10年以上が経ちました。その間、生きづらさや苦しさを感じているという、たくさんの方々とお会いしてきました。 皆さんのお話を伺う中で、仏教の考え方がさまざまな問題の解決の糸口、生きるた
2018年6月1日に株式会社メルペイに入社して、4年が過ぎました。入社当時は、定年が60歳と聞いていたので、1年半の勤務だと思っていましたが、実際の定年は65歳であり定年まであと2年半です。 ソフトウェアエンジニアにとって重要な能力と(私は考えるが)、身に付けるのが難しいのが現実だと、この4年間で再認識したのは次の三つです。 開発の最初にAPI仕様をきちんと書けるソフトウェアエンジニアは少ない テストファースト開発を行っているソフトウェアエンジニアは少ないか、いない Tech Blogなどの執筆で、読み手を意識して、分かりやすい文章を書く、ソフトウェアエンジニアは少ない API仕様については、このブログでも何度か書いています(「API仕様を書く」)。テストファースト開発についても、「テストファースト開発」を書いています。分かりやすい文章については何も書いていないですが、「伝わる技術文書の書
私は高校入試で、数学以外の科目は 80~90点台でしたが、数学だけ55点でした……(合格者平均は約70点)。しかし試行錯誤の結果、定期テストで平均より少し上となり、評定平均4、模試偏差値65くらいを取れるようになりました。その方法について紹介します。(高校生記者・みかみ=3月卒業) なぜ苦手か分析してみたら 数学が苦手だった原因を分析してみました。「解けない問題の解答を丸暗記しようとしていたこと」「解答用紙やノートがうまく使えないこと」「暗記するなという言葉を曲解し、復習せず思考停止していたこと」とわかりました。そこで、主に次の4つの方法を実践してみました。 【1】自分の言葉に変えてみる まず、私には数学特有の言い回しが難しかったので、問われた内容を自分の言葉に変えて、問題集に解答の流れを書き込みました。そしてセルフレクチャーという方法で、問題を見て瞬時に答えが導き出せるようにしました。
意味のないものにも意味はある NHK「おはよう日本」(9月2日放送)で養老孟司さんのインタビューが放送された。著書『遺言。』を題材に、現代社会の抱える問題を語ってもらう、という趣向で、養老さんは次のようなことを語っていた。 「現代の人は意識(アタマ)がすべてだと思っているが、そうではない。感覚(カラダ、五感で感じるもの)が大切だということを忘れてしまうとおかしなことになる」 例として挙げたのが、『遺言。』でも扱った相模原市の障害者施設で起きた19人殺害事件の犯人だ。意識(アタマ)だけが先行してしまうと、意味のあるものにのみ価値を置くことになってしまう、そしていつの間にか、自分にとって意味がないと思えるものの存在が許せなくなる。あの犯人はそういう人間だったのだろう、というのが養老さんの見方だ。 「障害があって動けない人たちの生存に、どういう意味があるのか、そう犯人は問うた。 その裏には、すべ
社会が狭くなっている。息苦しく、剣呑で、逃げ場もない。そんな閉塞感のなか、コロナ後の生き方を模索するサラリーマンらに対して、解剖学者の養老孟司氏(84)は新著「ヒトの壁」(新潮新書)でこう喝破する。 《今は人間関係ばかり。相手の顔色をうかがいすぎていないか》 ベス… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り2,680文字/全文2,820文字) ログインして読む 【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】 初回登録は初月110円でお試しいただけます。
自由とは何かを考える時、責任について考えることは避けられません。責任の定義を調べると 「その行為ならびに行為の結果に関して、法的または道徳的な責任が行為者に帰せられる」 という文言が出てきます。個人の自由な判断、行動に対して生じた結果を個人に帰属させるということです。 私たちの社会は個人には自由な意志があり、その結果生じたことは個人が責任を負うという前提で作られています。その場合意思決定と責任アウシュヴィッツの所長であったアイヒマンの裁判を見たハンナアレントは、ひたすらに私は命令されたことを行いましたと繰り返す様子を見て「凡庸の悪」と名づけました。意思決定から逃れ自由を放棄し、ただ命令に従うことが20世紀最大の罪を犯したのだと解釈しました。 我が国は数十年前に全体主義に染まりました。当時のイギリスの諜報部隊が大変興味深い分析をしています。 「日本は全体として規律を持って戦っている。しかし驚
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